YACさがみはら分団 2014年11月 活動報告
11月例会: |
『城ヶ島の地層見学会』 |
日 時: |
2014年11月16日 |
場 所: |
神奈川県三浦市城ヶ島 |
参 加 者: |
団員10名、保護者および家族15名、リーダー4名 合計29名 |
参加者はJR横浜駅に集合、そこで今日の講師の内野リーダーと合流し、揃って京浜急行で三崎口に10時前に到着、バスで城ヶ島に行きました。この日は風もなく、暖かくて絶好の観察日和でした。終点でバスを降り、早速内野リーダーから今日の地層観察について地層を知る上で必要な言葉など、いろいろの説明を聞きました。
この城ヶ島は地層を観察する上で有名な場所とのことで、この日も大勢の学生が勉強に来ていました。バスを降りてすぐの海岸近くに、黒や白のひだのある岩が重なっているところがありました。マグマが冷えて出来た火成岩ですが、その色が違うのは何故か、又、ひだになって層が積み重なっているのは何故か、など子供にも分かりやすい説明をしてくれました。又面白いものとして二枚貝が岩の穴に入って、大きくなったために出られなくなったものも見せてくれました。
しばらく説明を聞いたのち、城ヶ島灯台の方に歩いて行きましたが、その近くに、海岸の方を見ると地層がゆがんでいるところ(褶曲と言います)を一望できるところがありました。くぼむように褶曲していると石油がたまることがあるそうですが、日本では見つからないそうです。そこでお昼近くなったので、持参したお弁当を開きました。空には沢山のトンビが飛んでいて、用心しないとお弁当を狙われるそうです。このお弁当を食べたところにも白い岩が炎のような模様になって灰色の岩にもぐり込んでいるものもありました。
お昼を食べた後は海岸沿いに歩いて、馬の背洞門までゆき、皆で記念写真を撮ってから、城ヶ島公園に登りました。この公園は海岸から30メートルくらいの高さの高台にありますが、何千年も前に隆起して出来たとのことです。また、今歩いてきた海岸の岩も1923年の関東大震災の時に約1.5メートル隆起して現れたものだそうです。途中には海鵜のいる崖もありました。いろいろなものを見たり、お話を聞いたりして帰りのバス停まで戻りましたが、待っている人が大勢いて乗れなくて、反対の方向バスに乗って終点まで行き、そこから全員無事に乗ることが出来ました。帰りのバスも電車も順調で、5時過ぎに横浜駅に着き、説明して頂いた内野リーダーに皆でお礼を言って、解散しました。
【城ヶ島地層見学の感想】
今日の例会については、後日沢山の団員や保護者の方から感想を寄せて頂きました。
中には当日所用で参加できなくて、後で資料を送ってあげたら、わざわざ同じコースを歩いて感動した方もいました。
◎ とてもよかったです。家を出てから帰る時間もちょうどよい。電車での移動時間もこれくらいが適当な範囲でしょうか。先生の説明も長すぎずわかりやすく、とても面白かった。歩く距離もちょうどよかったです。
トイレ休憩も考慮されており、バス満員時の対応もいい感じでした。
来年もこのような企画をとても楽しみにしています。ありがとうございました。
◎ 私も城ケ島は昔よくいきましたが、地層という視点から考えてみたことはなく、今回の講義を通して知る城ケ島は初めてのことばかりでした。
大学生の皆さんと同じような講義を、子供たちにもわかりやすい言葉で、しかも体験しながら学ぶことができたことは、子供たちにとって、貴重な機会だったと思います。
地層と一言でいっても、地層を読み解くための知識が多岐にわたることに改めて驚きました。
姉は今回の勉強会に参加できなかったことをとても残念がっておりました。
今回参加できなかった家族には私が学んだことを伝える約束だったのですが、リーダーのお話のほとんどは伝えられずじまいでした。少し距離が遠いですが、また機会があれば例会でお願いしたいと思います。
また生田緑地の観察会に行けなかったことが残念だったのですが、また機会を設けていただけたら幸いです。
生田の際に学んでいれば、今回の例会ではより理解が深まったのではないかと感じております。
◎ 単純によい景色だなと感じていただけのものが、内野リーダーのお話を聞き、地震や噴火などの様々な働きによって作り出されたものだとわかりました。グランドキャニオンもそういった力が作り出したということに驚きました。
◎ 貴重な体験をありがとうございます。内野リーダーが解説してくださったお陰で、地層の面白さを味わうことが出来ました。昨年に続き、良い企画をありがとうございます。来年も楽しみにしています。
何層にも重なっている地層を見て、こんなに何回もいろいろなものが積もったんだなということをすごく感じました。ありがとうございます。
◎ 未就学児を連れての慌ただしい参加でしたが、大変 充実した日となりました。
起伏のある道と聞いていたので、下の子が最後まで歩けるのか心配していましたが、三宅リーダーに時折助けて頂き、本当に助かりました。ありがとうございました。
内容的にはうちの子供には難しかったのかなと思いますが、何となく何かを感じて残るものがあればいいのかなと思っています。
◎ 地学のガイドブックを図書館より借りることが出来、一夜付けの地質学者となり昨日、11/23 早速、城ケ島に、家族4人で出かけました。
菜央は小5で、学校でちょうど地層の勉強をしているタイミングでもあり、教科書や、本、博物館では見られない、本物に触れることができました。菜央は、「ここはこんなに歩いても全然疲れない」と言っていました。
私も同感で、城ケ島の地層が見える海岸は、とても強いエネルギースポットだと感じました。子供にとって、地層をどれほど感じているかはわかりませんが、私や妻にとって、大地が歴史とつながったような、貴重な体験になったと考えます。送っていただいた資料は、前回見ていない場所も多く、菜央が「また行ってみたい」と言っています。