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YACさがみはら分団 2013年11月 活動報告

11月例会: 『地層の観察と化石探し』
日   時: 2013年11月17日(日)午前9時30分〜午後4時
場   所: 川崎市生田緑地枡形山と狛江市多摩川河原
参 加 者: 団員30名、団員家族・その他28名、リーダー5名 合計63名

 9時半に小田急向ヶ丘遊園駅南口に集合。今日案内して頂く内野さん(元川崎分団長で現在は相模原分団の嘱託リーダー)とお手伝いして下さる内野温子さん、今日から新しく参加した2名の団員などを紹介したのち、徒歩で生田緑地のビジターセンターに向かいました。10分くらいで到着して、そこで今日の行動の予定や地層観察の予備知識などの説明を受けました。
 ビジターセンターから枡形山の頂上まで歩いて登る道の横壁には地層が分かる露頭があり、内野さんが6カ所の観察地点を選んで詳しい地図を用意してありました。それに団員たちが気づいたことを書き込むようにしてありました。それぞれの観察地点に来ると団員の子供たちによく分かるように前に来てもらって、地層を作っている礫、砂、火山灰などの区別や、その層の傾きからどちらの方角が新しい地層か、などを教えて頂きました。枡形山の頂上が5番目の観察地点で、そこには4階建ての展望台があり、最上階まで登ってこの辺の地形について説明を受けました。枡形山の山頂からはV字型に削られた谷に沿って下りましたが、このような地形が出来たわけなども解説してもらいました。
 いったん向ヶ丘遊園の駅まで戻ってから電車で多摩川を渡って和泉多摩川駅まで行き、河原の芝生広場でお弁当を食べました。ここには昭和49年(1974)の大雨の時に多摩川の水が増水して急流が土手を削り、沢山の家が流されたことを示す記念碑がありました。
昼食後は河原に出て化石探しをしました。今から何千万年も前の時代、このあたりは海だったので、その頃生きていた貝類などがあるのです。このあたりのことをよく知っている内野さんから化石がよく見つかる場所を教えて頂いて、長靴を履いて浅瀬を渡って川底がむき出しになっているところに行って化石探しを始めました。川底は思ったよりも柔らかく、ドライバーと金槌で簡単に掘れました。すぐに何人かの子供が化石らしいものを見つけました。この場所の特徴的な貝の化石は、今は絶滅した「オオツカユキノシタ」と言う2枚貝で、口を閉じている状態で見つかるので生きていたことを示すとのことでした。又小さな巻き貝やキララガイの仲間なども見つけました。たぶん多くの子供たちがなにかの化石を見つけたようでした。4時頃和泉多摩川の駅に戻って解散しました。

 

 



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