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YACさがみはら分団 2013年5月 活動報告

5月例会: 『凧作りと凧揚げ』
日   時: 2013年5月19日(日)午前9時〜午後4時
場   所: 相模原市自然の村・ビレッジ若あゆ および 自然の村公園 
参 加 者: 団員35名、団員家族24名、リーダー8名、大凧保存会会員16名 合計83名

 午前9時には多くのリーダーと一部の団員が集合、早速会場の準備を始めました。そのうちに他の団員と今日凧作りを指導して下さる大凧保存会の方々16名も集合して若あゆの担当職員による入村式ののち、例会を始めました。
 相模原市には伝統的な相模の大凧(8間四方の大凧)があり、毎年5月のこどもの日に相模川の河原で揚げています。この凧作りの伝統を守っている大凧保存会があり、その会の方たちが大凧の製作方法を子供たちに合わせて小型にしたものの作り方を教えてくれました。小学生の子供たちは45センチ四方の凧、リーダーとサブリーダーたちは90センチ四方の凧作りに挑戦しました。

 団員たちには凧に描く絵や文字を考えてくるように言ってありました。最初40分間くらいかかって、思い思いに渡された紙に文字や絵を描いて時間内にきれいに仕上げました。中には渦巻き銀河の絵や動物のタコやダイオウイカの絵もあり、ネコの絵もありました。絵が出来上がってからいよいよ凧作りです。まず紙を裏返して両端と上下に細い竹をおいて四方を糸で結びます。次に縦と横の中央に1本ずつの細い竹をおいて交点を糸で結びます。さらに四隅から対角線に2本の長い細い竹を置いて交差するところを糸で結んでゆきました。そして左右と上下の紙の端を折り返して竹にのり付けし、次に小さい四角い和紙をいくつかの交差点に糊で貼り付けて補強しました。最後に上と下の竹をそれぞれ糸で引っ張って凧全体を丸く曲げて本体の完成です。これに飛ばすときに必要な尾と道糸と引き綱をつけて完成しました。この間、16人の保存会の方が熱心に指導してくれました。

 リーダーとサブリーダーは90センチ四方の紙に縦横9本ずつの細い竹をおいて81カ所を糸で結んでから4カ所の角から長い竹と、中央に四角になるように補強の竹を入れました。この紙は実際の8間凧を作るときの紙で丈夫な和紙でした。これにあらかじめリーダーが「イカロス」の字を書いておきました。こちらも最後に上下の竹を曲げて糸を張り、14本の道糸と長さ7メートルの3本の荒縄の尾を取り付けて完成しました。

 「イカロス」は太陽の光を受けて航行する宇宙ヨットの名前で、惑星探査機「あかつき」の打ち上げの時に一緒に打ち上げられ、現在試験航行中のものです。松竹という映画会社が「はやぶさ」の映画を作ったとき、相模原分団の凧揚げを物語の一部に入れたいと言って、連絡があったことから文字に入れることにしたものです。

 昼食ののちは凧揚げです。はじめは施設内の芝生広場で思い思いに揚げていましたが、風の向きが一様でなく、みんな苦労していました。そこで少し離れた自然の村公園に移動して、揚げることにしました。この日は風に強弱があって一様でなく、苦労しましたが、みんな楽しく揚げることが出来ました。90センチの中凧も何度か揚げる挑戦をしましたが、少し上がったところでバランスを崩して回って落ち、中々高く上げることは出来ませんでした。1時間くらいみんなでこのように楽しく凧揚げをしてビレッジに帰り、閉村式ののち大凧保存会の方にお礼を言って、今日の例会を終わりました。



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