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YACさがみはら分団 2013年4月 活動報告

4月例会: 『電気と磁気の実験』
日   時: 2013年4月21日 13:00-16:30
場   所: 相模原市 総合学習センター
参 加 者: 団員36名、団員家族31名、見学7名、リーダーおよびサブリーダー12名  合計 83名


 今日の例会は電気や磁気に関するお話と実験です。まずリーダーが普通の棒磁石や馬蹄形磁石を見せて、これは永久磁石でN極とS極があること、同じN極とN極またはS極とS極は離れようとするが、反対の極であるN極とS極はお互いに引っ張り合うことを示しました。また方位磁石のN極は北を指し、反対のS極は南を指すことを説明し、棒磁石でも水に浮かべると同じように南北を指すことも教えました。次に鉄の芯に銅線を巻いたコイルに電池から電流を流すと鉄芯の一方がN極になり、反対側がS極になることを実験して見せました。電池から流れる電流は直流ですが、家庭のコンセントから流れる電流は交流で、一秒間に100回流れる方向が変わります。直径30センチくらいの大きなコイルを机の上に置き、この中に小さなネオジム磁石をおいてコイルに電圧を落とした交流の電気を流すと、磁石がぴょんぴょん跳ねました。これはコイルが磁石になるときにN-S、S-Nと上下の方向に1秒間に100回変化するためです。このような実験でコイルに電流を流すと磁石の性質を持つようになることを勉強しました。この他にも普通は磁力を帯びないアルミニウムのパイプの中を小さいネオジム磁石を落としたときに、落ちるのにとても時間がかかることなどの実験もして見せました。このあと、団員みんなもアルミニウムのパイプの中をゆっくりネオジム磁石が落ちていく現象を楽しみました。

  次は工作で、鉄の釘に細い銅線を巻いて電磁石を作り、巻き方で磁力がどう変わるかの実験と、作った電磁石の磁力の強さを競争する実験をしました。直径0.3ミリ長さ10メートルのエナメル線を直径3ミリの釘にストローをかぶせて巻きました。ストローをかぶせたのは、出来上がったあとで鉄以外のアルミニウムや銅の芯に入れ替えて磁力がどうなるかを調べるためです。細いエナメル線を釘の周りに何百回も巻くのは大変なことで、すぐによじれたり、絡まったりしますが、リーダーがどうしたら絡まったりよじれないで巻くことが出来るかを教えました。その方法はエナメル線を手で持って釘の周りに回して巻くのではなく、巻かれる方、つまり釘の方を回して巻くと言うことでした。1時間以上かかって、みんな一生懸命巻きました。中々最後まで巻くのは大変でしたが、中には900回以上巻いて10メートル全部を巻いた団員が何人もいました。また比較のために0.9ミリの銅線1.3メ−トル(小さい子供は0.8ミリの銅線1.6メートル)も巻きました。
 最後にこうして出来上がった電磁石に単3の乾電池を一本つないで文房具のクリップを何本持ち上げることが出来るか、の競争をしました。成績は次の通りでした。
1位:鈴木優介くん(小6)32本
2位:小田島夏帆さん(小4)と横山瑛人くん(小6)28本
3位:服部育斗くん(小6)24本
4位:守谷勇志くん(中1)と渡辺遼太くん(小6)23本

 このあとエナメル線、クリップおよびネオジム磁石を使ったクリップモーターを作る予定でしたが、時間切れとなって作り方の説明をして、みんなうちに帰ってから作って貰うことにして解散しました。

 また、昨年の分団活動で良く参加した岡崎仁志くん、鳴嶋木香さん、鳴嶋のどかさん、細谷優貴くんの4名に精勤賞をあげて表彰しました。



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