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YACさがみはら分団 2012年5月 活動報告

5月例会: 「振り子の実験」
日   時: 5月20日(日)午後1時〜5時
場   所: 相模原市立青少年学習センター
参 加 者: 団員25名、団員家族:14名、リーダー8名、見学3名 合計50名

 
今月の例会は振り子についての実験でしたが、三宅(俊)リーダーが手作りした装置を使って、目で見て大変楽しい例会になりました。

【1時限目】
 はじめに振り子の基礎を学びました。昔のように振り子時計をあまり見かけなくなったので、代わりにメトロノームを使って振り子は1回往復する時間(これを周期と言います)が正確に同じであることを見て貰いました。また、重りの上げ下げで周期が替わることも教えました。次に糸で吊したボールを使って、糸が長いと動きが遅くなり、短いと早くなることや、軽いボールと、重たい鉄の玉を同じ長さの糸で吊して、動きが同じになることなども学びました。
 振り子が動いている面が現在の地面に対してでなく、宇宙の中で同じ方向を向いて動いていることを説明したフーコーの振り子と言う振り子があります。長い糸で重たい重りを吊してゆっくり動いている振り子を博物館などで見かけます。長い時間止まらずに動いていて、時間がたつと振れている方向が少しずつ変化してきます。これは地球が自転しているためで、振り子の振れている方向は宇宙の中で一定の方向を向いています。これを簡単な回転台を使って見せようとしましたが、つり下げ部分の少しの乱れなどが影響して、うまく実験できませんでした。これは博物館などに行ったときに見るように指導しました。

【2時限目】
 この時限では発展型の振り子として「Y」字型の2重振り子(Yの字の上の方は横には動かない)を使ってX軸とY軸が違う周期で動くようにして、下に吊した容器から食塩を黒い紙に少しづつ落として図形を書いて見せました。リサージュ図形と言われる図形です。はじめにどんな図形が書けるかをみんなに想像して貰いましたが、結果はあまり当たりませんでした。しかし大変すばらしい規則的な図形が書けて感心しました。

Y型振り子リサージュ図形

【3時限目】
 最後は2重振り子の工作でした。この工作では2枚の平行な板の上下に穴を開けて第一の振り子を作り、下の穴に通した棒にもう一枚の板をつけて第2の振り子を作って2重の振り子にするものです。このようにして違う周期の2重振り子や3重振り子とを作りました。この振り子はどんな風に動くか、全く予想がつきませんでした。しかし実際には思いがけないような面白い動きをしました。
 また、5色のカラ−ボールを50分の一宛長さを変えた糸で吊した装置を見せて貰いました。このボールを一斉に動かすと最初は同じように動いていたのが早さが違うために動きがばらばらになったと思うと同じ色のボールが同じ動きをしたり、大変楽しい動きになりました。2重振り子と、この沢山の振り子の動きはビデオカメラで撮影して、プロジェクターで映してみんなで楽しみました。

50分の1づつ長さが違う糸で吊した多数のカラーボ−ルの動き
  
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