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4月例会: | 「日食の勉強と水素ロケット」 |
日 時: | 2012年4月15日 午後1時〜午後5時 |
場 所: | 相模原市立青少年学習センター |
参 加 者: | 団員35名、リーダー7名、団員家族31名、見学3名 合計76名 |
【第一部:日食の勉強】
Aグループ(小学校4年生以下、三宅(俊)リーダー指導)
5月21日におきる金環日食について勉強しました。2012年金冠日食観測学習連絡会の資料をもとに月と太陽の見かけの大きさと距離に関係、皆既食や金環食が起こる条件の勉強をしました。そして直接目で見ると目を痛めて大変危険なので、安全に観測する観測方法の勉強をしました。また、日食と同じようにふたつの天体が重なるときに食や通過があることを説明し、6月の月食と金星の日面経過、7月の木星食、8月には金星食があることなど天文現象の観測について説明をしました。
Bグループ(小学校5年生以上、長谷川リーダー指導)
「日食がおこる仕組みを考えてみよう」をテーマとして、以下のように4項目を取り上げて勉強しました。
[1]「金環食や皆既食がおこる理由」
25年前に沖縄で観測した金環食の写真を示したのち、このような金環食が起こるのは太陽と地球間の距離の変化(3%)よりも月と地球間の変化(11%)が大きいために起こるので、太陽と月の見かけの大きさの変化の写真を見せて説明しましました。次いで、黄道上の太陽、白道上の月の動く早さを団員が各自に算出し、1日につき太陽は約1°、月は約13°東進し、月の方が約12°も速い事を求めました。
[2]「新月ごとに日食とならない理由」
地球の軌道面(黄道)と月の軌道面(白道)が5.1°傾いているためで、食は二つの面の交線上に3天体が並んだ時におこることと、この交線の向きは18.6年周期で酉に廻っているという事を2枚の厚紙に描いた軌道面で示しました。そして太陽はこれらの交点と交点間を1食年/2(約173日)で移動し、月は新月を1朔望月(約29.5日)で繰り返していることを教えました。
[3]「天球上で日食を説明する」
太陽が黄道と白道の交点付近にある時、新月が西から太陽を追い越す場合に日食がおこる訳で、この時、太陽が交点より18.5°以内にあれば部分食などになる可能性が、11.8°以内なら中心食(皆既食、金環食)になる可能性があることを説明し、これらの条件から「1年間の日食の回数」は最少で中心食が2回、最多で部分食などが5回と導き出されることを話しました。
[4][次回の日食]
6朔望月である177日後(11月14日)に皆既食がおこると推論されることを教えました。最後に、以前に写した部分食のピンホールの写真を用いて、その像は上下・左右が逆になる事も説明しました。
Aグループ | Bグループ |
【第2部:水素ロケットの製作と発射】(育成会、山崎敏さん指導)
ロケットの製作:
内容5ミリリットルくらいの小さいカップゼリーの容器にゴム製の指サックをかぶせ、テープで固定して小さいロケットを作り、名前などを書き込んでおきました。
ロケットの発射台の製作:
直径6センチ、高さ3センチくらいのプラスチック容器の底に5ミリの穴を2カ所に開けてステンレスのボルト(太さ5ミリ、長さ20ミリ)を通してナットで止めます。別にチャッカマンを改造してライターの部品を取り除いて、圧電素子だけを利用して引き金を引くと導線の先端でスパークが飛ぶようにしておきます。ロケット本体にクエン酸を溶かした水を入れて発射台をかぶせ、逆さまにひっくり返してトレイに置き、乾電池8本をつないだ電源を2本のボルトにつないで水を電気分解します。容器の半分くらいに気体(水素と酸素)が貯まったところで電源を外し、カウントダウンしてチャッカマンの引き金を強く引くと、「ポン!」と言う音とともにロケットは勢いよく飛び上がり、天井まで飛びます。
水が電池の電気の力で水素と酸素になることや、それに電気をスパークさせて火をつけると勢いよく爆発して飛ぶことを体験しました。
最後に、松田慧一くん、今 岳之くんの精勤賞の表彰をして今日の例会を終わりました。
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