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YACさがみはら分団 2009年10月 活動報告

10月例会: 『何だろう・何故だろう』
日   時: 10月18日(日) 午前9時〜12時
場   所: 橋本公民館中会議室 および 橋本図書館
参 加 者: 団員16名(体験入団者1名)、リーダー4名、団員家族11名 合計31名



 今月の例会は昨年から実施している【何だろう、何故だろう】例会です。今日の例会のために日ごろ「これは何だろう?」「これは何故だろう?」と思っていることを団員の子どもたちにメールで送ってもらいました。
 メールで寄せられた疑問は全部で14問ありました。例会の日に書いて出してもらった「?」が13問あり、子供たちの疑問は全部で27問になりました。



【子供たちの疑問】
(1) 宇宙の始まりのこと どうして何もないところで爆発したの?
宇宙が出来る前はどうなっていたのか? 今、宇宙・地球がある場所には何があったのか?
どうして何もないところから宇宙ができたのか?
宇宙は最初はどうやって出来たの?
宇宙が出来て100億年ってどうして分かるの?
宇宙はどうして出来たの? 銀河はどうして出来たの?
(2) 恒星が光るわけなど 太陽ってどうして燃えているんだろう
星ってどうして光っているんだろ
なぜ星によって重力が違うの?
どうして地球に引力があるのか?
宇宙はどうして真空なのか?
引力はどうやって出来るの?
(3) 星座はどのようにして作られたか 星座は何で色々あるの?
(4) 惑星や衛星はどのようにして出来たのか 木星周辺を周回する衛星(地球で言う月)が4つあることについての疑問
月に水はあるのか、月とはそもそもどのように生まれたのか
火星には人が住めるのですか!
氷でできた冥王星の中心はどうなってるのですか?
最初地球は原始惑星で出来たけど、その隕石はどこから飛んできたの?
地球はどうやって回転しているのか(自転)
なぜ惑星はいっぱいあるのか?
(5) 日食の時の月の影は地上にどう映るのか 日食の時に地球に写る月の影の動きと、各地での太陽の見え方の関係。皆既帯との位置関係から、どうやって太陽がかけるのかを予測したい。
月食はどうやって出来るの?
日食はどうやって出来るの?
(6) インターネット関係 インターネットはどうやって大量の情報を高速で送っているの?
(7) 気象 雲ってどうしてしろいんだろ
(8) インフルエンザ インフルエンザの型って何であるの?
(9) 発電について なぜ酸素と水素で電気が出来るのか?


【疑問点の調べ】
 リーダーから、この中のたとえば「(1)宇宙の始まり」のことなどは、調べてもはっきりしたことは分からないので、調べることから外すことにしました。
 こうして残った(2)〜(9)の8項目について3つのグループに分け、それぞれ調べる役目の子供たちを決めて、リーダーと父兄が付き添って、図書館に行きました。約1時間半くらいの調べが終わって、子供たちが戻って来ました。そこで子供たちに調べて分かったことを話してもらうことにしました。



【子供たちの発表】
●(2)(3)を担当したグループ(石野、廣田,鳴嶋、松田)
 星が光るわけについては中学生団員が二通りあることを話し、その一つは惑星のように太陽の光を反射するもの、もう一つは恒星の光りかたで、それが原子爆弾と同じ核融合反応によることを説明しましたが、小学校低学年の子供も核融合などの言葉を使って、一生懸命調べたことを話している様子が素晴らしかったです。

●(4)(5)を担当したグループ(渡辺、酒巻、鈴木、大窪、有吉
 小学生団員が火星について話してくれました。平均の温度は−55℃度、大気は炭酸ガス95%、酸素0.1%、水もあると説明しました。また、冥王星にはメタンを含む氷があることも話してくれました。又、中学生団員の一人が木星の衛星について調べたことを丁寧にまとめて話しました。よく知られているガリレオ衛星も含めて衛星はなんと63個もあること、そのうちの大きなガリレオ衛星について次のように詳しく調べてことを発表しました。
衛星の名前 明るさ 大きさ 詳細
1 イオ 5.0等星 直径 3630km 火山活動が活発なため、表面にクレーターが存在しない。80の火山を確認。
2 エウロパ 5.3等星 直径 3138km 表面は氷で覆われており、その下に厚さ100kmほどの海洋があるとされており、生命の存在の可能性もあり注目を浴びている。
3 ガニメデ 4.6等星 直径 5262km 地殻の下に液体の水がある、といった説がある。太陽系の衛星の中で最も大きい。オゾンの存在の証拠となる酸素原子も見つかっている。
4 カリスト 5.7等星 直径 4800km カリストの最深部には水が(もしく氷が)あるのでは、と言われている。氷のマントル・岩石の核を持つ。

●(6)〜(9)を担当したグループ(岡崎、安藤、今)

 インフルエンザウイルスについて詳しく調べてきて、型の違いは表面のHと言うタンパク質の突起とNと言うタンパク質の突起の違いによることや、その突起が変化(A突起は16種類、N突起は9種類)して型の違いになることを説明しました。これも小学校低学年の子供でした。雲の色が白いのは光を反射しているからで、光を通さない雲は黒いことなどを説明した子供、さらに燃料電池の原理は電気分解の逆の反応だと説明した子供など、とにかくみんな一所懸命調べて、それを自分の言葉で説明しようとしていたことが心に残った例会でした。



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