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YACさがみはら分団 2009年6月 活動報告

6月例会: 『日食の勉強・人工衛星の話』
日   時: 6月21日(日曜日) 午前9時〜12時20分
場   所: 橋本ソレイユさがみ セミナールーム2および3
参 加 者: 団員31名、団員家族32名、リーダー5名、見学2名 合計70名


第1部:日食の勉強会 【指導:Aコースは奥村リーダー、Bコースは長谷川リーダー】

 今年の7月22日に相模原でも見られる日食(75%欠ける部分日食)の勉強会でした。小学校4年生以下のAコースと5年生以上のBコースに分けて、別々の部屋で二人のリーダーから日食について教えていただきました。

《Aコース》
 Aコースの部屋にはちいさい子供とその保護者が集まって、リーダーから分かりやすい日食の話を聞きました。月、地球、太陽などの大きさを示す模型を使ってそれらがどれくらい離れているかを聞いたり、どのように並んだら日食がおきるか、そして日食の時には眼で見た太陽と月の大きさを示す円盤を使ってどうして太陽が隠れるのか、など日食の易しい話を聞きました。又、部分日食、皆既日食、金環食などを説明していただき、3年後には神奈川県でも金環食が見えることも教えて頂きました。



《Bコース》
 Bコースの部屋では小学校高学年生から中学生や高校生までが熱心な保護者たちと集まって、以下のように少し専門的な話をリーダーから開きました。

 紀元前、日食を予報をしていた人々がいました。その方法は「サロス周期」を知っていたからと言われています。Bコースでは、この周期を科学的に学んだ後、皆で予報をやってみました。
 リーダーは、まず地球の公転軌道を示す円形を描いた段ボールに、月の公転軌道を示す厚紙の円盤を傾斜させて挟み込んで説明しました。日食がおこる条件は、@新月になることと、そのときに A地球と月の二つの軌道面の交線上に地球が来ることです。 @の周期は29,53059日(これを1朔望月と言います)です。Aの条件は年に2回おこりますが、月の軌道面が西へ廻りますので、その周期は365日の半分よりも短<なって、173.3100日(これを1/2食年と言います)です。この朔望月と1/2食年の整数倍が一致する日数を周期として日食がおこることを説明しました。この日数(周期)はたくさんありますが、その一つがサロス周期で、これは次の日食は18年11日(閏年が5回入るときは10日)と約7.7時間後に、場所は西へ約116度と北か南(交点での月の進路による)に約2.5度ずれておこると言うものです。この他、月が近地点(地球に一番近いところ)付近を通る場合は皆既日食となり、月が遠地点付近を通る場合は金環日食となりますが、月の近地点から次に近地点を通る周期は27,55455日(これを1近点月と言います)で、これが239近点月たつとサロス周期と同じ日数となります。このため同じ系統のサロスの日食は、同じような日食(種類や継続時間など)がおこります。
以上の説明を聞いた後、団員たちはこのことを日食帯の世界地図で確かめたり、過去や未来の日食の年月日や場所、種類などを求めたりしました。
 時間が予定よりも短く、後半は説明不足となりましたが、団員たちは質問にテキパキと答えていました。

【日食観測の時の注意】
 太陽を直接や望遠鏡で見たり、写真を撮ることは絶対にしないこと。失明の危険や、カメラを傷めることがあります(この日、配布された日食メガネなど専用のメガネで見ましょう)。資料のカラーコピーに太陽の写真がありますが、これは専用のフィルターを付けて写したものです。なお資料の「ピンホールで見た日食」(木もれ日の日食と同じ)の写真は直接ではないので普通に写して構いません。
 この日参加した団員たちは、ロータリークラブ会員のご厚意による日食眼鏡を頂き、それを使って日食を観察するときの注意なども聞きました。


第2部:人工衛星の話 【講師:三菱電機鎌倉製作所 小畑俊裕さん】

 今日は人工衛星を作った人からいろいろなお話しを聞きました。宇宙研などで展示してある人工衛星はよく見ますが、作った人の話を聞くのは団員たちは初めてでした。話をして下さった方は三菱電機の小畑さんと言う方で、「いぶき」という地球環境を観測する衛星を作ったチームの人です。衛星を作ると言うことはお母さんがみんなの注文を聞いて夕食を作るのと同じですが、準備に何年もかかることが違いますという話から始まりました。実際に作っているところの様子をビデオで見せて頂いたり、衛星を積んだロケットで打ち上げる様子や、人工衛星を切り離す様子をロケット側から見た映像だけでなく、人工衛星側から映した映像も見ることが出来ました。「いぶき」という人工衛星は今年の1月に打ち上げられた世界最大級の地球観測衛星です。打ち上げたあと、器械のテストを2ヶ月くらい行って、これから世界中の数万カ所の二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度を監視する役目を持っています。分団員の中に「いぶき」という名前をつけた団員(佐藤響くん)がいて、命名者としての認定証を見せてくれました。

 そのほかにも、三菱電機で作ってフランスのロケットで打ち上げた人工衛星、GPSを助けるための準天頂衛星、さらに国際宇宙ステーションに10トンもの物資を運ぶHTVと呼ぶ無人物資補給機など、たくさんの人工衛星の話をして下さいました。HTVは2009年度中に打ち上げられる予定で、無人で宇宙ステーションに接近して停止し、ステーションのロボットアームでドッキングする様子(予想)をビデオで紹介してくれました。
 最後に質問のコーナーになると、小さい手がたくさん上がり、「人工衛星の色で金色と銀色はどう違うの?」「小畑さんが一番好きな人工衛星は?」「宇宙人は本当にいると思いますか?」「役目を終えた人工衛星はどうなりますか?」「人工衛星のリサイクルは?」など、子供らしい質問が沢山でましたが、小畑さんは時にはかがんで子供と同じ高さでよく質問を聞いて、丁寧に説明してくれました。わざわざ相模原まで来て下さって興味深い話をしていただき、お礼申し上げます。


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水ロケット製作会(第1回)

日   時: 2009年6月14日(日曜日) 13:00〜17:00
場   所: 矢部青少年学習センター 中会議室
参 加 者: 団員9名、団員家族7名、リーダー2名 合計18名


 午後1時、青少年学習センター中会議室に集合。全国大会に向けて予選会で使用する機体を作る組と、小学校3年生以下の競技会に出場する組とに分かれて製作を開始しました。
 新しく入団した団員で水ロケットを初めて作る子供もいましたが、リーダーや他の団員の指導でほとんど一人で作る事が出来ました。
 全国大会に挑戦する組は先ず作戦会議をしました。より遠くに飛ばすには、どんなことに注意しなければいけないかを、時々リーダーの助言を交えながら真剣に考えていました。このように何人かで同じ問題を考えたり議論したりすると、一人で考えるよりもより良い知恵が出ることにも気がついたことでしょう。この日は主に尾翼の問題に集中して工夫していましたが、思いつくとすぐに試作してみる団員もいて、中々頼もしく思えました。材料として、こんなものが欲しいという団員には、次回用意してくることを約束して午後4時半頃第1回の製作会を終わりました。

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水ロケット製作会(第2回)

日   時: 2009年6月27日(土曜日) 13:00〜17:00
場   所: 矢部青少年学習センター 中会議室
参 加 者: 団員19名、団員家族16名、リーダー3名、見学2名 合計40名


 今日の水ロケット製作会は二つの部屋に分かれて行いました。一つはほとんど初めてペットボトルロケットを作る低学年の小学生団員、もう一つはこれまで何度も作った小学校高学年から中学生までの団員たちで、こちらは全国大会に向けて工夫を重ねているグループです。第1回目の製作会にも参加した人が大部分でした。午後1時前から集まって、受付の後、早速製作を開始しました。
 低学年グループは出来上がりの水ロケットを見ながらリーダーの細かい指導の下に父兄の方も一緒になって、スカート部分の切り出しから始まって、尾翼を作ったり、ノーズコーンを取り付けたりしたあと、重心の調節のために粘土を先端に詰めて完成させました。すぐにでも飛ばせると思っていた子もいて、「広い場所と、発射装置がないと飛ばせられないこと」を知って、次の競技会の日が待ち遠しい様子でした。
 高学年グループは前回は尾翼のことに集中して工夫しましたので、今日はノーズコーンと重心調整、それとガイドの3点を工夫しました。取り付けたすべての部品のセンターが本体のペットボトルの中心と一致していることを測定したりしてそれぞれ完成させ、本番前のテストの日のを待つことにしました。

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