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YACさがみはら分団 2008年12月 活動報告

12月例会: クリスマス会
日   時: 2008年12月23日(祝日) 午前10時〜午後4時半
場   所: 橋本ソレイユさがみ・橋本公民館
参 加 者: 団員22名、団員家族28名、リーダー5名、講師1名  合計56名




 今年のクリスマス会では団員のお母さんたちが大変熱心に協力して下さいました。午前8時半には大きな荷物を団員と一緒に運んできて来て下さったお母さんがいましたが、聞けば前日の夜中に調理をして下さったとのことでした。
 9時にはリーダー達や準備のお母さんたちが集合、クリスマスの飾り付けをして、みんなの到着を待ちました。
 10時から受け付けを開始。10時半にはほとんどの出席者が揃いました。子供たちを集めてまとめるのは中学生団員の役目です。先ず分団長からの挨拶のあと、早速調理実験に入りました。


 今年のクリスマス会は科学を学ぶ宇宙少年団らしく、化学変化と言うおまけのついた調理実験です。団員たちを5班に分けて、次にような実験をしました。

(1) 色変わり中華そば
小型フライパンに中華麺を入れて少し暖めながらカレー粉を入れて混ぜます。色が黄色から真っ赤な色に変わります。次に、レモン汁をかけると又黄色になり、さらに紫キャベツの汁をかけるときれいな緑色に変化します。うまくできた班は黄色、赤、緑の3色ラーメンが出来ました。


(2) 卵の黄身くずし
卵の黄身をとり、それにキーウイの輪切りを載せておきます。しばらくしてみると黄身の皮が溶けてキーウイの下につぶされたようになりました。



(3) 牛乳からチーズ
牛乳を少し温めて、レモン汁を入れます。牛乳が少し固まってきますが、レモン汁の絞り方が少ないと余りよく固まりません。そのときにはクエン酸という粉を水に溶かして加えました。すっかり固まった牛乳は紙を敷いたざるでこしてカッテージチーズの出来あがりです。



(4) 紫キャベツの色変わり
紫キャベツを刻んでポリ袋にいれ、塩を入れてよく混ぜる。すると紫色の汁が出てくるので、皿に取り、レモン汁を混ぜるときれいな赤色になりました。 みんなで観察して結果を記録しましたが、小学校上級生以上は酸性とアルカリ性のことを理解しているようでした。



 子供たちが実験している間に、お母さんたちは公民館の調理室で昼食の準備です。ウインナーソーセージを焼いて丸パンにはさんだり、野菜サラダを作ったり、大きな40センチもあるピザを小さく切って天火で焼いたり、チキンの丸焼きを天火で焼いたりして準備しました。

 昼食は握りとチラシすし、肉団子、鶏の唐揚げ、サンドイッチ、野菜サラダなど、食べきれないほどでした。



 午後は宇宙研の朝木義晴先生のお話です。今年は月の観測を続けている「かぐや」のこれまでの活躍ぶりを紹介してくれました。まず直径20センチくらいの地球と直径5センチくらいの月の模型を出して、どのくらい離れているか、団員に聞きました。手を挙げた子が部屋の外まで行きましたが、正解は大人の足で約7歩くらいだそうで、正確には地球の半径の約60倍だそうです。月から見た地球の出などの他に、2台のカメラで撮った月の立体図(2色の眼鏡をかけてみるとクレーターなどが本当の穴に見える)を見せて下さいました。又、月の北極や南極に一年中太陽が当たらない場所があるか、どうかなどの研究のお話しもして下さいました。一年中太陽が当たらないところがあれば、そこには氷があるかも知れないので居住地の候補になるそうです。又、逆に一年中太陽が当たるところがあれば太陽光発電に便利です。そのほかに国立天文台が作った太陽系誕生の動画も見せて頂きましたが、その中に微惑星の衝突ら始まる地球が出来る様子や、比較的大きな惑星の衝突で月が出来る様子などもあり、月の誕生の様子がよく分かりました。
 お話しのあとは宇宙についての質問のコーナーです。地球に生物がいるのは液体の水の存在が大変役立っていること、水があるのは太陽からの距離が丁度良いからで、もっと近いと水が蒸発するし、遠いと氷になってしまって水として存在しないことになります。又、地磁気についての質問の中で、地球には地磁気があるのでオーロラが見えることや、地磁気のおかげで太陽からの強いエネルギー粒子で出来ている太陽風が地球にまともに当たらないことなども聞きました。地球の地磁気の方向が大昔から時々逆転していることも子供の質問の中で話が出て来ました。小さい子供の質問でも、とても注意深く聞いて下さって、丁寧に答えて下さったのが印象的でした。


 お話しを聞いたあとはクリスマスケーキ作りです。子供たちを5班に分けてあったので、それぞれの班ごとに果物と生クリームで飾り付けをしました。出来上がったあと、みんなでどれが一番うまくできたか、を投票して、一位の班には賞品として宇宙食が出ました。



 おなかが一杯になるまでケーキを食べてからは、ビンゴゲームでプレゼント交換、そして最後にみんなで歌を歌いました。今年の歌は長崎修人君のお母さんが、宇宙少年団のために作詞して下さった歌で、「世界に一つだけの花」の替え歌でした。歌詞は次のようなものです。



 このようにみんなで楽しくクリスマスを過ごして、4時半に記念写真を撮って、解散しました。

 「かぐや」のお話しをして下さった宇宙研朝木義晴先生はじめ、受付や食事の準備をして下さったお母さん方、調理実験の指導をして頂いた三宅俊明さん、歌の指導をして頂いた長崎るみ子さんなど、皆さん方にとてもお世話になりました。厚くお礼申し上げます。


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