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4月例会: | 『鏡を作ろう』 |
日 時: | 4月20日(日曜)午前9時〜午前11時 |
場 所: | 相模原市青少年学習センター |
参 加 者: | 団員20名、団員家族13名、リーダー4名、見学8名 合計45名 |
今月の例会は「鏡を作ろう」ですが、その目的は来月の例会で作ることにしているソーラースコープで使う凸面鏡という鏡を作るための勉強です。ソーラースコープという装置は最近インターネットでよく見かけますが、フランスから輸入した装置で、太陽の黒点などの観測をするために、安全に太陽を観察する道具です。
この装置を作るためには凸レンズと凸面鏡という真ん中が盛り上がった鏡が要ります。反対に真ん中がくぼんでいる凹面鏡と言うものもあります。凹面鏡は天体望遠鏡で使うのでよく見かけまが、凸面鏡で売っているのはカーブミラーくらいで、必要な形と大きさのものは売っていません。そこで、「これも自分たちで作ろう」と思い立ったわけです。そのために、まず鏡の作り方から勉強することにしました。
集まった団員、家族、それに8名の見学の方でセンターの中会議室はいっぱいになりました。まず、ソーラースコープとはどんなものかを長谷川リーダーに説明していただいてから、実験に入りました。参加した団員の中に小学校低学年以下の子どもが多くいましたので、今日は実際に凸面鏡を作るのではなく、ガラス瓶の中で鏡を作る実験をしました。
子ども24人を5班に分けて、まず各班で次の薬品を準備しました。
(1) 3%のブドウ糖水溶液50ミリリットル
(2) 4%の水酸化ナトリウム水溶液50ミリリットル
このほかに必要な4%硝酸銀水溶液はまとめてリーダーが作りました。
ブドウ糖は取り扱いが安全ですから、重さを天秤を使ってはかり、それに精製水をメスシリンダーで量って加えるところなどは団員が作業しました。
まずリーダーが硝酸銀溶液にアンモニア水を加えます。はじめ褐色の沈殿が出来ますが、少しずつ追加してゆくとその沈殿が溶けて透明の溶液になります。この溶液5ミリリットルを各自の管瓶に入れました。それにブドウ糖の溶液5ミリリットルをジャバラのついたピペットで量って入れます。最後に水酸化ナトリウム溶液5ミリリットルを入れて瓶に栓をして振ってから机の上に置きます。
すると、みるみるうちに瓶の内面が銀色に変わってきます。銀が出てきて、鏡になったのです。瓶を振りすぎて折角出来た鏡の一部が破れてしまった子どももいましたが、底のほうはしっかりと鏡になっていました。
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