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YACさがみはら分団 2006年12月度 活動報告

12月度例会: 『相模原分団・厚木分団合同 クリスマス会』
日   時: 12月23日(祝)
場   所: 相模原市橋本ソレイユさがみ

宇宙少年団相模原分団

 会場に着いて受付で参加費と交換用プレゼントを渡すと、クリスマス会のしおり、参加シール、ビンゴカードなどをもらいました。

1.宇宙食のおはなし
宇宙少年団相模原分団  クリスマス会の始まりはJAXAの中沢さんの講義「宇宙食のおはなし」です。中沢さんの講義は「やさしくおもしろい宇宙食の話〜宇宙食博士をめざそう」というもので、パワーポイントを使って、子どもたちの心をとらえたわくわくする題でした。

 中沢さんの所属は、JAXA有人宇宙技術部 宇宙医学グループで、地球観測をはじめ、宇宙飛行士の健康管理、心電計、血圧計管理(医療職か?と思ったくらい)広報や事務仕事までもと幅広く活躍されているようです。(講義が終わったあとに個人的に聞いてしまいました。)

 まず、博物館のお土産コーナーで販売されているような、レトルトパックにされているみなさんご存知の代表的な宇宙食がスライドに出てきました。(アイスクリーム、ドライカレー、もち、おかゆ、ピザ、バナナチップ、コロッケ、すき焼きなど) しかしこれらは宇宙食スナックと呼ばれ、実際には宇宙では食べることがないと聞いて皆は「へえ、そうなんだぁ。じゃあ本当は何を食べているの?」と?マークが飛び交うなか、中沢さんの説明は「実際は普段食べているものに近いもの…」ということでした。

宇宙少年団相模原分団  会場でフリーズドライのイチゴとフルーツミックスが配られ、試食することができました。「おせんべいみた〜い。超乾燥してる。シャリって感じ。軽いねえ。」と様々な感想が出ました。フリーズドライの中でもイチゴだけは良く食べられているそうです。次のスライドでは「宇宙食の条件」として、1安全性 2食中毒にならないこと 3燃えても有害なガスが出ないことなどが示されました。

 宇宙飛行士の1日の適正な栄養確保数値のスライドでは、その内容(たんぱく質、炭水化物、脂質の%)を日本とNASAの比較数値として教えてくださいました。また宇宙食の歴史。最初に宇宙で食事をした宇宙飛行士ヴォストーク2号のチトフ飛行士の話から、野口宇宙飛行士の持参した宇宙ラーメン(JAXAと日清食品が共同開発した形状記憶麺ととろみ)までを詳しく説明していただきました。

 味噌汁を作るのは大きな課題で、わかめを宇宙食パックから口に入れるのに、ストローが細くて詰まってしまうのでパックの口部分を広くしたことなど、中沢さんたちの現在の苦労を知ることができました。大変興味深いものばかりで、皆子どもたちも保護者も聞き入っていました。

宇宙少年団相模原分団  余談で印象に残ったのが、毛利宇宙飛行士が納豆を宇宙に持っていきたいと言った時、「納豆のねばねばの糸が他の宇宙飛行士の目に入って、大事な実験ができなくなったらどうするんだ!!!」と却下され、その後は誰も納豆を持って行きたいと言わなくなったことを聞きました。また、塩とコショウは液体にする(コショウは油と混ぜる)ことや他にも色々なエピソードがあるのでもっとお話を聞きたかったです。残念ながらあっという間に時間が過ぎてしまいました。質問をした子どもたちにも大変丁寧にわかりやすくお答えいただき、感謝しております。ありがとうございました。

 最後に中沢さんから皆さんからも宇宙食のアイデアを出して欲しいとのことでしたので、今回残念ながら体調不良や他の理由で出席ができなかった方も是非アイデアを出されてはいかがでしょうか?

2.my宇宙ラーメンを作ろう!!
宇宙少年団相模原分団  子どもたちを5班に分け、班のメンバーと相談してそれぞれアイデアを出し合い、ラーメンを作りました。インスタントラーメンを一袋使ってラーメンを作り、どの程度とろみをつけるか?という内容です。野口宇宙飛行士の宇宙ラーメンの子どもたちバージョンです。

宇宙少年団相模原分団  先ほどの中沢さんの講義で形状記憶麺はスープがシャトルの中に飛び散らないように一口大に固め、かたまりの中にスープが染み込むように作られていたので、それに似たようにラーメンを作っていきました。出来は班によってさまざまでしたがとても楽しそうでした。

3.食事
 本日のメニューはカレー、唐揚げ、フルーツポンチ、ヨーグルトでした。おいしい昼食をお母さん達は団員よりも早く会場に来て作りました。フルーツポンチにはりんごがたくさん入っていて、子どもたちの健康まで考えていただいたというメニューです。こちらも感謝、感謝です。

4.報告会 その1
宇宙少年団相模原分団  12月7日〜9日にインドネシアでおこなわれた水ロケットの国際大会に参加した、一ノ宮さんと長崎さんからスライドを使った報告をしてもらいました。始めての海外体験で水ロケット大会とはすばらしいことです。画像は成田エクスプレスから始まり、水ロケット大会の会場となったジャカルタの公園施設や宿泊した部屋などを見せていただきました。大会会場は公園の中のミニチュア・インドネシアという池で、インドネシアの島々のミニチュアをそっくり配置してあります。その島の一つから発射して、別な島に設けた的をねらう定点着地の競技でした。移動は船だったとのこと。

 蒸し暑かったこと、虫がたくさんいて刺されて大変だったこと。(最後に虫に刺されて赤くなった顔のアップも出ました!)またスコール体験など印象に残った事を話していました。水ロケットはインドネシアが用意した材料で作成したので、いつもの調子が発揮できなかったことが残念だったと言っていました。優勝はシンガポールの学生で、日本チームの学生は残念ながら入賞を逃したそうです。(今度は頑張ってくださいね)

5.報告会 その2
宇宙少年団相模原分団  種子島で行われた今年夏のスペースキャンプの報告を木谷さんからしてもらいました。スペースキャンプは毎年人気が高く抽選で当選した人のみ参加することが出来ます。種子島は鉄砲伝来の場所であり、火縄銃を実際に撃つのを見学できたそうです。また鉄砲館の見学やH2ロケットを直接見学し、その大きさに圧倒された様子でした。とてもよい体験をされたようです。来年の開催地は決定していませんが(宇宙少年団ホームページ参照)皆様も是非一度参加されてはいかがでしょうか!

6.ビンゴdeプレゼント交換!
 さて、皆が楽しみにしていたビンゴ大会。それぞれが500円相当のプレゼントを持ち寄りました。大きい包みも小さい包みもなんだかドキドキです。なかなかビンゴしないので「なんで〜なんで〜??」とそわそわ。当たり始めるとどんどんプレゼントがなくなっていきました。みんな欲しい物は当たったかな? まあ隣の芝生…ではないけれど、隣の人のプレゼントはなんとなーく良く見えるものです。うふふ

7.クリスマスソングを歌おう!
 照れくさいながらも、皆上手に歌っていました。

宇宙少年団相模原分団  2006年のクリスマス会は去年に引き続き、厚木分団と相模原分団の合同で開催されました。みんなの知らなかった宇宙食の秘密を教えていただいた中沢さん。感謝いたします。またお話しをうかがいたいです。リーダーや準備スタッフの方には事前準備から当日の会場設営、食事準備と大変ありがたく思っております。食事の準備、片付けと大活躍していただいた、中川さん、多ケ谷さん、鈴木さん、長崎さん、市原さん、今井さん、本当にありがとうございました。あのおいしいカレーなくしては今日のクリスマス会は成功しなかったと思います。素敵なプログラムを作っていただいた橘川リーダー、ありがとうございました。そして厚木、相模原両分団長!ご苦労様でした。来年もよろしくお願い致します。<木村>

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