前月
前月の活動
★ホームにもどる★ 2006年度
活動報告
次月
次月の活動

YACさがみはら分団 2006年10月度 活動報告

10月度例会: 『モデルロケット』
日   時: 10月15日(日)午前9時半〜午後3時半頃
場   所: 相模川自然の村・ビレッジ若あゆ
参 加 者: 団員13名、団員家族7名、リーダー2名
見学:大人2名、サテライト団員1名 合計25名
指導:塩田さん(育成会)

宇宙少年団相模原分団

 今月の例会は久しぶりにモデルロケット作りをしました。分団が発足したときに一度経験しましたが、新しい団員が増えて今の団員はほとんど経験していません。指導は以前リーダーをしていただいていた育成会の塩田さんにお願いしました。塩田さんは長年、このモデルロケットを指導してこられた方です。

宇宙少年団相模原分団 午前9時半、会場のビレッジ若あゆに集合。クラフトルームで早速モデルロケット作りです。このロケットは火薬を使って飛ぶので原理も本物のロケットと全く同じです。作るときにも取り扱いには注意するように指導を受けましたが、打ち上げに際しては安全性が十分に配慮されているのに感心しました。

 まず、火薬が入っている5センチくらいの長さのエンジン(火薬の量は5グラムくらいです)を貰って、持参した不要になったカレンダーの端に両面テープでつけます。このカレンダーをくるくる巻いて細長い筒にして仮止めします。次に写真の35ミリフイルム用のケースに5ミリくらいの丸い穴を開けたものを反対の端にかぶせ、仮止めを外してゆるめて、軽く動くくらいに調節します。これはロケットが上昇して一番高くなったときに最後の火薬が逆の方向に破裂してフイルムケースがロケットから分かれますが、このための重要な調節です。フイルムケースがうまく外れると、ストリーマーと言ってロケットが安全に地上に降りるような仕掛けが出てきます。抜けにくいとストリーマーがうまく出てこないし、ゆるいと打ち上げの途中に抜けることもあります。

宇宙少年団相模原分団 次にフイルムケースとロケットの先端をゴム紐でつなぎ、途中にストリーマーを結びます。そして3枚の尾翼と先端のノズルコーンを取り付けます。最後にみんなそれぞれロケットの名前や自分の名前を本体に書いて完成です。

 出来上がったロケットは塩田さんが機体検査をして、合格した人の機体には合格証を張り、重量を量って記録しました。全員機体検査は合格でした。

 河原でお弁当を食べた後はいよいよ打ち上げです。相模川の中州は丁度稲刈りの最中で大勢の方が働いていました。ほとんどの田んぼはもう終わっていましたが、中にはまだ刈り取りが終わっていないところもありました。

 はじめは舗装された農道の道ばたで打ち上げの準備をしていましたら、親切な田んぼの持ち主の方が来て、「もう終わっているところは中に入っていいからこちらでやりなさい」と勧めてくれて、たいへん助かりました。農道は車が通るからです。

宇宙少年団相模原分団 今日は、発射の準備から発射するまで、塩田さんから教わりながら子供たちがやりました。まず4台の発射台を並べます。火薬に点火するには、イグナイターと言ってマッチの頭くらいのちいさい玉ににニクロム線が通ったものを使います。この線に電流を流すと小さな火薬が爆発して、その火でエンジンの火薬に点火します。

宇宙少年団相模原分団 実際の発射準備では、ランチャーのガイド棒の先端のカバーに安全キーが結んでいて、その安全キーを発射装置に差し込まないとスイッチを入れても点火しません。発射台にセットする前にイグナイターをエンジンの穴に入れて折り曲げ、黄色いプラスチックの栓でイグナイターを止めます。次にロケットを発射台にセットしますが、このときにガイドの棒をロケットにつけたストローを通してセットします。次にイグナイターの2本の線に発射装置から延びている二つの線をクリップをつなぎます。これで準備完了で、スイッチを押すと発射します。

宇宙少年団相模原分団 どこまで高く上がるかの測定は、モデルロケット用の高度計を使って計りました。これは150メートル離れたところからの角度を測って高さが出るようになっているもので、今日は75メートル離れたところから父兄の方に計って貰いました。

 作った人が自分のロケットを発射台に順番にセットして、準備完了の合図を高度の測定者に連絡してから、カウントダウンして発射し、無事に14名の発射を終わりました。2〜3回、うまく発射しなかったものもありましたが、原因を調べて直して次はうまく行きました。

 

宇宙少年団相模原分団 団員たちの最高記録は73.5メートルで、上位3名と特別賞の一人には賞品を、参加者全員には参加賞をあげて、全員で記念写真を撮って3時過ぎに終了しました。

 指導していただいた塩田さん、高度測定をしていただいた鈴木健太君のお父さん、それと見学に来て手伝っていただいた神田さんにお礼申し上げます。神田さんはYACの例会が気に入って、これからリーダーとしてお手伝いしてくださることになりました。<澤井>

前月
前月の活動
★ホームにもどる★ 2006年度
活動報告
次月
次月の活動