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5月度例会: | 『中凧あげ』 |
日 時: | 第1回目:5月4日(祝日)午前9時〜午後4時 第2回目:5月5日(祝日)午前9時〜午後4時 |
場 所: | 相模川河川敷 相模原市大凧祭り・勝坂会場 |
参 加 者: | 第1回目:団員5名、団員家族8名、リーダー4名 合計17名 第2回目:団員11名、団員家族15名、リーダー4名 合計30名 |
5月例会は相模原市の大凧祭りへの参加でした。毎年5月のこどもの日の前後に相模川河川敷で行われる大凧祭りには、相模川に近い地区が4会場に分かれて5間(9メートル)から8間(14.4メートル)四方の大凧を揚げます。我々は4月例会で製作した1間(1.8メートル)四方の中凧を勝坂会場で揚げました。今年は快晴に恵まれ風も順調で、特に2日目は高く上げることが出来、大成功でした。
今日は午前中から風がやや強く、5間や8間もある大凧には好適な風でしたが、我々のような1間凧にとっては風が少し強すぎました。勝坂大凧文化保存会の方々のご指導で初めての大凧上げへの挑戦でした。うまく大きな凧を揚げるには、大事な点が二つあります。一つは糸目の調整です。糸目とは、凧の空中の姿勢を制御する細い糸で、一番上から5本、3本、3本、3本の合計14本の糸(長さ14メートル)で調整します。もう一つが凧の足です。長さと重さが必要で、重いと揚がりにくく、軽いとくるくる回って、安定しません。材料は荒縄で長さ15メートルのもの4本を用意しました。
材料はすべて凧連の方のご厚意で用意していただきましたが、あいにく同じ大きさの凧を工学院大学の方も作ってこられて、分け合って使うことになりました。このために揚げ糸の長さも不十分で、また足の重さも不足していて、なかなか安定せず、何度か試みているうちにとうとう川の近くに墜落して、一部の骨が折れてしまいました。そこでこの日の凧揚げは2時頃で打ち切って、大凧会館に戻って修理することにしました。
材料の竹を探して細く裂いたりするのは団員の中学生、修理は父兄やリーダーでやりましたが、それを見ていた小学生団員が、損傷の様子や、修理の仕方を黒板に書いてくれたのには感心しました。記録はどんなときにも必要ですね。この日の教訓は、材料は他人に任せないで出来るだけ自分たちで用意することでした。
昨日の教訓からこの日は荒縄一巻き(約100メートル)と揚げ糸100メートルを用意して来ました。今日は昨日よりもやや風が弱く、大きな凧は少し苦労していました。
1間くらいの凧になると、小さな凧と違って糸を引いて走って揚げる訳には行きません。まず揚げ糸を長くのばし、二人で凧を持って、上に掲げます。揚げ糸の所々に人が位置について糸を持ち、準備OKです。風の調子を見計らって、合図とともに凧を手から放すと上に揚がりますが、このときに糸目が効いて、風に向かって少し斜めの角度(仰角といいます)になり、上に揚がる力が働くようになります。はじめ何人かの人が糸の途中を持っているのは、この仰角を調整して揚力をうまく作るためで、少し揚がるだけで凧に揚がる力が働きます。凧に近い方からだんだんに手を放し、途中の手を全部放すと揚げ糸一杯に揚がることになります。
この日も数回試みました。はじめは16メートルの荒縄6本を足に付け、調子よく揚がりましたが、風が少し弱くなったときに落ちてしまいました。足が少し重すぎるためと考えて、4本に減らしたところ、今度は軽すぎてくるくる回り、墜落してしまいました。このときの揚がり方を見ていて、昨日修理した場所が弱いことに気づきましたので早速修理にかかりました。竹と針金はありましたが、ペンチなどの道具はなく、それをどうやって切るかは、子供たちの良い勉強になりました。
修理が終わって足の荒縄を6本に増やして揚げたところ、今度はうまくいって揚げ糸100メートル一杯に揚がり、充分に安定して27分間も揚がっていました。4月例会で凧に書いた文字「宇宙」も100メートル離れてもよく見え、みんな満足でした。揚げ糸を何人かの子供たちが一緒に持って見て、引く力が強いことも実感しました。
2日間ともお昼の食事は保存会の方が、おにぎりやうどんなどを用意してくださっておいしく頂きました。凧作りから揚げ方までご指導を頂いた勝坂大凧文化保存会の方々にお礼申し上げます。<澤井>
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