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YACさがみはら分団 2006年6月度 活動報告

6月度例会: 『熱気球搭乗とミニ気球作り』
日   時: 6月24日
場   所: 相模原市立向陽小学校校庭および体育館
参 加 者: 団員20名、団員父母11名、リーダー9名 合計40名

宇宙少年団相模原分団

 6月例会は国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」の助成を受けて熱気球に乗って「大空への夢」を体験するという例会でした。これには一般の小、中学生150名も参加しました。相模原市では米軍基地の関係で熱気球が飛んでいるところをを見ることも出来ません。宇宙を目指す子どもたちにとって、立っている地面から離れることは宇宙への第一歩です。この企画には熱気球愛好者のクラブである「スカイファンタジー・バルーンクラブ・宇都宮」の皆さんが支援してくださって、子どもたちのために宇都宮から熱気球を運んで来てくれました。

1)熱気球の搭乗体験

宇宙少年団相模原分団  7時集合の一般参加者が集まる前に、団員は6時半に集合して気球をふくらませるところから体験しました。ただ用意してある熱気球に乗るだけでなく、気球をどうやってふくらませるのか、という体験も大変素晴らしいものでした。

 まず、袋から取り出した長さ十数メートルもある気球の「皮」(球皮といいます)をまっすぐ伸ばし、気球の根もとについているワイヤーを籠に取り付けます。気球の底の部分を何人かで支えて、底を大きく広げ、そこからインフレーターというエンジン付きの大きな扇風機で空気を送り込みます。この日は途中から佐藤さんに代わって、団員の内海君がインフレーターを支えて送り込む空気の方向を保持してくれました。ほかの団員と父母たちは気球の両側について、気球がうまくふくれるように支えていました。

宇宙少年団相模原分団  半分くらいふくれたところで次はガスバーナーに点火です。ゴーという音とともに、長さが2メートルくらいもある大きな炎を数秒間くらいずつ、何回か噴射します。すると、気球の中の空気が暖まって軽くなり、気球がむくむくと起き上がってくるのです。このようにしてみんなで協力して気球に乗る準備をしました。

 気球をふくらませる前には、佐藤和男さん(パイロット・インストラクター)がみんなを集めて安全についての注意をしましたが、皆さんよく聞いていました。

宇宙少年団相模原分団  いよいよ搭乗です。この日の気象条件から判断して、一度に乗れるのは体重の合計が150キロまでとのことでした。子どもたちをその体重以下になるように班分けして待機させ、順番に気球に乗りこませます。上昇するときは、下で手を振って、「行っていらっしゃい」と声をかけられていました。下降するときには、ときどき軽く地面にぶっつかることもありますが、そのときには佐藤さんから「膝を曲げて!」と注意が飛びます。

宇宙少年団相模原分団  このようにして順調に子どもたちの飛翔体験は終わりました。気球から降りてからは搭乗証明書をもらいましたが、一様に「気持ちよかった」「楽しかった」の連発で、少しばかり興奮していました。やはり、ふだん体験することが出来ないからでしょう。この経験が将来の宇宙への願いにつながると良いですね。

 乗る人が交代する間は団員の父兄や支援していただいた大人の方などが気球が浮かないように押さえてがんばっていました。

2)ミニ気球作りとその飛翔

 校庭で熱気球に搭乗したのち、子どもたちは体育館に移動してミニ気球作りをしました。団員たちも一般参加の子どもたちと一緒に4〜5人ずつのグループを作り、まずスカイファンタジー・バルーン・クラブの佐藤さん(奥様)から作り方の説明を受けました。(作り方は、受付で配付したパンフレットにも記載されています)。そのあと各グループごとに、協力して1個のミニ気球の製作にかかりました.

宇宙少年団相模原分団  長さ1.2メートル、幅0.8メートルぐらいのポリエチレン製の袋を縦に二つに折り、袋の口の部分を型紙に合わせてマジックペンで線を引いてからハサミで切り取りました。この切った個所同土を重ね合わせて袋の口の周囲を小さくし、セロテープでしっかりと重ねた部分を止めました。次ぎに、袋がふくらんだ時に丸みができるように、袋の底の部分をたばねてテープで止めました。これが出来たら袋全体を裏返しにして、たばねた部分を内側にし、最後に紙コップに2本のたこ糸をつけ、小さくした口の部分にぶら下げて出来上がりです。これに、団員も一般参加の子どもたちも思い思いの絵や「〇〇号」という名前などを書き込みました。

宇宙少年団相模原分団  ミニ気球を飛ばすには炎を出すガストーチを用いるので、これはバルーン・クラブの寺田さんが行ないました。まず、大きな竹筒で作った発射台の筒に気球の口をかぶせ、ヘアドライヤーで暖かい風を送って気球をふくらませます。中が暖まってからガストーチに点火して、熱風を入れて気球内の空気をさらに軽くしました。発射する人は、気球を持っている手に浮力を充分感じると合図をします。すると見守っていた一同が一斉に声をそろえてカウントダウンし、「ゼロ!」で手が離され、気球はふんわりと飛び上がります。気球は体育館の天井にぷつかって数秒たってからゆっくりと落下してきます。なかには天井に引っ掛かってしばらく落ちて来ないものもありました。飛び上がるたびごとに拍手や歓声が、時には笑声もおこりました。

宇宙少年団相模原分団  後続のB組からは、来た順に数人ずつのグループを作り、各グループに6、7人の団員が一人ずつついて、ミニ気球の作り方を教えました。製作中のグループは次々と増え、その数は多い時には12〜13組にもなり、教えている団員は大忙しで汗をかいていました。なお体育舘のあちこちでは、保護者たちが我が子の製作中の姿や出来上がった気球発射の様子などをカメラに収めていました。
 こうして「ミニ気球作り」は全部で173人の子どもが体験しました。

 今回の例会の当たって、ご支援していただいた団員の父母の皆さん、ロータリークラブの方々、弥栄西高のインターアクト(社会奉仕のクラブ)の高校生、それと手伝いをお願いしました和木さんとその息子さん、宮川さんに厚く御礼申し上げます。
 また、分団員の小学校高学年以上の子どもには、ミニ気球作りの指導をお願いすることを事前に伝えておきましたところ、よく作り方を覚えて、一般の子どもを指導してくれました。人手が足りませんでしたので、大変助かりました。有り難うございました。<澤井>

スカイファンタジーバルーンクラブ
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