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YACさがみはら分団 2006年3月度 活動報告

3月度例会: 『ペーパークラフト「だいち」製作』
日   時: 2006年3月21日(祝)
場   所: 矢部青少年学習センター・中会議室
参 加 者: 団員12名、団員家族6名、見学者2名、リーダー6名 合計26名

宇宙少年団相模原分団

 今月の例会はYAC本部のお世話によるもので、JAXAが用意した人工衛星「だいち」についてよく知ることと、その模型の製作でした。

宇宙少年団相模原分団  「だいち」はJAXAが今年1月24日に鹿児島の種子島からH2Aロケットで打ち上げた人工衛星で、重さ約4トン、太陽電池パドルを広げたときの長さは約28メートルもある大きな人工衛星で、世界で最大級の大きさの人工衛星です。地球の約700キロメートル上を南北にまわっており、その役目は地球表面の地形や鉱物資源などの探査、あるいは地震などの大きな災害が起きたときに、その様子を上空から調べることなどです。

 そのために光学センサーやレーダーなどの3種類のセンサーを積んでおり、700キロメートルの上空から、地上の2.5メートルの大きさのものまで見分けることが出来ます。

宇宙少年団相模原分団  まずはじめに「だいち」がどんな人工衛星かを知るために、JAXAが用意した説明資料をプロジェクターで写して、みんなで勉強しました。この説明資料にはクイズも7問用意してありましたが、みんな正確に答えられました。

 この日に作ったペーパークラフトの模型は「だいち」の100分の一の大きさで、衛星本体といっても4.5×3×2.7センチメートルしかなく、あまりに小さくて複雑なので、大人でもちょっと難しいようなものでした。

宇宙少年団相模原分団  かなり複雑な構造なので、リーダーが小学校低学年の子供のために特に複雑な衛星本体をはさみで切っておいたものをいくつか用意していたのですが、自分で切りたいと言って、新しい材料をもらいに来る子もいて、感心しました。

 又、中には分団で用意しておいた速乾性のボンドの他に、アラビアゴムののりを持ってきて、どちらがよいか、試している子もいて、さすがは宇宙少年団の子供と思いました。

宇宙少年団相模原分団 みんなが作っている様子を見ていると、大人と違って指が小さく、用意したピンセットなど使わなくても立派に組み立てていました。又、リーダーが試作してみて、難しい点が2カ所くらいあったので、その部分だけは作り方の「コツ」を教えて作らせましたが、のみ込みも早く立派に作ることができました。

宇宙少年団相模原分団  製作が軌道に乗った頃、父兄とリーダーたちは育成会の総会を開くために、別室に移りました。2時間くらいして、総会が終了しましたので元の部屋に戻ってみると、みんなほとんど完成していたのには驚きました。特に恒星センサ−の部品は細かくて説明書にも「できるひとは作るのに挑戦してみては」と書いてあったのですが、ほとんどみんな立派に作りあげて、取り付けてありました。これにも驚きました。

宇宙少年団相模原分団 このような細かい工作をさせてみて、大人が考えるよりも子供はこのような小さいものを作る才能があることに改めて気づきました。<澤井>

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