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7月度例会: | 『水ロケット大会』 |
日 時: | 2004年8月1日(日) |
場 所: |
ロケット製作 相模原市れんげの里・あらいそ 打ち上げ競技 相模川河川敷の新戸スポーツ広場駐車場 (新戸スポーツクラブが運営している私有地) |
競技内容 : | 1)距離競技(1本式ロケット) 2)高度競技(2連結ロケット) |
参 加 者: | 団員18名、家族・リーダー40名、相模原グリーンロータリークラブより8名 合計66名 |
7月例会は、厚木分団と合同で企画して水ロケット大会を開催しました。大会には特別ゲストとして相模原市の由野台にある宇宙航空開発研究機構(宇宙研)の的川泰宣教授が見学にお見えになり、製作から競技会の終了まで、熱心に見学されました。
午前9時半に、れんげの里・あらいそに全員集合。はじめて水ロケットを作る人は普通の1本式のロケット、もう何度か経験したことのある人は、ややむずかしい2連結式の水ロケットを厚木分団の宮崎リーダーの指導で製作しました。出来上がったロケットにみんな思い思いに名前を書いたり、飾りを付けたりして、見事な出来映えでした。
昼食をはさんで2時頃までに製作を終了して、2時半から河原に移動して打ち上げ競技を行いました。水を入れたロケットをランチャーにセットして、自転車の空気入れで空気の圧力を8気圧までかけます。発射用のレバーを引くとロケットは発射台を離れて、水を噴射しながら空高く飛んで行きます。的川先生のお話によると、この水ロケットは本物のロケットとの共通点が二つあるそうです。まず飛ぶ原理が本物のロケットと全く同じであること、もう一つは発射の瞬間がとても緊張することです。この日も団員たちは真剣な表情で発射のレバーを握っていました。
ロケットの飛ぶ距離は、入れる水の量と空気の圧力及び発射角度で変化しますが、今日の競技会の最高記録は132メートルでした。的川先生の記憶によると、8気圧の条件で最長の距離を飛んだのは138メートルで、今日の記録は日本での記録の十指に入るものではないか、とのことでした。今日のような大会を続けることで、記録として認定されるようになりますね。
次は高度記録の競技です。発射台を垂直にして打ち上げ、最高点に達したときの高度を離れた場所からモデルロケット用の高度計(一定の距離から仰角を測定して高度を計算して出すもの)で高さを測りました。鈴木リーダーとロータリークラブの高橋さんが2台の高度計で測定して、平均を取りました。2本連結式だと発射してから本物のようにだんだん加速してまっすぐに高く上がります。この日は風速4〜5メートルの風がありましたが、的川先生の話ではロケットはこのくらいの風には影響されないとのことでした。この日の最高記録は127メートルでした。どちらの競技も上位3人に賞品として、今日の競技会用に特別にプリントしたTシャツなどをあげました。
距離記録(1本式):1位(西川さん、斎藤さん 132メートル) 3位(斎藤道明君 120メートル)最後に的川先生から講評を頂きましたが、長い距離を飛ばしたり、出来るだけ高く上げるには、作り方がきちんとしていること、重心の位置が大事であることなどを教えていただきました。最長の距離を飛んだロケットは、飛行の姿勢も大変良かったそうです。
最後にデモンストレーションとして水ロケットからの映像の送信を行いました。これは日本での初めての試みでしたが、ロケットの発射に少しトラブルがあり、時間的には数秒間しか送信が出来ませんでしたが、地上の受信機に上空からのかなりきれいな映像を送ることに成功しました。編集したものを厚木分団でホームページに載せるそうですので見て下さい。もっと実験したいと思いましたが、時間切れとなったのでこの実験は再び挑戦することにしました。
厚木分団のホームページ(現在アクセスできません)
相模原グリーンロータリクラブからは渋谷会長始め多くの方にイベントを手伝っていただき、又、テントもお貸し頂きました。厚く御礼申し上げます。
終了後に早速、来年も又企画したいとの声が上がりました。今度はロケットは分団で作ってきて、競技だけを行うようにしたいと思います。そして近くの分団に呼びかけて、だんだん大きな大会にして行きたいものです。<澤井>
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