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YACさがみはら分団 2月度活動報告

2月度例会:『静電気について実験しよう』
日   時: 2004年2月15日(日)
場   所: 矢部・青少年学習センター 中会議室
参 加 者:団員9名、家族9名、リーダー5名、体験参加者1名、見学者8名 合計32名

例会の様子
そらとぶ「電気くらげ」

 出席者は団員9名と体験参加者1名、父兄9名、リーダー5名の他にグリーンロータリークラブからの見学5名と会員の子供さん1名、さらに厚木分団からの見学(林リーダー夫妻)2名合計子供11名、大人21名が参加して、大変にぎやかでした。

 最初にみんなで静電気を利用した工作をしました。作ったものは「空中に浮かぶ電気くらげ」です。薄いポリエチレン(幅3センチ、長さ15センチくらい)のひもの片方を結んでからなるべく細かく裂いておきます。次に直径2,5センチ又は3センチの塩化ビニール管(長さ約30センチ、表面をアルコールできれいに拭いたもの)の表面を毛皮でこすって電気をため、始めに作ったポリエチレン製のクラゲも同じように毛皮でこすって空中に投げてゆっくりと落ちる時に、その下に電気の溜まった塩化ビニール管を持って行くと落ちないで写真のようにふわふわと浮きます。

例会の様子
ふわふわとんでいます

 はじめは本に書いてあるように紙でこすって試しましたが、なかなか「クラゲ」が浮かずに困っていました。そのときにリーダーの1人が紙よりも毛皮の方が強い静電気が起きること(これは二つのものをこすり合わせた時にどちらにどんな電気が溜まるかを強い○+から強い○−まで順番に並べた表があって、今日の資料として渡してあり、それを見て分かるのです)を教えて、それからはどんどんクラゲが浮かぶようになったのでした。

 ただ本に書いてあるようにしたのでは成功せず、このような表を見て成功させたことはみんなの良い勉強になったことでしょう。こすりあわせるものによって、こんなに静電気の溜まり方が違うことが分かりました。

 次に静電気の溜まったものを近づけると2枚の金属のとても薄い板(「はく」と言います)が同じ電気を帯びて左右に開く道具(はく検電器と言います)を見せて、みんなに実験して貰いました。これを使えば、電気を帯びている様子が分かります。それからマイナスの電気をためたエボナイトという棒をくるくる廻るように台に乗せたものに電気を帯びた棒を近づけて、逃げたら同じマイナスの電気、近寄ったら違うプラスの電気で、区別出来ることも実験しました。

 さらにバン・デ・グラーフという人が原子核の実験のために工夫した何万ボルトもの静電気を起こす道具も見せましたが、これは近くに寄るだけで人間にも大きな電気が溜まるので、この次の機会に三宅さんに実験して貰うことにしました。

 最後に手製の「はく検電器」をみんな作りました。うんと薄い金箔が手に入らなかったので、10ミクロン(0.01ミリ)の真鍮のはくで代用しましたが、ちゃんと開くものが出来て大喜びでした。うちに帰ってからも実験出来ると思います。<澤井>

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