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6月度例会: | 『浜岡原子力発電所の見学』 |
日 時: | 2003年6月20日(土) |
場 所: | 中部電力浜岡原子力発電所(静岡県) |
参 加 者: | 団員9名、父兄・リーダー11名 合計20名 |
みんなで記念写真
風力発電所のパネルの前で |
御前崎は風が強くて分団旗が飛びそうです |
次に向かったのはいよいよ原子力発電所です。イラク戦争の影響で、入場が大変厳しく、大人は全員運転免許証などの身分証明書、子供も保険証のコピーなどを用意しなければ中に入れてもらえませんでした。今、日本中で使っている電力の約40%は原子力で発電しているそうです。
まず原子力館で3号機の実物そっくりの模型を使って、説明を聞きました。直径1センチ、高さ1センチくらいのウラン化合物を固めたペレットというもの(この模型はバスの中で手に取って見せて貰いました)が燃料で、この一つだけで1軒の家庭の数百日分の電気が起こせるそうです。このペレットを350個入れた棒が燃料棒で、これが何本か集まって束になっていました。そして、核反応を始めさせたり、止めたりするのに使う十字型の断面の制御棒(この中には中性子を殆ど通さないホウ素の化合物が入っています)、さらに最近新聞などで有名になったシュラウドという原子炉の中の水と冷却水を隔てている壁の実物大の模型も見せて貰いました。
百聞は一見にしかずと言うことわざがありますが、言葉では知っていたものを見て、原子力発電の様子が身近になった感じでした。運転開始のスイッチを押すと、制御棒がするすると降りて中性子が隣の燃料棒に届くようになり、温度が上がって周りの水が沸騰してその蒸気がタービンを廻して発電機を廻すというわけです。
質問の時間に、制御棒が下に降りてくる構造では、水漏れの心配はないのですか、と言う質問が出たのには感心しました、
原子炉の模型 |
いろいろスイッチがありました |
建設中の5号機はもう建物の外壁が完成していて、バスで見て廻るだけでした。そのあとは研修センターと言って、原子炉の運転の訓練をする所を見ました。普通は見物する場所から全体を見学するだけですが、この日は特別に訓練室に入れてもらって、スイッチ類を触ることも出来ました。
帰りは、少し道路が混雑していて、時間がよけいにかかりましたが、予定の7時 前には出発した伊勢丹裏に戻って解散しました。
今度の見学会では、放射能とか、放射線などと言う言葉が何度か出ましたが、いつか、こういうものも勉強しましょう。
見学会を用意して頂いた、東京電力相模原支社の野沢様、石川様にお礼申し上げます。<澤井>
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