相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第499回例会週報

498回 | 500回 | 2002-03週報目次
◆会長エレクト研修セミナーの報告
会長エレクト 今井 睦

ガバナー報告(鹿島ガバナー)
地区大会においては市民参加型の成功を評価していました。また、ガバナー公式訪問時には必ずクラブの認証状を掲示するように注意していました。今年から行なわれたガバナー補佐制度は80%の人から支持されているとのお答えでした。

<ガバナーエレクト報告>
 アナハイムでの一週間に及ぶ研修に参加されて気が付いたのは日本は20年以上のロータリー経験を持つ年配者が多いのに対して、海外では10年程度の若いガバナーエレクトが目立ったそうです。

 次年度のテーマに関しては、今年度のテーマ"慈愛の種を播きましょう"に繋がりを含んだ"手を貸そう""Lend a Hand"に決定しました。

 また、1905年に誕生したロータリーが100年を迎えるにあたって双子クラブ(大陸を離れたクラブ同士)による共同の奉仕活動を実行して下さいとの事でした。

 また、ロータリアンの家族を大切にしてほしい。(元会員や亡くなられた会員の家族も含めて)

 研修会で感銘を受けたお話を紹介されました。それは、1800年代の終りのスコットランドでの出来事で湖でひとりの少年が溺れていました。それを目撃したひとりの農夫が自分の命を顧みず救い出しました。それから数日してひとりの紳士が農夫の元を訪れお礼にお金を渡そうとしましたが、農夫はそれを丁重に断ったそうです。紳士が立ち去ろうとした時、丁度助けた少年と同じ年頃の農夫の息子が目に止まったそうです。そこで、その紳士は農夫にある提案をしました。"あなたの息子さんに私の息子と同じ教育を受けさせて頂きませんか?"農夫はそれを了承しました。そこまではありそうな話なのですが、その農夫の息子はその後医学の道に進みペニシリンを発見しノーベル医学賞を受賞、そのペニシリンによってあの紳士が命を救われたそうです。そして、農夫に救われた少年こそ、後のノーベル平和賞を受賞したチャーチルであった。という嘘のようなほんとの話。

 そして、中西ガバナーエレクトが次年度の方針を述べられました。増強に関しては大きな目標は置かずプラスワンを目標にする。各クラブは自分のクラブに問題点はないか、深く検討する必要があるし、20名以下のクラブは早期に20名以上にする。現時点ではクラブの合併は考えられないので、一度解散して他クラブに入会する選択の道もある。

 地区セミナーは出来るだけ行なわない(増強・財団・米山は実施する)。ライラは実施しない。分区と言わずグループとする、そして、グループ間の親睦交流を図る。

 地元の役所に行って地域の実情を聞いてほしい。そうすれば、地域の人達が望んでいても予算が足りなかったり時間がかかったりする事例があると思います。それを複数クラブでも援助できれば良いのでは。また、ITの充実を図ります。各クラブにIT担当を決めて下さい。地区における通信費が約300万、ガバナー月信に約500万かかっている。また、GSEは大阪の国際大会に合わせて来日予定です。

 また、中山PGからリーダーシップについてのお話があり、まず、自分の長所と短所を知る・明確な目的を持つ・大きな目でものを見て従来の考え方を忘れろ・個性的であれ・協調性を持って事に望め・高い道徳観を持て・自分や部下の失敗に責任を持て。との事でした。(地区リーダーシッププランについて)

 ここで午前のセミナーが終り昼食後、今年度から実施されているガバナー補佐制度について、8人の補佐から報告がありました。(当、第5分区の塚田氏のみ欠席)

 主な意見は、原則は四半期に一度は各クラブを訪問する。(事前連絡をしないで訪問するとクラブの状況が分かり易い等)分区代理のような単なる連絡係りではなく、ガバナーの仕事を分配され細かな運営事務や公式訪問やクラブ奉仕について係わっていくものと考える。IMの開催がない事に関しては各クラブに戸惑いが見られたが合同例会やチャリティー会などを行ない分区内の親睦を図った事例がいくつかあった。地区の委員長が熱心のあまり強制的になることがあり、委員長が直にクラブに要請され、ガバナー補佐が知らないケースもあり困ったこともありました。

<続いて会員増強・退会防止について。>
 山地増強委員長の話/ロータリー誕生100年の2005年を目指して増強を進めるが各クラブが適正な会員数を考えて増強をして頂く、地区からは数値目標は掲げないがプラスワンが望ましい。12月31日から1月1日に38名の退会があり減少に転じてしまった。ただ女性会員は70名から75名に増加している。今ロータリーは地域と遊離しているのでは?これからは地域密着の奉仕活動を行なう事で広報と会員増強に繋がるのではないか

 続いて、小沢PGの話で13年前に地区が分離してから無理な拡大が続いてきた、その結果、当時より280人の減少になっている。世界的にみてもこの減少傾向は日本だけのもので特に当地区ではその減少が激しい。自然でも5?10%の減少がありそれを考慮して増強を考える必要がある、特に20名以下のクラブは早く20名をクリアして下さい。過去にクラブの消滅は日本では1クラブありました。その為には活力あるクラブにすることです。

<ロータリー財団について>
 神崎PGの話で1917年の国際大会でアーチ・クランフが「全世界的な規模で慈善、教育、その他社会奉仕の分野で何かよいことをしようではないか」とロータリーの基金の創設を呼び掛けたのが始まりで、翌年に最初の寄付金が26ドル50セントでスタートしポールハリスの死去により130万ドルが集まり、今は巨大化、肥満化し財団に母屋を取られたという感じがする。

 奥津R財団委員長の話で、R財団は米山ほど身近に感じない。シェアシステムで60%は地区にバックされるので、それを元に活動ができる。一人当たり180ドルを達成したのは去年69クラブ中10クラブ、べネファクターは12クラブでした。

 西田R財団副委員長はリンゴをふたつに割ってもどちらかが大きいものです、そんな時大きなリンゴを相手に与えるのがロータリアンであり、財団には自己研鑽のプログラムが数多くあります。

 蔵並PGの話、寄付は強制ではない、しかし50%の人が食事に困り医療を受けられない世界は決して平和とは言えない、できれば一杯のコーヒーを寄付にまわしてほしい。

<米山について>
 山道米山奨学会理事の話、受け入れ専門であり理解されやすい。ワークブックを活用して欲しい。当地区は35地区中10位以内に入る。全国で96000人の留学生がいてその内9000人が国費留学生で約1000人が米山奨学生です。国費留学に比べ金額的に少ないがカウンセラー制度によるきめ細かいサポートは人気です。一人当たり200万円かかり、16名の選考が終り、19名が継続中です。