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YACさがみはら分団 2015年8月 活動報告

8月: 『「日本記録に挑戦!モデルロケット1000機同時打上げ!」見学』
日  時: 2015年8月1日(土)10:00-16:00
場  所: 秋田県能代市能代市下浜埠頭
参 加 者: さがみはら分団から、リーダー1名


モデルロケット1000機打ち上げイベント見学記
日本宇宙少年団相模原分団  澤井 政信

8月1日(土)秋田県能代市で日本記録を目指して行われたイベントを見学してきました。
このイベントは新しく能代分団が発足したことの記念の意味もあって、あきた宇宙コンソーシアムが主催して行ったものです。技術的なことは秋田大学と千葉工業大学が支援しています。
使用した1000機ものモデルロケットはおもに能代市内の子供たちが作りましたが、計画を知ったときに支援を申し出ておいたので、相模原分団にも30機製作の依頼があり、送られた材料を使って、7月例会(7月12日)で団員たちに作ってもらって返送しておきました。打ち上げ会場のロケット群の中に、分団の子供たちが作ったロケットも見つけました。

相模原分団で作成したモデルロケット


会場の能代市下浜埠頭は打ち上げ花火の会場としても使われるところだそうで、能代港の細長い入り江の対岸で打ち上げるのを、こちらの岸から見る仕組みになっています。午後一時頃に打ち上げ場に行ってみたところ、朝からの準備でほとんど打ち上げの準備が整っていました。
発射台は1m×2mの板2枚を高さ10cm位の板を挟んでサンドイッチ状にしたもので、その上に10機を5列に並べて、一機ごとにバッテリーから並列にイグナイターに配線してあり、その50機分を一台のバッテリーに繋ぐようにしてあります。エンジンはA8-3、ガイド棒は50cmぐらいでエンジンは板の上にじか置きでした。打ち上げに失敗する機体もあるのでセットしたのは1159機でした。長さ2メートルの板が60枚、150mくらいにわたって並んでいて壮観でした。
一枚の板を一人の係員が担当して発射の合図でバッテリーからの線を繋いで発射しますが、すべての連結は導通テストしてあるとのことでした。

一斉発射は午後2時18分です。この時間は日本のロケット開発の先駆者、糸川英夫先生が約50年前に最初のペンシルロケットを発射した時間とのことでした。
何回かリハーサルをしたのち、カウントダウンとともに一斉に発射して成功しました。そののちに 発射台に不発で残った機数をカウントして、1066機の発射成功を確認して、日本モデルロケット協会から日本記録の認定証を贈られて、イベントは終了しました。



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