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YACさがみはら分団 2014年6月 活動報告

6月例会: 『放射能の実験とモデルロケットの打ち上げ』
日   時: 2014年6月22日 9:30-15:30
場   所: 相模原市立 相模川ビレッジ若あゆ
参 加 者: 団員20名、団員家族18名、他分団員1名、リーダーおよびサブリーダー4名  合計 42名

今日の例会は昨年10月に予定していて台風の接近で中止になった放射能の実験です。放射能とはどんなものか、放射能の強さの表し方などの説明ののち、霧箱を使って、放射能を目で見る実験をしました。まずドライアイスを木槌で小さく砕いて発泡スチロールの皿に敷き詰め、直径10センチくらいの薄いプラスチックの丸い容器を置きます。容器の中には黒い紙を敷いてあり、又、内側には戸当たりテープを巻いておきます。この戸当たりテープにアルコールを2〜3ミリリットル垂らして蓋をします。こうすると底から1.5センチメートルくらいのところに過飽和のアルコール蒸気の層が出来ます。その場所を狙って横の穴からごく弱い放射能を持った試料を差し込みます。弱い放射能を持った試料にはキャンプなどで使うランタンの芯を利用しました。以前購入した芯には光を強くするためにごく少量の酸化トリウムという放射線を出す材料が付けてありました。最近の製品にはもう付けてありませんが、リーダーの一人が昔購入してあったものには付けてありました。
部屋を暗くしてLEDランプで照らしてみていると、時々細い線が飛んでいるのが見えました。アルコールの蒸気を過飽和にするのがするのが少し難しく、中々見られないグループもありましたが、何人かははっきり見ました。少し大きなガラスの容器を使って同じような実験もしました。又弱い放射能を持った試料として、酸化トリウム入りの溶接用のタングステン棒も試してみました。団員の山崎誠人くんのお父さんが実際に放射能の測定器を作っている会社に勤めていらっしゃいますので、本物の測定器で測定して見せてくれました。
午後は矢張り10月例会で出来なかったモデルロケットの打ち上げの予定でしたが、小雨が降り出して河原に行けなくなり、敷地内の広場で4名だけ打ち上げました。そのあとは虹のシアターで植物の種がどうやって遠くに飛ぶのか、実験しました。実際の種のかたちを拡大してプリントして切り抜いたものに、小さい錘をあちこちに付けて実験しました。そのあとはビデオの鑑賞で、アメリカのスペースシャトルが引退したあと、展示される博物館まで、どのようにして運んだのか、など面白い映像を楽しんで、午後3時半過ぎにこの日の例会を終わりました。



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