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YACさがみはら分団 2010年3月 活動報告

3月例会: 『科学手品と面白工作』
日   時: 3月21日(日曜) 午後1時〜午後5時
場   所: 矢部青少年学習センター 中会議室
参 加 者: 団員20名、団員家族23名、リーダー8名  合計51名


1. 宇宙小話
 受付のあと、まず宇宙研の高木さんの宇宙小話を聞きました。今日の話題は「暗黒物質」でした。小さい子供には全部は分からなかったかも知れない話でしたが、何処かに記憶が残ることと思います。10分くらいで高木さんのお話が終わると、子供たちは広い部屋に残って小山リーダーの「科学手品」と「面白工作」を楽しみました。


2. 「科学手品」と「面白工作」

【科学手品】
A) 科学の棒
 両手の人差し指を出して肩幅くらいに広げ、その上に「科学の棒」(重心に印を付けた1mくらいの単なる棒)」を乗せる。手を狭めると左右交互に勤きながら、本人の意思とは別に必ず印の位置に寄っていく。
 解説:この手品が面白ければ理系、さっぱりの子は文系と判断出来る。今回は全員理系でした。

B) 一円の壁を突き破るビー玉
 透明なガラス瓶の口に一円玉を置き、その上に30センチくらい紙筒を被せる。その上からビー玉を落とす、見事に「一円の壁」を突き破って、ビー玉は瓶の中に落ちる。
 解説:ビー玉が軽い一円玉に当たると一円玉は上にはじかれ、その隙にビー玉が瓶の中に入る。紙筒の一端が透明になっているので、その様子が観察できる。

C)太鼓の火消し
 火を消す方法を尋ねる。息や空気砲、コップを被せる等々。その中でも振動で消すのに太鼓を使ってやってみる。
 この後、「2つのクリップを直接、手でジョイントするのではなく、1枚の紙を使ってやる方法」等々、かなり興味を示してくれました。


【工作】 
A) 「バランストンボ」を応用した「指先にくちばしで止まる鳥」
 二つ折りにした牛乳パック(左右対称になる)をハサミで切り抜き、基本形を見ながら、比較的オリジナルになるように鳥を自由に作らせました。

B) コケコッコちゃん
 紙コップの底に穴を開け糸を通すだけの簡単な工作。糸には抜けないように爪楊枝を折ったものを付けます。
 遊び方:コップを逆さまにし、垂れた糸を濡れ布巾でこするだけ。意外に大きな青がします。ぐっ・ぐっ・ぐっと三回に分け、最後を長く伸ばすと鶏こなります。

 最後に空気砲で何本のローソクを消せるか、手製の「折り紙兜(金)」を賞品に競わせたところ、盛り上がりました。 


3. 「宇宙の大きさ」の勉強会(対象は小学校高学年以上)
 これは団員の一人から 『(1)銀河の大きさ、(2)宇宙にはこのような銀河が1000億個もあると言うこと、および(3)それを合わせても実際の宇宙の大きさの200万分の一にしかならないと言う3つの条件から宇宙の大きさを計算してみた』 という手紙がリーダーのもとに寄せられました。その解説をしようと言うことになって企画したのが今回の例会です。
 まず、問題を提起した団員の大窪理仁くんからどのように計算したかの説明をしてもらったあと、長谷川リーダーから遠い星までの距離をどうやって測るかの解説をしてもらいました。それには次の4つの方法があります。

  1. 近い恒星までの距離は年周視差(一年間で地球が大きく動いているので、たとえば春と秋では同じ星の見える方向がわずかに違うこと)を利用して求める。
  2. 遠い星までの距離は星の色を使った方法で距離を求める。
  3. 変光星(明るさが規則的に変わる星)を使って距離を求める。
  4. ドップラー効果(星の光をプリズムで分けたとき、遠い星ほど早く遠ざかっていて光の波の長さが長くなる)を使って遠い銀河までの距離を求める。

 しかしリーダーが説明しているうちに時間切れとなり、宇宙の大きさの話までは行きませんでしたが、このようなことに興味を持ち、しかもそれを自分たちの知識で計算してみようと考えることは素晴らしいことだと思いました。


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