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10月例会: | 『ゲルマラジオ作り』 |
日 時: | 10月20日(土曜)午後1時〜午後5時 【補習】10月27日(土曜)午後1時〜午後5時 |
場 所: | ソレイユさがみ セミナールーム6 |
参 加 者: | 団員15名、団員家族5名、 リーダー4名、見学2名 合計26名 【補習】団員3名、家族2名 リーダー1名 合計6名 |
10月の例会はゲルマニウムダイオードを使ったラジオ作りをしました。昔は鉱石ラジオと言って、天然の鉱石のダイオードを使ってうまく音が聞こえる位置を針で探したものでしたが、今は性能の良い半導体のゲルマニウムを使ったキットがあり、それを使って作りました。このキットは台湾製で、説明文も中国語と英語でした。キットの表に、「石器時代収音機」と書いてあって面白いものでした。
なぜラジオが聞こえるかなどの理くつはあとにして、まずラジオ作りです。電池なしで本当に聞こえるのかな、と半信半疑で試作してみたら電波の状態の良いところでははっきり聞こえました。
まずキットの中身の点検です。抵抗やコンデンサーなどの部品の説明をしながら確かめてゆきました。半田付けがはじめての人も沢山いましたので、まずは半田付けの基本からの練習でした。
配線はプリント基板の穴に抵抗、コンデンサー、コイルなどを差し込んで、半田付けをして行きます。取り付ける順番は背の低い部品からです。まず抵抗とダイオード、それからコンデンサー、可変コンデンサー、イヤホンとつけて、最後に細い線を100回近く巻いたコイルをつけました。この線がとても細くて、エナメルが塗ってあって、それをはがしている内に切れたりしてこのコイルの取り付けが一番の苦労でした。
今日の例会では中学生団員がとても良く小学生を指導してくれました。中学生団員の何人かはロボット作りの研究会に参加していて半田付けになれていましたので、指導して貰ったのですが、とても分かりやすく指導してくれて感心しました。
こうして何とかみんな完成しましたが、このビルではテストする場所がありません。家に持ち帰ってなるべく大きな面積の金属を探して試してみるように言って解散することにしました。
ところが、それを聞いて早速、「なるべく大きな金属はどこかな?」とあたりを見回して、ステンを貼った壁や流し台などを見つけて、そこにアンテナをつなぐクリップを当てて「あっ聞こえる!」と言いだした団員がいました。みんなまねをしてイヤホンを耳に当てていましたが、ほんとに何か聞こえるのです。雑音のような音で、電波を受けているのか、どうか分かりませんでしたが、子どもたちが大勢いると、こんなことをする子もいて楽しく過ごしました。
家に帰ったあと、中々聞こえたと言ってくる子どもがいません。数日待っていたら、松田慧一君から嬉しいメールが来ました。色々と工夫したら、NHKの第1,第2と、もう一つの放送局の音がしっかり聞こえたというものでした。みんなにしらせて、頑張って探すようにお願いしましたが、やはり電波の事情が悪いのか、聞こえた人はわずかでした。
次の機会には電灯線をアンテナにして試すことが出来るように、安全な器具を準備して渡す予定です。そして、その次はこのようなかすかな音を大きくして聞くのにはどうするか、と言う実験をして見る予定です。<澤井>
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