前月
前月の活動
★ホームにもどる★ 2007年度
活動報告
次月
次月の活動

YACさがみはら分団 2007年5月 活動報告

5月例会: 『「葛飾区郷土と天文の博物館」見学』
日   時: 2007年5月20日(日曜日)
場   所: 葛飾区郷土と天文の博物館
参 加 者: 団員9名、団員家族7名、リーダー4名、見学3名
厚木分団からの参加者:団員2名、団員家族2名 合計27名



 5月の例会は東京都葛飾区にある郷土と天文の博物館のプラネタリウム見学でした。橋本駅に9時に集合し乗り換えを繰り返して、やっとお花茶屋の駅に着きました。降り口の「亀有」の地番を見て「亀有公園を探せ」「両津の銅像はどこだ?」の声があがりましたが、両津の銅像は常磐線の亀有駅北口、亀有公園は亀有駅北口徒歩5分の所なんだな。残念だったね、君たち。
 亀有公園ならぬお花茶屋公園の脇を通って10分、出迎えたのは直径2mの光り輝く謎の球体と同じく笑顔の輝く澤井分団長でした。やっと目的地到着です。受付をして早速お昼ごはん。 もぐもぐもぐ...

 3階展示室には望遠鏡が発明される前の大天文学者ティコ・ブラーエが使っていたというアーミラリー(星の位置を測定する器械)があって、その大きさに驚かされました。そのほか太陽系の模型を動かして水星の動きの速さに目を回したり、月の満ち欠けの展示に見入ったりしてプラネタリウムの開場を待ちました。
 ここのプラネタリウムはコンピュータグラフィク(CG)によるディジタル映像と通常のプラネタリウムが融合した最先端のプラネタリウムです。星が見えるとすぐに葛飾の空から宇宙に飛び出しそのまま太陽系の旅に出てしまいました。そして投票で行きたい方向(今回は夏の空でした)を決めるとそのまま銀河を突き進み、そのまま宇宙の果てまで行ってしまいました。展開と動きの速さに目を回し、何とか葛飾の空に戻ってこられたときはほっとした人もいるのではないでしょうか。
 その後は通常のプラネタリウムで今日の空の説明です。金星と月、その上の双子の星、南の空の土星とレグレス、少し東へ行ってアルクトッルスとスピカのポチポチx3の星たち。北斗七星と春の大曲線の説明などをしてもらいました。天気が良かったのですが、うちに帰ってちゃんと本当の夜空で復習しましたか?

 プラネタリウムの後は記念写真を撮り、郷土のフロアの展示見学です。3丁目の夕日を懐かしむ元少年、3丁目の夕日で見たとはしゃぐついさっきまで少女だった人、懐かしい番組(白黒)の前から動けなくなる人、ベーゴマ勝負に熱くなる人と、それぞれの思いが出るフロアでした。「次の例会はベーゴマ大会ね!」という意見も出ましたが採用されるかどうか。真剣に場の設営を考えていたお父さんもいましたが...

 そうこうしている間に時間となり、再び都心横断の長い旅の時間となりました。みなさんお疲れさま。よかったらまた違うプラネタリウムへ行きましょう。(記録:三宅)


プラネタリウムの感想
 今回の例会では、二人の小学生団員にこのプラネタリウムを見て感じたことを書いて貰いました。

佐藤 万葉さん(小5)
 5月20日、私は宇宙少年団のイベントで、プラネタリウムを見に行きました。東京かつしか区にある博物館です。
 中に入ると、とても広い部屋がありました。それからお昼ご飯を食べたりして、いよいよ待ちに待ったプラネタリウムです。友達と4階へ上がって、プラネタリウムの部屋に入りました。その時は、まだ電気がついていました。
 何十個もいすがあります。私は、中心の席にすわりました。いすを見たらびっくりしました。右の手すりにボタンが3つついていたからです。今まで見たことがないいすでした。
 まるまで、天井(スクリーン)にいろいろな宇宙の豆ちしきがクイズ式になってうつし出されていました。
 プラネタリウムが始まると、まず、太陽系のわく星の中へ行きました。どの星もみんな3Dになっているので、まるで本物のようでした。特に土星の輪の中に入った時小さい氷のつぶがたくさんあって、びっくりしました。自分が本当にうかんでいるような感じがしました。
 次にどの星空にたんけんに行くか決めます。1.夏の空 2.冬の空 3.南半球の空の3つの中から選びます。手すりのボタンを1回だけおして多数決をとって決めました。
 1.夏の空になりました。
 そこで、「では、夏の星空へ行きましょう!」という司会のお姉さんの声で、がめんが動き出しました。すいこまれるようなえいぞうで、本当にロケットに乗っているような気がしました。いろんな銀河をめぐった後、今夜の星空、月や金星、ふたご座、かに座・しし座・おとめ座・さそり座を見ました。私は、さそり座なので、あった時はうれしかったです。最後に、夏の大三角を見て、プラネタリウムはおわりました。
 私が今まで見たプラネタリウム中で一番おもしろかったです。この45分間がすごく速く感じました。
 また、行きたいです。

渡辺 爽くん(小6)
 僕は、現地に着いたら、まっ先にご飯を食べました。そして、パンフレットを見たら、「いろいろな天体望遠鏡」のコーナーがあったので、見てみると、覗くところと写す所が直線になっていなくて、真横から見るようになっているもの、望遠鏡の台を動かすものや、望遠鏡そのものを動かすようになっているものがあり、昔の人は、天体の研究を進めていくために、たくさんの努力と工夫をしていたことが分かりました。
 そして、次のプラネタリウムでは、葛飾の空だけでなく、現在分かっている宇宙のすべてを見ることが出来ました。いま暮らしているこの日本のことだって、すみずみまで知ることができないのに、この地球がものすごくちっぽけな存在にも考えることが出来るのは、宇宙がとんでもなく大きなものだからと思いました。この地球をも小さなものにしてしまう宇宙は、ひじょうに大きな影響をおよぼしていることが分かりました。これから先、もっと先の宇宙のことを知りたいです。


★今頃の星空についての追加(三宅俊明さん)
 例会の時に言い忘れたのですが今、今年一番の水星の見頃です。6月10日頃までの夕方西の空低く水星が見えています。昨日(例会の日)は良く晴れていて7時過ぎに外へ出てみると月と金星がきれいに見えていました。金星の右下を双眼鏡でさがすと水星を見つけることができました。東の空が暗くなり西空が夕焼けで赤くなっている頃には肉眼でもよく見えていました。水星は空が暗くなるとすぐ沈んでしまうので、まだ明るいうちに双眼鏡で場所を見つけておいた方が水星を見やすくなります。コペルニクスも見ることがなかったという水星をみんなで見てみましょう。
 国立天文台でも「内惑星ウィーク」として観察を進めています。
 その後だんだんと空が暗くなり見えてくる星の数も増えてきました。月のすぐ上に双子座の二つ、東に行って土星としし座のレグレス。さらに東に麦星としんじゅ星がプラネタリウムで説明してもらった通りに見つけられました。頭の上高いところには北斗七星が何とか見ることができ春の大曲線の確認もしました。もちろん頭の二つの星を延長して北極星も見つけました。カラス座はまだ空が明るい時間だったのでちょっと無理でした。

 プラネタリウムはよく見えるのですが、ドームが小さいのでどうしても実際の星空と違って見えます。自分で夜空を探し教えてもらった星を是非見つけてみて下さい。



前月
前月の活動
★ホームにもどる★ 2007年度
活動報告
次月
次月の活動