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YACさがみはら分団 2005年8月度 活動報告

8月度例会: 『なつキャンプ』
日   時: 2005年7月11日(木)〜12日(金)(一泊2日)
場   所: 町田市大地沢青少年センター
参 加 者: 団員12名、団員家族1名、リーダー7名 合計20名

宇宙少年団相模原分団

 今年の夏休みキャンプは相模原市と相互利用の協定を結んでいる町田市の施設を利用して一泊2日のキャンプを行いました。この施設を利用するのは初めてですが、相模原市から近く、利用しやすい施設です。食事は全部自分たちで用意しなければいけませんが。

8月11日(第1日)
 団員たちは父兄の付き添いで朝8時に矢部駅の北口に集合。石川リーダーの用意したマイクロバスに全員乗って、町田街道を高尾の方向に走って、現地に向かいました。9時前には予定通りに到着。午前中は室内で卓球とバドミントンなどをして遊びました。一渡り運動した後に屋外に出て、アスレチック施設で遊んだ後、お弁当を食べました。ここは木が多くて、気持ちのいい風が吹いてきます。

 午後の行事は、工芸室でホバークラフト作りです。小さな模型ではなく、子供が乗れるような大きなものをみんなで力を合わせて作る計画です。

宇宙少年団相模原分団 まず、子供たちを2班に分け、A班は実験班、B班は工作班としました。A班のリーダーは中学生の菱沼くん、B班のリーダーはやはり中学生の服部くんです。A班の仕事は模型を使ってホバークラフトのスカート部分の構造の実験でした。大きなホバークラフトでは力がかかることを考えて、布製のスカートを作ることにしましたが、その構造を決める実験でした。布の張り方を工夫して、その布にどんな穴を開けるか、考えて実験してもらい、試作して浮かぶことを確認して、その結果を大型のホバークラフト作りに応用するためです。実験は成功して、パソコンを使って設計図まで書いてくれたのには驚きました。

 B班の工作班はホバークラフトの本体の工作です。90センチ×180センチの建築用発泡スチロール板(厚さ25ミリ)をどのような形にするか、の討議から始めました。
真四角にする案と、そのままの大きさにする案の二つの案が出ましたが、なるべく面積の大きい方がいい、との考えから全部を使って長方形のものを作ることにしました。

宇宙少年団相模原分団 まず第一段階として発泡スチロールの板の中心に穴を開け、それから何カ所かに足をつける作業です。足にはコンクリートブロックの形状の発泡スチロールを半分に切断して使いました。次にその足に幅12センチのベニヤ板を四方に張り付けました。これらの作業には電動のカッターを使うこともあって、団員には安全のためにはどのような注意が必要かを充分に教えて行いましたが、よく注意を守ってくれました。

 空気を送るファンには、中古の電気掃除機を分解して送風機のところを取り出して使いましたが、機械を分解するのが好きな子供たちが多く、みんな興味深く取り組みました。

 子供たちが実験や工作をしている間に、リーダーたちは夕食の材料の買い出しでした。少し遠いところでしたが、アメリカの大きな食品スーパーのあるところまで行って、たくさんの食材を買ってきました。夕食はバーベキューでしたが、特に鈴木くんのお父さんが暑い中を薪を燃やして、汗びっしょりになりながら鉄板で焼いてくれました。

 入浴ののちリーダーの泊まるキャビンに集まって、スライドを使って長谷川リーダーからペルセウス座流星群のことなど、星の話を聞きましたが、みんな星のことに詳しく、たくさんの質問が飛び出していました。

8月12日(第2日目)
 6時半起床、7時朝食の予定でしたが、7時になっても起きてこない子供がかなりいました。夜遅くまで起きていたためのようでしたが、決められたことは守るようにしたいものです。

 午前中は昨日の続きの工作です。ひと晩たって、のり付けしたところはほとんど固まっていましたが、ここで重大のことに気がつきました。なるべく重たいものを持ち上げることが出来るように用意した発泡スチロール板をいっぱいに使ったのは良かったのですが、大きすぎて、車に積み込むのに大変不便だということに気づきました。そこでみんなで相談して、設計変更です。両端を15センチずつ切り落として長さを150センチにしました。こうすることで取り扱いが大変楽になりました。こういうのもいい経験でした。

宇宙少年団相模原分団 お昼までに予定していた工作は大体終わり、うどんを煮込んだ豚汁のおいしい昼食をみんなで食べました。

 朝起きた時には少し雨が降っていて、お天気が心配でしたが、お昼頃には雨の心配も無くなりましたので、今度は後藤リーダーの指導で軽いハイキングに出かけました。鈴木リーダーが準備した「自然観察ビンゴゲーム」をしながらのハイキングでしたが、途中で蜂に出会って、早めに切り上げたそうです。このビンゴゲームは4×4のマスにハイキングの途中にありそうなもの名前(リーダーが用意した25種類のうちから選ぶ)を書いておき、歩きながら探して、あったら丸を付ける。あとは普通のビンゴと同じです。早くビンゴが成立した順に3名に賞品が出ました。

宇宙少年団相模原分団 午後3時にすべての行事が終わり、片づけをした後、4時に現地出発、5時に無事に矢部駅に帰ってきました。

 キャンプを手伝っていただいたリーダーや父兄の方、特ににマイクロバスを用意していた石川リーダー、食事の準備をしていただいた鈴木さんに厚く御礼申し上げます。

追記:ホバークラフト工作のその後
始め行程の3分の一でも出来れば上々と思っていましたが、みんなの協力で思ったよりもはかどりました。しかし、まだ未完成でしたので、8月20日にもう一度矢部に集まって、仕上げとテストをしました。菱沼くん、柳沢くん、今井くん、鈴木くん兄弟などが集まって残りの部分を仕上げて、電気部分を菱沼くんがつないで、いよいよテストです。電源のスイッチを入れると、掃除機の聞き慣れた音がして、見事に浮きました。

 30キロ以上の体重の中学生では少し無理のようでしたが、軽い子供なら充分浮き上がりそうでした。次には子供が乗るところの構造についてみんなで相談しました。柳沢くんの提案を原案として、あとで菱沼くんが設計図を書いてくれました。

矢部で行われるyフェスティバルまでに、この設計図のような乗り物を造ってみんなに乗ってもらいましょう。<澤井>

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