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相模原グリーンロータリークラブ 第682回例会週報 |
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◆浅沼会員の卓話
ディープインパクト
エトセトラ・・・
本日は、スタッフを連れて参りました。前回のイニシエーションスピーチの時に、色々とお話してしまい、今日は何を話そうかと考え込んでしまいました。また、色々な人から「面白いお話を」と言われてプレッシャーがかかっています。
本日は、馬のことについて色々とお話ををしたいと思います。
まず、馬の特徴をお話します。旅行等に行って、馬を見るときに役立つと思います。
馬は、耳が動くんです。興味がある時には、前に動きます。馬は草食動物ですので、危険がないかどうか、常に耳を動かしています。
また、視野も350度以上あると言われています。近いものを見るときは首があがり、遠くを見るときには、首が下がります。
目については、人間は暗いと瞳孔が開きます。猫は縦に瞳孔が細くなっています。馬の場合には、目の中は楕円形で横長になっています。綺麗な円にはなっていません。目はフラッシュをたいたときなど、グリーンや赤だったりします。
鼻については、犬ほどの嗅覚はありません。ただ、犬のようにペットみたいなところもあり、臭いを区別することはできます。足音などにも敏感です。
馬は臆病なところがあり、突発的な音に弱いところがあります。
自動販売機のコインの音などにも驚くことがあります。逆に工事現場のような大きな音でも単調に響いている時は、案外平気だったりもします。
馬場馬術と呼ばれる競技では、「お静かに」とゴルフのような表示がされることがあります。それだけ馬は神経質なのです。走ったり大声には強く反応します。
それでは、馬に関する用具について説明を致します。
まずは、鼻捻棒(びねんぼう)と言うものがあります。私たちは、鼻ネジとも言っています。これは、馬を治療するときに、馬が騒がないように馬の鼻をひねって留めて、神経をそこに集中させて騒いだりしないようにするものです。
また、場着を持ってきました。これはセーターの感覚のもので、もっと分厚い布団みたいなものもあります。これらは馬の服ですが、一着3万〜4万円もするんです。それが一回で破れてしまったりすると涙が出そうになります(笑)。
それから、銜 (はみ)というものがあります。これは、4000年前から有るそうです。
金色のところに口が入ります。人を乗せる動物で、口の中にものを入れるのは馬だけです。らくだとか象は、口の中には物はいれません。象は耳の裏の刺激で動かすのです。唯一馬だけが口の中に物を入れて動かすので、ちょっと可哀想な気もします。
次に、大ロクというのがありまして、口に入れて、テコの要領でチェーンでしめるものです。
馬場馬術で使うものです。とても重い物です。馬の道具というのは全て重いものですが。
それから、馬装として、このブラシみたいなのは何かわかりますか?これは、爪の手入れをするものです。馬は足下がしっかりしていなければならないのです。実は爪が腐りやすいので、腐らないように詰まったものをブラシでとってあげるのです。
それから、馬の汗というのは、白い汗で、ホイップクリームみたいなものです。馬は犬のようにハアハアしたりせず汗をかくのです。
次にわんこという物があり、これは、後ろ足が前足にぶつからないように保護をするものです。
それから、ムチです。イギリスやオーストラリアではムチの機内の持ち込みもできません。馬具のブランドと言えば、ヘルメスですが、最低5万円はします。ムチはご存じの通り馬を動かすためのものです。どなたか叩かれたい人はいますか?(笑)。
また、これは拍車というものです。靴のかかとに取りつけて、馬の腹を刺激するものです。かなり痛いものです。動物愛護の観点からは問題がありそうです。
そして、これは鞍とあぶみです。あぶみというのは、馬に乗ったときに、足を乗せることで自分の体を安定させるものです。ないと疲れます。また、これがあるとバランスが良くなるのです。足が小さい女性はスッポリはまって事故になったりしますので、注意が必要です。
それから、ディープインパクトのお話ですが、現在は、種付けを仕事にしています。1回10秒で1200万円だそうです(笑)。私の馬は45分で2000円しか働きません(笑)。なお、馬にも好みがあり、馬によっては栗毛でないと駄目だったりします。そういう時は好みの色の馬を隣において、その気になったら入れ替えたりします(笑)。
ディープインパクトのたてがみとか尾の一部が手に入らないかと思ったのですが、ちょっと無理でした。
以上で本日のお話を終わりとします。ご静聴ありがとうございました。