相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第579回例会週報

578回 | 580回 | 2004-05週報目次
◆私の国 ロシアについて
国際親善奨学生 カミーラ・キルサノフナ・コルパシコワさん

 皆さん、今日は!
 私はカミラと申します。ロシアのサハ共和国から参りました。古里はサハ共和国のヤクーツクと呼んでいる市です。私は満24歳です。今は東海大学の別科で日本語を勉強しております。日本へ参りましたのは今年の4月です。これからどうぞよろしくお願い致します。今日はロシアとサハ共和国とヤクーツク市についてお話し致したいと思っております。

 ロシアは世界の一番大きい国です。地球全面積の11.5%で、1千7百万平方キロです。それに比べる為に、カナダは9百97万平方キロでありまして(例えば、ロシアより2倍くらい小さいです)、オーストラリアは7百68万平方キロです(例えば、ロシアより3倍くらい小さいです)。
 ロシアは西のバルト海から東の日本海まで1万キロです。西のロシアと東のロシアの時差は11時間です。ロシアの都はモスクワ市です。
 サンクトペテルブルクもとても大事な市でありまして、ロシアの第2の都とよく呼ばれております。ロシアには1千以上の市があります。
 それのうちに大きな市はモスクワ、サンクトペテルブルク、ニージニーノヴゴロド、ノヴォシビルスク、エカテリンブルク、サマーラ、オムスクです。
 ロシアに毎4年間大統領を選挙します。今はロシアの大統領はプーチンさんです。ロシアには宗教がたくさんあります。ですけれども、普及した宗教はキリスト教です。ロシア正教というキリスト教の種類です。
 イスラム教の一番有名なロシアの部分はタタールスタンバシコルトスタンです。仏教はブリヤート共和国には普及しております。

 ロシアの近くのは色々な国があります。例えば、アジア大陸の中国、モンゴル、カザフスタンとヨーロッパのウクライナ、フィンランド、ノルヴェーです。ロシアのカリーニングラードはロシアから分かれています。ロシアの面積の60%は永久凍土層です。ロシアの4分の3は平野です。ロシアには12万くらいの川があります。大きい川はドン、ヴォルガ、オビ、エニセイ、レナ川です。一番長いヴォルガ川は3百53万1千メートルです。大きい山はロシアの東と南にあります。一番高い山はエルヴルス山です。エルヴルス山は5千6百42メートルの高さです。カムチャッカ半島にはヨーロッパ大陸とアジア大陸の一番高い生きている火山があります。クリュチェフスカヤ山と呼んでおります。クリュチェフスカヤ山の高さは4千7百50メートルです。ロシアに湖はもうたくさんあります。2百万の湖があります。世界に一番深い湖があります。バイカル湖と呼んでおります。バイカル湖の深さは1千6百37メートルです。
 ロシアの人口は約1億4千5百人です。やく100種類の民族がロシアにあります。一番普及した民族はロシア人です。81%を占めています。ロシア語は公用語ですけれども、場所にとって普及した言葉が違います。
 サハ共和国はロシアの一番大きい共和国です。都はヤクーツク市です。サハ共和国の面積は3百万平方キロ以上です。ロシアの面積の5分の1です。西欧の面積の3分の2です。南から北までサハ共和国は2千5百キロです。西から東まで2千キロです。サハ共和国の面積の40%は北極圏の北です。サハ共和国に山がたくさんあります。ですけれども、ほとんどあまり高くない山です。一番高い山は3千1百47メートルです。ポベダ山と呼んでおります。
 世界に一番寒い所はサハ共和国にあります。オイミャコン市と呼んでいる所です。あちらには冬の時、マイナス70度になったことがあります。サハ共和国の人口は1百万人です。64万4千5百人は市に住んでいます。残りはいなかに住んでいます。
 ヤクーツク市の長さは北から南まで20キロで、西から東まで10キロです。人口は25万人です(平塚市と同じくらいです)。サハ共和国の人口の25%はヤクークーツク市に住んでいます。サハ共和国にはダイヤモンド、金、銀、鉄、石油の産業が進んでいます。

 サハ共和国の宗教は特別です。神達はたくさんいます。世界は3つあります。天国(神達の世界)と地球(人間の世界)と地下の世界(悪魔達の世界)。天国は9階があります。いちばん一番上の階には一番強い神が住んでいます。その神の名前はユリュン_アイイー_トイオンです。ユリュン_アイイー_トイオンは奥さんと一緒に住んでいます。奥さんの名前はイエヒシトです。別々の天国の階には色々の神達が住んでいると思われています。人間の世界に人間の以外はさまざまな幽霊とお化けがいます。
 一番有名なは森の幽霊です。バイヤナイと呼ばれています。ヤクート人は普通に森へ来る時、いつもバイヤナイに食べ物と飲み物を上げる(森に置いて行きます)。
 地下の世界には色々な悪魔がいます。時々弱い人間の魂を盗むために人間の世界にも行きます。来た時悪魔は普通のひとに見えない回っている風の形です。ヤクート人の宗教で人間の世界のま真ん中には天国を接する大きい木があると思われています。その木の名前はアール_ルーク_マースです。その木は人間の命を守っていると思われています。
 ヤクート人の宗教で年の初めは夏の一番長い日です。普通には6月です。正月の祭りはイシエフと呼ばれています。今まで毎年行っています。イシエフの時、まじない師は神達に歌を歌います。その歌はアリギースと呼ばれています。イシエフの時、馬の乳をのみます。馬の乳をヤクート語でキミースです。ヤクート人のカレンダーで月の呼びかた方もロシアのと違います。
 例えば、ヤクート人は7月を干草の月と呼んでいます。冬の変わりがヤクート人の宗教で牛を連想します。例えば、一月のま真ん中には‘牛は角を無くした’といいます。一月の終には‘牛は二つの角をなくした’といいます。二月のお終わりに‘牛は頭を無くした’と言います。ヤクート人の歴史は人から人に口頭で伝えていました。その歴史はオロンホと呼ばれています。オロンホを歌える才能がある人は少なかったです。その才能がある人は5日間以上オロンホを歌っていました。場所から場所へ行って、みんなに知識を伝えました。年をとる時、若い才能がある人を訓練しました。

自分について:
 専門は経済と法律(二つ)あります。今ロシアで大学をもう卒業しました。将来には学者になりたいです。経済学のリサーチをしたいです。興味がある分野は情報通信経済です。ロシア語、ヤクート語、英語とちょっと日本語とフランス語ができます。趣味はコンピューターのソフトです。若い時チェスで上手でした。ロシアで大学卒業後、9ヶ月石油会社で弁護士として働いていました。兄弟が3人あります。私と弟と妹です。10月に妹は日本へ来て帰りました。とても日本が好きに成ったそうです。

 私も日本が大好きです。ですから、ロシアの帰って、日本の文部省の奨学金を貰いたいです。もう2年間くらい日本でいたいですから。日本語の勉強には1年間が足りないと思います。もう日本語の勉強を始めたですから、完成するまでに終わりたくないです。日本へ帰って大学院へ入りたいと思います。ロータリー財団の奨学金貰ったのはわたし私の一生の一番良いことになってきたと思います。日本へきてだけ将来誰になりたいのを分かるようになりましたから。ロータリーの皆様、ありがとうございます。
 以上で終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

◆「こどもわくわく宇宙教室」報告
日本宇宙少年団相模原分団 分団長 澤井政信 様
  このたび私どもが企画しました「こどもわくわく宇宙教室」につきましてはグリーンロータリークラブの皆様方の力強いご支援を頂きまして、誠に有り難うございました。おかげさまで、20、21日の2日間にわたる教室開催を成功裡に無事に終えることが出来ました。参加者は56名で、今回のような企画は宇宙に関心を持ち始めた子供たちに大変有意義な企画でした。

 第1日目の「太陽系」は、宇宙研の朝木先生にお願いしましたが、こどもに分かりやすい内容ながら、太陽系の惑星が内惑星、外惑星に分けられること、内惑星は地球のような岩石で出来ているが、木星などの外惑星は水素ガスやへリュームガスなどの気体で出来ていること、太陽も大きなガスのかたまりであること、金星や水星が想像も出来ないような高温で、しかも大気が濃硫酸や高い圧力の炭酸ガスであることなどを分かりやすく説明してくれました。次に実際の太陽系の広がりを体感して貰うために、太陽、地球、木星などの模型を持って相模川の中州に行き、巻き尺を使って距離を測って太陽からの距離と大きさを実感しました。直径1.2メートルの太陽の風船からは、木星は数百メートルも離れていて歩いても10分ぐらいかかり、「木星は遠いなあ」と言いながら教室に帰ってきました。
参加者が多かったので、2班に分けての体験で、もう一つの班は長谷川リーダーから日食、月食のことをボールを使って教えて貰いました。

 第2時限の「隕石」は国立科学博物館の名誉研究員の島正子さんにお願いし、国立科学博物館から借りてきた隕石の標本を実際に手で触ったり、持ったりして「隕石」が地球上の岩石と違うこと、地球の年令が約46億年と言われている理由のように地球のことを調べるのに大変役に立っていること、日本には比較的多くの隕石が落ちているが、それでもこれまで日本に落ちた隕石は50件に過ぎないこと、隕石のなかの球状隕石と言われているものは無重力状態で鉱物が結晶したから、など沢山のことを教えていただきました。

 夕食後は「手作りプラネタリューム」で、講師の高尾さんはもと後藤光学で大きなプラネタリュームの設計をしていた方ですが、こどもと対話しながら説明したいと考えて、こどもと一緒に寝そべって星を見るようなミニプラネタリュームを自作した方です。 3メートル四方くらいの四角いテントに黒い遮光幕を張って、その中にドームを吊し、中央に投影機がおいてあります。子供たちは15人くらいの班に分かれて、ドームの周辺から頭をつっこんで寝そべります。そうすると上に夜空が浮かぶというわけです。中の明かりをだんだん暗くして行くと、全天に星が輝くようになります。北半球だけで約1万3千個の星が投影されます。空を見る位置も北半球だけでなく南半球まで自由自在で、時間を追っての空の星の変化を説明してくれました。

 第2日目は「ロケット」です。塩田リーダーの指導で、本物のロケットと同じ原理で飛ぶモデルロケットをカレンダーなどを使って作りました。カレンダーを巻いて細い筒を作り、下端に推進用の火薬をつけ、上端にはゴムひもでつないだフイルムケースをかぶせます。そして、そのゴムひもに長さ80センチくらいの幅広のポリエチレンのすずらんテープを結びます。ロケットが落下するときに少しゆっくり落ちようにするためで、パラシュートの代わりです。先端のフイルムケースにはとんがり帽子をかぶせて空気の抵抗を減らすようにして出来上がりです。昼食後、中州に行ってみんなで順番に打ち上げました。ロケットを発射台にセットして、カウントダウンの号令のもとに発射しますが、発射するときにはみんな緊張していました。到達した高さは離れたところからロケット用の高度計で測りましたが、最高記録は約80メートルでした。約60機を発射して、1回も失敗がありませんでした。高く高く上がるロケットは見ていて気持ちが良いです。

 これで、今回の宇宙教室は終わり、参加した人はみんな満足して帰って行きました。2日間にわたってお手伝いいただいたローリークラブの原さん、渋谷さん、小川さん、篠崎さん、平井さん、高橋さん、福山さんその他大勢の方々に感謝します。

※写真と会員からの報告もご覧ください。