相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第514回例会週報

513回 | 515回 | 2003-04週報目次
◆クラブ協議会

関戸一守ガバナー補佐
 今年度のテーマ「手を貸そう」ですが、詳しくは前号の「ロータリーの友」をご覧いただければと思いますが、四大奉仕に結びつくロータリー活動そのものではないでしょうか。今回は公式訪問の2週間前ということで出席させていただきました。地区が指導するのではない、クラブが地区を育てて行く様に横のつながりを大切にしながら、密接な関係を築いていきたい。

今井(会長)
 それでは今年度最初のクラブ協議会を始めます。これからの一年間の活動を方向付ける大切な会議ですので皆さん宜しくお願い致します。
 また、途中で関戸ガバナー補佐に何度かコメントを頂きたいと思います。まず、私からの会長方針ですが、先週お話しました、三本柱(大阪国際大会への全員参加・地域密着型の情報集会単位による全員参加型社会奉仕・家族やその他の人達を含め楽しく実りある例会)を実践したいと思っています。

守屋(幹事)
 会長の3本柱を会員に周知していただける様、努力いたします。

井上(会計)
(活動計画書より)
適正な会計処理に努めます。

田中(会場監督)
 出席したことによろこびを感じられるよう、楽しく例会をすすめていきたいと思います。会長方針を実戦出来るような運営と卓話の時間を大切にいたします。
 全員参加の例会にて、急にお話をお願いする事もあるかと思います。

奥村(米山記念奨学会)
 方針・実施計画は活動計画書の通りですが、これに付け加えれば、10月の米山月間に向けて、目標を示すと共に、米山功労者、米山ファンドフェローの増進に向けて力を入れていきたい。

内田(国際奉仕・金さんカウンセラー)
 先週の例会に金さんが出席しましたが、明るく積極的な女性です。日本をできるだけ理解していただくと同時に相手の国のことも理解し国際交流に役立てて生きたい。

権田(合唱)
 なぜ合唱するか?心和ませ緊張をほぐすと共に参加効果を高めるためだと考えます。委員が月交代で選曲いたします。

井上巧(スマイル)
 貴重なご寄付をいただくわけで、スマイルカードのデザインを季節に応じて代えたりといろいろと工夫したいと思います。

佐藤寅蔵(職業分類)
 今年はさほど見直すところは無いと思います。

関戸一守ガバナー補佐
 米山は日本の活動の中で大切な活動ですので、ぜひお願いをしたいと思います。家族委員会ですが、委員会の設置、親睦委員会のなかに担当委員を設置していただきたい。

守屋(クラブ奉仕委員会・小川代理)
 例会の充実、その中でも楽しい卓話が重要ですので、それを工夫して魅力ある例会にしていきたい。

大野(出席)
 前年度、私はホーム例会作品皆出席でした。欠席しがちな方に声をかけ、出席率向上を図ります。

福山(会報)
 A4判に大型化しデザインも少しイメージを変えてみました。内容の充実を図るため、ロータリー情報を毎週原会員に掲載をお願いしております。また「今週の言葉」を委員持ち回りで掲載いたします。

小林(親睦)
 主な予定は活動計画書の通りです。楽しいロータリー、会員相互の親睦が図れれば良いかな、また近隣の仲間、諸団体の方々と相互に親睦を図れれば良いかなと思います。
 家族委員会の件ですが、ロータリーの活動を家族でやっていこうというのは良いことかと思います。直近の予定では7月 ボーリング大会 8月 移動例会 浅草等を検討しております。
 今年度のテーマ「手を貸そう」の通り、皆さんのご協力をお願いいたします。

清水(雑誌・長谷川委員長代理)
(活動計画書より)
皆さんのご協力をお願いいたします。

守屋(プログラム委員会)
活動計画書の通りです。
毎月、FAXで皆さんにプログラムを送ります。

金子(広報)
 地区へ話を伺いに行って来たのですが、「あまり目立ったことは必要ない。ロータリアン自身が広告塔になれば良い。」と良いお話しをお聞きしました。今年の広報は、会員さんが意識を持って行動していくことが究極の広報になっていくという方向と共に、会報、ITと連携をとっていきたいと思います。
 またバッジを付けることを励行したい。それにより一人一人が認識を高めていくでしょう。

谷田貝(IT委員会)
 ホームページを会員すべてが見ていただける様にITを普及させていきたい。ほとんどの方がメールがあるのですが、まだやられていない方には、お手伝い・ご協力をしていきたいと思います。

関戸一守ガバナー補佐
 まず出席無くては情報は得られない、出席だけはお願いします。ロータリアンそのものがロータリーの広報である。確かにこれが大前提です。ただ今まで外に向けての広報をしてこなかったので、最近、広報は地域社会に取り入れてもいいのでは、という流れになってきています。
広報をもう一度見直していただきたいと思います。ITですが、東クラブ最近ホームを立ち上げました。
ガバナー月信もIT化、5部しか印刷していないので、うまく使っていただきたい。カレンダーは目を通していただきたい。

渋谷(重点委員会)
1.攻めの方は、会員純増3名。
2.守りの方は、退会防止です。クラブが充実すれば退会防止につながる。お互いに力を合わせてお願いします。

会員選考
(計画書の通り)

井上栄次(増強)
 会員が減少しているクラブが多いのですが、努力をしないと自然減少していきます。増強に関しては今まで諸先輩方が努力をしてきたということがよくわかった。何年かで種を蒔いてきたので、肥料をやらないといけませんし、積極的にアプローチして会員になっていただく様努力します。地区方針は、プラス1名たえずプラス1名を会員皆さんがおのおの目指していただきたい。
 近々増強フォーラムを開きます。

原(ロータリー情報)
(活動計画書より)
 意識してやってみたいのは、一つはロータリー10年を経過し原点にもどって「ロータリーとは何だろう?」を考えてみたい。建前ではなく本音で今のロータリーについて考えていきたいと思います。なぜおかしいのか?なぜ問題なのか?去年、今年と、地区、分区、いろいろな問題が生じています。
 プログラムの中でうまくいってない部分もきちんと見つめてロータリー情報に取り組みたいと思います。

関戸一守ガバナー補佐
 年度末にはプラス1名達成していただきたい。
本来は地区として75クラブ、2800名以上の会員が必要で、それ未満ですと本来合併しなければいけない。会員増強だけはなんとかプラス1名をお願いします。情報ですが、100年を迎えてこれから100年はどうなっていくのか?原点に戻って、いっしょに磨いていきたい。

守屋(職業奉仕・小橋代理)
(活動計画書より)
10月の第一週に職業奉仕のフォーラムを楽しみにしてください。

浮田(災害支援)
 災害には色々ありますが、災害時にロータリーとして活動することは困難、しかし会員の職業を通して支援活動は可能と思います。
 災害の復興期には古切手、ハガキ、あるいはバザーなどを行い、主として経済的な支援を行う。

内田(国際奉仕)
 IR会長の年度テーマ「手を貸そう」とあります。我が国も多くの問題を抱え大変苦労していますが、海外では比較にならないくらい、困難に見舞われている人々が大勢います。
(1)イラクの戦災児童に義援金を募り贈りたいと思います。
(2)国際月間に向け、1月に親睦委員会の協力を得て、近隣の在日外国人を招待して夜間例会で交流を図りたいと思います。

平井(ロータリー財団)
 ロータリーの友7月号にポリオ撲滅キャンペーンは目標の8千万ドルを達成しました、とありました。当クラブも前年度に皆さんに寄付をお願いしてあり達成に貢献したのだと思いますが、最近テレビでご覧になった方もあるかと思いますが、国連でも『世界識字の10年』として緊急課題としています。
 ロータリー財団委員会の手を貸そうは、みなさんの浄財で手を貸そうだと思いますので、よろしくお願いします。

篠崎(社会奉仕)
(活動計画書より)
体感できる社会奉仕の実施
各情報集会単位で計画・実施し、全員で参加する
・市民の方に継続していける様な奉仕内容
・青少年の育成につながる事業

佐藤慎吾(新世代奉仕)
(計画書より)
 今年度の新世代奉仕委員会は、委員長の私、佐藤眞吾と副委員長に佐藤和仁さん、委員に尾畑さんと山本さんというメンバーです。おかげさまで和仁さんを筆頭に、新世代奉仕のメンバーは新世代奉仕に対して、日頃から意欲的にすでに活動されているメンバーが揃いましたので、楽しい委員会活動ができるものと期待しています。

小林(青少年交換・加藤代理)
(活動計画書より)
 地区、第5グループ、学生との交流を深める。適切なアドバイスを早めに行うことが大事なのですが、それなりのアドバイスが出来るかと思います。それが交換学生の支援にもなります。

高橋(宇宙少年団・星野代理)
(活動計画書より)

恩田(インターアクト)
(活動計画書より)
 北クラブとの共同で正式な生徒会のクラブとして承認されました。合同例会を計画しています。生徒さんの主体性にまかせてそれをフォローする形にしたい。
 職場の生の声を会員が話すという企画ですが、また要請があれば検討したい。

関戸一守ガバナー補佐
 職業奉仕委員会、ロータリーの職業を通じての横のつながりを密接にした方がいいのではないか、という流れになっている。また指導者育成セミナー参加していただきたい。青少年交換は、いろいろ問題があった様ですが、外国から来る人が少ない、こちらからの希望は多いとか宿題となっている。


以下 意見・質疑応答
原会員
 第五グループのロータリー運動・活動特色、特徴は何か?何が問題なのか?中西年度で変更されている部分、ライラを止めて指導者セミナーに変更したが、どうして変更するのか?四大奉仕のセミナーがほとんど無いが、どのようなねらいがあるのか。指導者・もとめるリーダー像はどういったものか?

第五グループの長所、短所は何か?
 各グループの増強、同じテリトリーの中で8クラブができている。非常に各クラブの格差が激しい。クラブ対クラブの交流を充実させていきたい。例えばただゴルフをやるというのではなく、合同社会奉仕とかの企画。
 市内8ロータリーどういう社会奉仕をしているのか、情報収集して欲しい、重複しているのなら省くべきである。

今井
ライラ等は25日に改めて取り上げたい。

関戸
ガバナー訪問に関しては全員参加にてお願いします。

◆ミニ卓話「幅広マグネシウム合金板の・・・」
権田 源太郎 会員

 権田金属工業株式会社は、平成14年度神奈川県特定産業集積活性化事業補助金を得て、東海大学吉田教授・大阪工業大学羽賀助教授との共同研究により「幅広マグネシウム合金板の双ロール連続鋳造・温間圧延プロセスの開発」を行ってきた。

 マグネシウム及びその合金は、アルミニウムより軽く、省エネルギーや環境の面で大きな期待がある。しかし、このマグネシウム合金は加工性が悪く塑性加工による薄板の製造やその後の2次加工も難しく応用が制限されてきた。

 今回開発した成果は、溶湯した各種マグネシウム合金を直接双ロールにて幅広の板を鋳造し、その後連続して圧延を行い、塑性加工性の良い薄板を得る技術を明らかにしたことである。

 これまで、マグネシウム板・条の製造研究は二、三あるものの溶解・鋳造そして圧延の一貫した製造プロセス技術を明らかにした例は皆無であった。得られた開発成果は、すでに特許申請済である。また、このプロセスを利用することにより、著しく生産性を高め、薄板の製造価格を大幅に低減することができる。
すでに各方面から多くの問い合わせがある。

 使用した設備では、鋳造板の厚さが約2〜6mm、幅が100mmと150mmを試作した。鋳造板に熱間圧延や冷間圧延を加えて最終的に試作した板の厚さは、最も薄いもので0.7mm程度であった。(写真1?3)得られた板の機械的性質としては、厚さ0.75mm板を200℃で1時間焼鈍後の試験で引張り強さが300MPa、伸びが約18%と良好な機械的性質を得た。(写真4?7)これは、この板の2次加工の可能性があることを示している。試作として写真8?10に示す。深絞品、パソコンCPU用放熱板、ゴルフクラブフェースの試作を行い良好な結果を得ている。

 吉田教授には、実際に深絞りを行うと共に計算機を用いた深絞り等の塑性加工解析をお願いした。この解析は、今後の研究で塑性加工に適した板性能を有する鋳造板の製造条件の把握に効果的であると考えている。双ロール鋳造機は、羽賀助教授が考案し、羽賀研究室で試作した高速双ロール鋳造機をベースにして改良を加えたものを使用した。従来の非鉄金属用の双ロール鋳造機と比較して鋳造速度が速く、また薄い板を鋳造することができた。

 現在は幅100mm、150mmの鋳造板の試作、幅100mmの鋳造・インライン圧延板の試作の段階だが年内に幅300mmの鋳造板の試作、鋳造・インライン圧延板の試作を行える設備を導入し、深絞り性、プレス性等々の性能を把握した上で、サンプル出荷を目指したい。当社は事業多角化の一つとしてマグネシウム事業に取り組んでいるが、良好なマグネシウム合金板を商業ベースで生産できるような双ロール鋳造法のプロセス開発に力をいれていきたい。

◆ミニ卓話
篠崎 雅彦 会員

 子供が地区の野球部に入部した関係で2年ちょっと7,8歳から12歳ぐらいまでの子供達と野球を通じて付き合うようになりました。今日は、その2年間で今の子供達について感じた事を少しお話したいと思います。自治会子ども会活動の一つとして子供達の野球を通じての活動ですから、どこの青少年の活動も同じですが、健全な育成というものが一番の目的とされています。ただ健全な育成といっても、具体的にはわからない部分ばかりです。少なくとも育成、指導する大人たちが健全でなくてはならない事は明らかです。

 子供を大人が叱る、あるいは注意するとその親から注意した人が叱られる、あるいは、文句をいわれるという今の時代、子供を注意するのが怖い、またはためらってしまうという時代です。幸いな事に今、この野球部で、ほとんどの保護者のみなさんが、子供達を叱ることも、褒めることもどんどんやってください、といっています。しかしそれは正しい方法、考えに基づいていなくてはなりません。当然意味もなく叱ったりしてはいけないし、又褒めてもいけません。野球を通じてのことですから、練習や試合の話しですが、その中で、よく間違うのがプレーの結果によってのみ評価してしまう事です。
 もちろん結果は大事だし勝つ為につらい練習を何年もやっている訳ですから、ただこの活動で大人や、保護者が求めているものは、試合や勝負に勝つというものより、もっと先にあるものです。つまり自分のポジションを正確に把握して、その状況をどういう方向に進めて行くかを考え、その方法を見つけて実行する、この一連の考えや行動、実行力をサポートして、いわゆる健全な青少年、ひいては大人へのステップを手助けする事だと思います。
 両親や家族以外の大人から、叱られたり、注意されたりすることが少ない子供たちにとっては、野球をやっている時はもちろんそれ以外でも大人たちの目がある事は今の時代では恵まれていると思いますし、ありがたいことだと思います。このことを子供達に話しています。
 時には怒鳴ったり、褒めたり、笑ったり、泣いたり色んなことがありますが、このこと自体が子供と大人たちの関係を築く上で重要な事です。そして我々大人もこの関係の中で育っていくものだと思います。

 今の子供達によく見受けられる事は、格好というかポーズだけは付けようとするが、実態は伴っていない事、もちろん子供だからということを差し引いても、まだかけ離れているという事です。
 そして個人差はあるにせよ、達成意欲や、やり遂げようという意志が感じられない、又、試合に勝っても喜ばないし、逆に負けても悔しそうでもないし、試合や練習が終わると、勝っても負けても楽しそうにみんなで話しています。
 もちろんいつまでもその結果を気にして後々まで尾を引いてもいけないのですが、それにしても、あまりにも簡単に切り替えることが出来るということは、結局野球という遊びをみんなでやっているだけで、そこから何かを得ようという気持は子供達にはないとは思います。
 もちろん少年野球ですから遊びといえば遊びの域を出てないのですが、ただ単に野球ごっこ遊びをしているかのようです。低学年はそれでも仕方ないのですが、高学年になるともう少し、色んな事柄に対して自分の意志・意識をもって取り組んでほしいと思いますが、これがなかなか難しいことのようです。
 意志がないから、体を動かす事が出来ない、結局野球が上手にならない、よって試合に負けてしまう。試合に負けても元々意志(心)が働いていないから特に何も感じていない。こういう状況に陥っているのではないかと思います。

 『君の体は、心が動かしている』と言っておられた、片山右京氏の言葉のように自分の意志を持って練習や試合に臨んでほしいし、そうすればかならずいい結果が出るものと思います。つまり野球で言えば、どんなプレーにしても自分の考え(意志)をもってやってほしいということです。そして、自分はこういう考え(根拠)だからこういうプレーをしたという事をいえる子供になってほしいと考えています。

 子供達との付き合いの中で、大人にとって大切な事、これだけは言えるということは、大人が、子供達に対して強い意志を持ち接することだと思います。大人が弱気にならない、重要な部分(大切な部分)では決して妥協しないという事です。つまり大人が強くならなければならない、そして社会の最低限のルールを守ることを身をもって教えていくという事です。そうでないと、子供達は、大人をよくみています。

大人のやりかたを見て、それに合わせようとします。そして自分の意志を表に(大人の前に)出さないようになります。もちろんこれには、個人差がありますが、大人、あるいは親の顔色みて、行動するようになります。子供なりに、その状況を把握して、行動できる子供達になってほしいと思いながら今後付き合って行きたいと考えています。