相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第490回例会週報

503回 | 505回 | 2002-03週報目次
◆建築士事務所の職業奉仕
佐藤 眞吾 会員

 お客様から建築設計の仕事の依頼を受けて、その仕事の見返りとしてお客様からお金を頂く場合には、建築士事務所の登録をしていないと設計の仕事はできないことになっています。

 実は建築事務所の場合は、建築士事務所の登録をする人が、建築士の資格をもたない人でも登録ができるようになっていますし、建築士事務所の他に仕事をもっていても建築士事務所を開くことができるようになっています。

 ただ、実際に設計作業をする人は、建築士の資格をもった人がやらなければならないように法律で定められていますので、安心して建築士事務所に建物の設計を依頼をしていただければと思います。

 実は、日本の法律では建築士事務所以外の本業をやりながら建築士事務所を併設するケース設計業界では一般に兼業事務所と言われている事務所が、平成11年度末のデータですが、日本全国の建築士事務所の登録数133,886のうちの約7割もあり、建築士事務所の仕事だけをしている、業界で言うところの専業事務所は全体の登録数の約3割しかないという状況です。

 兼業建築士事務所というのは、工務店とか、ゼネコンといわれる建設土木業、不動産業という本業のかたわら、その本業の付帯的な業務として、建築士事務所の登録をしているケースを指して呼んでいます。

 私の事務所のように建築設計の仕事だけをお客様に提供し、お客様からその仕事の対価としてお金をいただく建築士事務所を、業界では一般に専業事務所と呼んで、兼業事務所と区別しています。

 一般のお客様からみると、このような登録制度が建築士事務所の仕事をみえにくく、また、わかりずらくしている原因になっているといわれています。事実、たいへん残念なのですが、その手の業界の下請け業界に甘んじてしまっているところがあります。

 さて、相模原市内には、平成12年10月31日までに登録されて建築士事務所が私ども事務所も含めて1.2級建築士事務所合わせて360社あまりの登録があり、その内の71社が建築士事務所の全国的な組織である社団法人日本建築士事務所連合会の下部組織である神奈川県建築士事務所協会相模原支部に登録されています。
 その内の約60社ぐらいが、名簿のうえでは専業事務所ではないかと思います。

 この数年来の不況で、多いときには100社を超える相模原支部の会員数も現在70社ということで、かなり減少してしまいましたが、今年も相模原支部では、毎年行われてる市民桜祭りや若葉祭りのイベントに参加させていただくことになりました。

 昨年度、相模原支部としては、はじめての試みとして、桜祭りに来られた相模原市民の皆さんにご協力をいただき、住宅設計に関連して設計事務所の認知度調査をアンケートさせていただきました。

 桜祭りの2日間の期間中、約400人ほどの市民の皆様に、ご協力をいただきました。
 アンケートの結果、設計事務所の存在を知らないという回答や、設計事務所は知っているが、どんな仕事をしているのか判らないという回答も数多くよせられました。

 もう何年も前から、消費者の方の住宅に対する意識の中には、住宅は建てるものではなく住宅は買うものだという考え方をもつ方が主流になっていますし、ハウスメーカーや建売業者、マンションデベロッパーが、それぞれ消費者のニーズにあった商品を企画販売していますから、消費者としては設計事務所にわざわざオーダーしなくても、システム化されたものを選んだ方が面倒臭くないし、早く簡単に手に入るという今時の消費者マイドが、ストレートにアンケートの結果に反映したように思います。

 そこで、建築士事務所協会相模原支部では、昨年の結果にも懲りず、来月5月11日12日の若葉まつりに参加させていただき、前回のアンケート結果も踏まえて、設計事務所の存在を市民の皆様にアピールしようということで、昨年より少しバージョンアップしたキャンペーンを行うことになりましたので、この場をお借りしてご案内させていただければたいへんありがたく思います。

 キャンペーンの内容ですが、昨年度はバラの花束作戦で大人の女性をターゲットにしましたので、今年は大人の女性から、子供をターゲットにすることになりました。

 昨年のアンケート結果を踏まえて、15年から20年先を見すえ、いたいけな子供を今から洗脳し将来のお客様になってもらおうという壮大なスケールのキャンペーンを行います。

 毎年、市役所本館1階のロビーにてキャンペーンを行っておりますので、若葉まつりの会場に来場した際には、是非お立ちよりいただければと思います。


 山口会員も水道について卓話されました。
◆NWES
新会員紹介

 新会員として、角田信彰会員が入会されました。

 守屋会員よりの紹介です。
「本日、皆様のご承認を頂きました新入会員の角田さんをご紹介いたします。石井会員の従兄弟で、私とははとこになります。お父様は、親クラブ相模原RCの会員です。角田さんは、スポーツマンでモータースポーツ、マウンテンバイク等をしています。現在は損保の会社に勤務し、将来は代理店を経営するとのことです。みなさん、どうぞよろしくお願い致します。」


  佐藤眞一会長よりバッチを付けてもらう