相模原グリーンロータリークラブ
↑ トップページへ ↑

相模原グリーンロータリークラブ
第453回例会週報

452回 | 454回 | 2001-02週報目次
◆卓話「ロータリーの本会計と奉仕会計の役割について」井上栄次会員
<ロータリーの本会計と奉仕会計の役割について>
 井上栄次会員

 この度は、大変稚拙な卓話をしてしまい申し訳ありませんでした。皆さんには大変心配させたこと、心より反省しております。3月という月は、税理士にとって異常な月で、とりわけ井上の事務所は、FAXすら確認できない状態になり下がってしまいます。反省して今後に活かしたいと思っています。寛大な目で井上を見捨てず宜しくお願いします。
 さて本題に入ります、私がロータリーに入会して2年と3ヶ月ほどが経過しました、皆様のおかげで、いろいろな有意義な経験をさせていただきました、職業柄会計という重要な役目を仰せつかりましたが、ロータリーの会計については皆様以上に素人ですので教えられる点のほうが多いと思います。従って私独自の考えもあるかと思いますので、間違っているようでしたらご指摘下さい。まずロータリーの会計の特徴は、消費会計だということです。基本的には、皆様から頂いた資金をいかに有意義に使うか、これがロータリーの使命だと考えています。貯めることは前提になっていません。本来は預かったお金をその年の内にロータリーの有意義な目的のために使いきる、それが前提になっています。ただし5周年や、10周年の周年事業、その周年事業とともにロータリーの存在をアピールするための特別企画や事業のために、特別な予算を繰り越すことはありますが、これもすべて有意義な事業を行うために繰り越すのであって、貯めることそのものが目的ではありません、ロータリーの会計は消費するためのものなのです。
 消費が前提とは言ってもただ闇雲に消費するのでは意味がありません、そこには綿密な計画とそれが我々にとって意味があるのか、好意と友情を深めることができるのか、四大奉仕が我々の目的だとすれば、その奉仕に資するかどうかが重要だと思います。
 まずロータリーの本会計なのですが、これは原則として皆さんの会費で賄われています。基本的にはこれにより、例会の運営や各種の分担金、クラブの運営に使われます。四大奉仕で言うところのクラブ奉仕に使われるものだと考えられます。これはロータリーの奉仕の土台です。クラブの運営が円滑に行われてはじめてロータリーの歯車が回ることになります。
 次にロータリーの奉仕会計です、これは我々のスマイルや地区からの補助金、本会計からの繰入金等で賄われていますが、メインはスマイル収入です。つまり皆さんからの日々のご芳志で賄われているのです。この奉仕会計は、社会奉仕、新世代奉仕、国際奉仕、職業奉仕、ロータリー財団、米山奨学会、時々の災害支援(当年度ですと三宅島災害支援)などのために使われます。本会計が仲間の親睦のために使うことで内向きの会計であるのに比し奉仕会計は外向きの会計です。我々の存在を地域社会に認識してもらい、奉仕団体としての実をはかるためにも奉仕会計は重要です。四大奉仕で言う、社会奉仕、国際奉仕をフォローするものがこれにあたります。奉仕会計が少ないと、地域社会の中での存在意義すらなくなり、ただの仲間の寄り合いになりかねないわけです。10周年の時の宇宙少年団の立ち上げ、クラブのホームページの作成、橋本七夕祭りへの参加、財団や米山への寄付、交換留学生の受入、今回のパレスチナの子供達の受入等、グリーンロータリーは相模原の地で特筆した活躍を見せていると思いますが、これは奉仕会計の充実がその前提にあります。
 このように四大奉仕は職業奉仕を除きすべて会計に依存することになります。職業奉仕は、我々の職業を全身全霊を傾けて行うことによって達成することができます。我々の職業の充実、これがまた奉仕会計等スマイルや各種寄付の源になるわけですから、ほんとに統べては歯車のように回っていることになります。
 最後に、会員増強について触れさせていただきます。我々のクラブを維持するために、つまり本会計がいくら必要かは重要な問題です。クラブの例会を充実したものにするためには、最低でも今の人数は必要です。社会に有意義な社会奉仕、国際奉仕を行うためには、一人でも多いに超したことはありません、会員増強はクラブを維持し奉仕を実践していくためにはさけて通れないことです。クラブの本会計、奉仕会計の充実のために依り一層の会員増強を宜しくお願いいたします。 


★佐藤眞一次年度会長と高橋次年度幹事、平井次年度社会奉仕委員長の密会現場?!!