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YACさがみはら分団 2016年10月 活動報告

10月例会: 『城ヶ島見学』
日   時: 2016年10月16日(日)
場   所: 城ヶ島
参 加 者: 団員13名、団員家族13名、体験入団者0名、リーダーおよびサブリーダー4名  合計 30名

参加者は、各駅から乗り合わせ、京急横浜駅に9時頃集合しました。京浜急行に乗り、三崎口に10時前に到着。三崎口からバスで城ケ島まで行きました。三崎口でバスが混んでいたため1台に乗りきれず、半数は後発のバスに乗り合わせたため、城ケ島での出発は11時ごろとなりました。
まず、近くの海岸で、本日の講師、内野リーダーに説明をしていただきました。城ケ島の地層は海底火山のマグマが冷え固まってできたものであること(火成岩)、色(黒や白)や粒の大きさによって形成の仕方、硬さが違うということ、傾いた地層のでき方などの説明をしていただきました。
次に城ケ島の西の端、灘ヶ崎の地層を見学しました。浸食により凸凹になった黒白の層が何層にも重なり東西方向に延びていて、さらに南に傾いているのがよく観察できました。また、同じ層をたどっていくと途中で切れていて、違う場所に続いています。ここが断層です。古い地層と新しい地層の順番が逆転している場所もありました。
お昼を食べ、今度は東急ホテル近くの小さな入り江に行きました。堆積している砂をみると、場所により、細かい砂や大きな石や貝など、粒の大きさが違うのがよくわかります。堆積岩の地層をみると、粒の大きさにより、波の流れの強さなど地層ができた当初の様子がわかるそうです。その後、ボーリングシェルによって穴をあけられた岩や、まだ地層が不安定なうちに地滑りなどで形成されたスランプ褶曲などを観察しました。
それから、京急ホテル西側に移動しました。この場所からは、地層の角度や方向が変わっているのがわかりました。また、生物のすみかの跡、生痕化石も観察しました。さらに、白色の層が炎のように見える火炎構造も観察しました。 城ケ島灯台わきに上がると、城ケ島上部が平らなことがよくわかりました。海岸段丘の特徴です。それから高台を降り、少し高いところから南に見下ろすと大きな褶曲がよく観察できました。
最後に馬の背洞門が見わたせる位置まで行き、ここ一帯が関東大震災によって約1.5m隆起した場所であることを説明していただきました。以前は馬の背洞門には小舟が通っていたそうです。 最後に記念撮影をして、3時ごろバスに乗り、帰宅しました。


参加者の感想
(団員)今月の例会はとても楽しくてためになりました。また機会があったら行きたいです。
(団員)地層の話がとても、面白かったです。
(団員)ヤドカリや、カニが、気になって仕方のないので、自由になる時間が少しだけ欲しかった。
(団員)少し難しかったけど、色々な地層のことを学べて面白かったし楽しかったです。
(団員)10月例会の城ヶ島地層は、いろんな話や実際に見たりして、面白く、勉強になりました。学校での自主学習の題材にしたいです。
(団員保護者)はじめは興味があまりなかった地層、断層だったので心配でしたが(^_^;)普段海に行ってもあまり見ない風景に目を向けることでとても新鮮だったようです。 まだ理解しきるには難しいことも多かったようですが今後学校で勉強することになった時にも基本を理解出来たことで苦手意識を持つことなく自然にはいれるのではないかなと思います。 また夏の合宿に参加出来たのでお友達もでき他の子とも楽しく参加出来たようで良かったです。 普段行くところでも違った視点で見ることは親の私にもとてもとても充実した時間を過ごせました。
(リーダー)天気も良く、とても暑い一日で大変でしたが、怪我もなく無事終えることができよかったです。 内野リーダーがはじめに「地層語を読む」ということを説明されていましたが、地層を研究することにより様々なその土地の歴史のようなものがわかるということが理解できました。 地層研究のおもしろさが少しわかった気がします。また、城ケ島は変化に富んだおもしろい地層がたくさん観察できるいい場所だということを再認識できました。 子どもたちが次に地層を見る機会があった時に、少しでも今日学んだことを思い出してくれたらいいと思っています。


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