相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第780回例会週報

2008-09週報目次
◆「ネパール教育支援の会(NESA) 活動報告」
NESA 事務局次長 阿部 武 様 
NESA 相模原事務所所長 鈴木 雅次 様

左:阿部 武 様   右:鈴木 雅次 様

私たちネパール教育支援の会NESAは、3つの活動をしています。
@ 貧しい女性たちに裁縫教室を提供しています。
A 農村地域に山羊・豚の貸出制度を提供しています。
B 人道支援として、ハンセンキャンプへの衛生品の提供と少数民族学校への文房具の提供をしています。



 相模原グリーンロータリークラブからの継続ご支援は、@の裁縫教室を中心に支援いただいています。特に、わたしたちは、10周年の総会で修了生が店舗を持つ時など資金的にも技術的にも自律する事がなかなか困難な事を知り、注文服を作りながら資金を得て、技術的にも習得できるように専攻科を設ける事を決定しました。
 そして、貴相模原グリーンロタリークラブからのご支援及び全国のご支援を得て設定する事ができました。現在は、カトマンズのコパン地区のNESAセンターで基礎課程教育を、パタン工房で自律支援の教育をしています。

 私たちNESAは、最も貧困な女性たちに「手に職をつける」ことが自律の第一歩と考え、裁縫学校を作りました。すでに120名以上の終了生がいます。その卒業生は縫製会社に就職したり、村に帰って裁縫の仕事をしたり、お店を持った人もいます。特にお店を持った修了生等の状況から、専攻科が必要であると思い、修了生が自ら製品を作り、販売し、その資金で裁縫学校が運営できるように追究し、技術を高めて行きたいと考えています。既に私たちのプロジェクトのメーメー基金は、農家に山羊を雄雌貸し出すシステムで、返却管理を村の役所や青年団に管理運営してもらい自主管理体制が出来ています。
 このように私たちは、ネパールの人たちがネパールの人たちだけで出来るような自律支援の活動を目指して取り組んでいます。
 貴相模原グリーンロータリークラブからの継続的なご支援により大きな成果を得ることが出来ました。改めて感謝したいと思います。「ダンニャバート」(ネパール語で敬意を持ってありがとうございますという意味です)