相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第739回例会週報

2007-08週報目次
◆「地図に訊け」
加藤 光起 会員 

 私たちの身の回りには色々な地図が氾濫している。
 子供のころ昭和二十年代、家にある地図といえば地図帳一枚の世界地図、又鉄道路線図であった。それが今では家庭、会社、街中、どこにいても地図が発見できる。
 そればかりかインターネット上でも無償の地図閲覧サイトが用意されているから、何時どこでも必要な場所の地図が自由に閲覧入手可能である。
 手軽に地図が入手出来る背景には、何があるのだろうか、大げさに言えば日本人が地図なしには生きられない、又行動出来ない不案内族になったとの事の現象なのか?

<地図の楽しみ、身近になった地図>
 大抵の家には、地図帳が一冊ぐらいはあるだろう、地球儀、地図カレンダー各国国旗の配置された世界地図が貼り付けてあると思う。又車の中に無造作に置かれた道路地図や各地のガイドマップ、観光地のパンフレットなどにも、地図のページがある。
かって居間に百科事典をズラリと並べていた家庭は多かったのではないだろうか、百科事典には必ず別冊として地図帳が付いていたがこれはもう絶滅に近いかもしれない、その代わりに、今は必要に応じてインターネット検索すればすぐに無償で閲覧ができ、営業活動するサラリーマンやグルメ巡りする女性にと必需品になつている、
 又店のサービス券なども取得でき一石何鳥にもの時代になり、カーナビゲーションにあっては住所、電話番号検索など色々な方法で検索が可能となり地理情報の提供媒体は『紙』から『電子媒体』にそして『ウェブ』にと裾野を広げている
 『ドラッグイヤー』とも呼ばれ、目まぐるしい技術革新が進む現代社会にふさわしい短期間の大きな変化だと思う。
 背景には、道路、電車、飛行機の路線整備拡大等により人間の行動範囲の広がりや電子技術の発展、GPS(汎地球測位システム)に代表される測位技術の進展などもある。
 デジタル化された電子地図が増えても書店での地図コーナーが縮小された気配はない、なぜか、それはグルメマップやウォーキングマップ、ストリートマップといった様な、利用者の必要性に訴えかけるきめ細かな商品開発し提供する者が出現したためであり、地図製品が市場で好評を得ているからであると思う。
 遅らせばながら地図とはどのようなものだろう。
 地図の『ち』は土地を表し『ず』は点や線などを表したものという意味であるそうです。
一般に地図は『地球上の事象を一定の規則の下で縮尺化して平面上に表現したもの』と定義され、広義には『高さの情報を含まないもの』が地図と定義されている。