本年度社会奉仕事業として、組み木作家の小黒三郎氏とNPO「きこり」さんのご協力により、相模原市民ギャラリーで「組み木の世界展」を開催いたしました。それに合わせ例会では小黒三郎先生に卓話をしていただました。
<小黒三郎 (おぐろ さぶろう)プロフィール>
1936年 東京に生まれる。
1960年 多摩美術大学絵画(油絵)科卒業。
1961-81年 盲学校および養護学校に勤務しながら全盲児や知的障害の子どもたちの教具をつくる。
1980年 スイスのネフ社とデザイン契約。
1983年 木のおもちゃメーカー「遊プラン」設立。
1988年 丹波年輪の里・全国ウッドクラフト展審査委員となる
1995年 熊本県阿蘇郡小国町に、小黒三郎組み木館「ZOOTOPIA」 オープン。
全国各地で個展活動、ワークショップ活動を行う。
子供時代の思い出、東京大空襲の体験、最初は絵描きを目指したこと、美術での受験教育への疑問、盲学校での勤務で感じたことなど今までの歩みを、その中に「大事なことは”遊び”の体験でその中から創造力が育まれる」また「手を使うということは頭を使うことでこれはバーチャルな遊びでは学習できない」など、子どもたちにとって何が大事かという貴重なお話を織り交ぜながら卓話をしてくださいました。
最後に3つのH「Hand」「Head」「Heart」が一番重要であるというお話で締めていただきました。
卓話の後、展覧会会場に行き、組み木作品やワークショップの様子を拝見しました。
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