相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第710回例会週報

2007-08週報目次
◆「青少年の健全な成長を願って」
新世代育成委員長 内田 会員

 今月は新世代育成の為の月間であります。大変やり甲斐のある部門を担当させて頂き有難うございます。いろいろな戸惑いはありますが得る物も大きいことを実感しています。02~03年度(佐藤 眞一会長)についで2度目の指名と言うことになります。奇しくもその年度の8月にインターアクトクラブの支援が、相模原北RCさんとの共同提唱の認証をうけてスタートして、その後に多少の紆余曲折を経て現在の単独提唱になった経緯があります。

 さて、当委員会は日本の次の時代を担う青少年の、心身ともに健全な成長を手助けすることに有ります。幸い今年度よりCLP制が採用されました。次の世代の支援が単年度の細切れであったり、RCの都合でくるくる変わっては良い筈がありません。然しクラブや個人への過度の負担は避けなければなりません。

 委員会の構成は 1青少年交換 2インターアクト 3宇宙少年団 の3部門ですが従来と異なるのは夫々を委員会構成にしないで、担当部門制(長)にして大きな垣根を設けずに皆で活動をして行きます。

 昨今の世界的な現象として、青少年が虐めやハラスメントによる被害を受けたり、自然災害や、人災により多数の犠牲者が出ていることを憂慮し、IRは新世代活動については「認定制」として、この指針に従わない活動は停止をさせると言う厳しい方針を打ち出しました、その趣旨に沿って「危機管理規定」が制定され、従ってその趣旨により活動します。

 これまでを要約すると次の3点になります。

◎ 新世代育成プログラムであるから、年度間の整合性に心がけ、ある程度継続活動になるのは避けられないが、関係者に過度の負担がかからないように工夫をする
◎ 3部門に垣根をせず、皆で協力する
◎ 「危機管理規定」を遵守して、新世代をトラブルから守る

各部門の活動
1 青少年交換(担当 田中会員)
  15歳から19歳までの青少年に1学年度海外留学の機会を与える。交換は互恵的であることが期待される。短期交換プログラムもある
  今年度は受け入れ対象者はいないが、ホストファミリー並びにカウンセラーには多大の負胆がかかり、クラブ全員の理解と協力は欠かせない

2 インターアクト(担当 内田)
  活動状況と今後の計画を少し詳しく報告すると共に、多々協力をお願い致します。現在会員数は3年生1名 2年生8名 1年生5名 合計14名です。お気付きのことと思いますが、来年の今頃には2年生も引退して、現在の1年生5名と新入会員頼みになります。アクターの活動は明るく大変活発です。この流れと良い雰囲気は途絶えさせたくありません、8月9・10日の合宿の時にも相談をしたのですが、顧問の濱野先生に協力頂き、生徒が新入会員を積極的に勧誘すると言うことになりました。

 ロータリー年度とIA年度が異なりますので、ロータリー年度での活動を説明します。

○ 例会 水曜日12時50分 金曜日15時50分 より約1時間行っている。頻度としては少し多いと思うが、前委員長の指導で決りアクターもやる気なので、此の儘続ける。会場は西校3階の物理教室に決定した、ロータリアンも参加願います
○ 全員参加の合宿 年間の行事予定を決める。8/9・10伊豆にて実施アクト12名参加
○ 宇宙少年団行事の手伝い 要請があれば応援をする態勢でいる、参加可能者を例会時に募る都合が有るので、連絡を密にして早めに情報を入れたい
○ ロータリー行事の手伝い及び参加 上と同じ
○ 独自のボランティア活動 福祉施設の慰問 第三金曜日放課後に学校周辺の清掃 点字ボランティア グループいきいきクリスマスコンサートetc 
○ 文化祭バザー売上金を福祉施設への寄付 6月に行われたバザーでは会員の皆様に多大の協力を頂き有難うございました。売上げは6万円を上回り全額を老人施設に寄付をした。今年度も実施をする予定です、その節は宜しくお願い致します
○ 海外研修 12月に2泊3日で台湾研修を行う、生徒は3名参加予定 ロータリアンは4〜5名同行する予定      
○ 1泊研修会 3月ごろ実施予定 詳細未定
◎ IA年次大会 11月11日 ホスト校 麻溝台高校
弥栄IAC3名のアクターが大会をリードする
地区代表 岡庭瑞穂さん   第2ブロックリーダー 今野真吾君 
ソングリーダー 原元香澄さん
グリーンRC として10名以上の出席を下記要領でお願いする
・会長 幹事
・クラブ運営委員会   3名以上
・三大奉仕委員会    3名以上
・前年度新世代委員会  1名以上
・新世代育成委員会   3名以上
人選は各委員長に一任する 心積もりをお願いします

3 宇宙少年団(谷田貝会員)
グリーンRCの10周年記念事業として立ち上げてより丸6年が経過しようとしています。澤井分団長の指導と情熱の下、我がクラブの宝として誇れる存在に成長しました。
本日は澤井分団長とリーダーの鈴木さんが見えておいでです。ご承知の通り鈴木さんは、故鈴木会員のお嬢さんです。澤井分団長には今年度の活動と抱負をお話して頂いた上で、当委員会はインターアクターも含めて積極的に支援してゆきます。また懸案のリーダーの発掘及び育成には谷田貝会員、奥村会員を中心として取り組みます。

雑 感
新世代育成委員長を担当して2ヶ月と少しが経過しました。CLPの導入によって継続奉仕が増えるでしょうから整合性を保つ為にも皆でやりましょう、と言うことでスタートしました。
宇宙少年団は設立当初から本当に親身になってお世話しておいでの方々がいます。その成果がご覧の通りです。弥栄東西高校は来年の4月より統合して新校としてスタートをします。校長を始めとして、各先生方も大忙しです。学校の年間行事も従来と変えざるを得ず、生徒もその影響で多少のストレスはあることでしょう。 ・交換学生の派遣、受け入れ ・インターアクトの設立 ・学校評議委員 ・学校支援委員 ・あじさいコンサート協催 など密接な協力関係を築きつつあります。2ヶ月たちアクターや先生方からも良い笑顔が返って来るような気がしています。新校統合の為か?部室が定まりませんでしたが、ようやく決まりました。3階の物理教室です、どうぞお出かけ下さい。

◆「宇宙少年団活動報告」
日本宇宙少年団相模原分団分団長 澤井 政信 様


 6年前の2001年9月9日にグリーンロータリークラブの皆さんに分団を設立していただき、その後も何くれと無くご支援をいただいており、クラブの皆さんには常々感謝申し上げております。おかげさまで全国にあります約130の分団と比べて、遜色のない活動を続けており、団員の子どもたちの自主性や科学的なものの考え方などの向上に役立っていると考えております。

 団員の数は設立時には50名を超していましたが、その後やや減少して、現在は35名くらいになっておりますが、ホームページなどを見て入団を希望してくる子どもがとぎれることなく、新しい団員として活動しています。設立時には小学校低学年の子どもが多かったのですが、皆さんが成長するとともに現在では中心は小学校高学年から中学生になっており、特に中学生団員がリーダーの補助をしてくれる様子はとても頼もしくなりました。

 活動の中心は毎月の例会で、内容を簡単な表にまとめました。この中で大きな活動としては「子どもゆめ基金」の助成を受けて行った「熱気球搭乗体験」や厚木分団や横浜分団など近隣の分団と共催して行った「水ロケット競技会」などがありますが、このほかに本部主催の「スペースアカデミー」にも積極的に参加して、この中のロボット部会を厚木分団と一緒に続けています。

 「熱気球搭乗体験」では一般の小、中学生も公募して、200人くらいの子どもたちに気球搭乗を体験させ、大空への夢を持って頂きました。「こども基金」からは30〜40万円くらいの助成を受けてこのような企画を2年に一度くらいの割で行っています。熱気球は特に好評で、募集を開始するとすぐに定員一杯になります。

 「水ロケット競技会」は今年で4回目を迎えました。昨年はこの競技会で優秀な成績を収めた団員2名がJAXAからインドネシアでの国際水ロケット大会に派遣され、12カ国の子どもたちと水ロケットを競い、又、国際的な交流を果たしてきました。又、今年はペットボトルの内圧を一定にする工夫を行って、競技としての条件作りに努力しています。このほかに、今年の8月には相模原市で行った銀河連邦設立20周年記念の水ロケット大会に協力して、団員の子どもたちが連邦から来た子どもの指導に当たりました。

 夏休みのキャンプは特に団員が楽しみにしているもので、今年は好天に恵まれ、夜の星の観測が大成功でした。流れ星を始めて見て感激した子も何人かいましたし、人工衛星もよく見えました。

 「スペースアカデミー」は中学生や高校生団員に将来リーダーとして活動できるようにするための教育の一環ですが、小学校4年生くらいから取り組んだ団員が厚木分団の林分団長の指導で3年以上も勉強を続けて、マイコンのプログラミングを学んでいます。今取り組んでいるのは「ホバークラフトのロボット化」ですが、これはロボコンでも取り上げたことがないくらいに難しいもので、このメンバーは失敗を繰り返しながら、科学的なものの考え方や、プロジェクトを作って目的を達成するという手法なども学んでいます。今月のワークショップで科学的なものの考え方について話し合ったときに、中学生としては実にしっかりした考え方を身につけているのに驚きました。

 このように宇宙少年団では学校で学べないようなことを例会で取り上げて、知識偏重にならないように注意しながら科学全般に興味を持つような子どもの育成に取り組んでいます。