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相模原グリーンロータリークラブ 第653回例会週報 |
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652回 | 654回 | 2005-06週報目次 |
◆「学校評議員他について」◆
澁谷 武男 会員
皆さん、こんにちは。小川会長・石井幹事年度のラスト前の例会で卓話を担当させて頂ける事を大変嬉しく思います。
私事ですが、今年度は、中々時間の調整がつかず、ホーム例会の出席が思うように出来なかった事を申し訳なく思っております。
さて、地域卓話について、かねがね井上巧さんと相談をし、大野地区の外部卓話者等を色々検討致しましたが、結果として、昨年度末の理事会で推薦をされた「弥栄西高校の学校評議員」の件について、報告方々県立高校改革推進計画等々含め卓話をする運びとなりました。よろしくお願い致します。
ここで、経過を報告致しますと、インターアクトクラブの合同提唱からグリーンロータリークラブ単独提唱したのが昨年度でした。その経緯を踏まえ、当クラブに是非とも「当校の学校評議員」をお受け頂きたいと言うお話があり、理事会におはかりをした所、結果的に私がお受けする事になりました。
1年間、学校評議員をおおせつかり、私自身として学んできた事を皆さんにお伝えしたいと思います。
それでは、学校評議員とは、何ぞや!! と言う事からお話をしたいと思います。
そもそも文部科学省が、平成12年1月、学校教育法施行規則の改定により、地域住民の学校運営への参画の仕組みを制度的に位置付けるものとして、平成12年4月から学校評議員制度が導入されたものです。
その趣旨は、校長先生が学校運営に当たり、学校の教育目標・計画や地域との連携の進め方などに関する保護者や地域住民の意見を聞くことを通じ、その理解や協力を得ながら特色ある教育活動を主体的かつ積極的に展開していく事がねらいであります。
どんな仕組みになっているのかと言うと、
学校評議員は、校長先生の推薦により、神奈川県教育委員会が委嘱をします。現に私も委嘱状を昨年頂きました。
どんな仕事をするのかと言うと、
学校評議員、一人ひとりが、校長先生の求めに応じて、学校の教育目標や計画、地域との連携の進め方等、校長が行う学校運営について意見を述べる事になります。
学校評議員の人数と構成について、
人数は、6名。
構成については、中学校長、公民館長、大学教授、報道関係者、PTA会長、そして、グリーンロータリークラブと言うメンバーでありました。
当クラブがインターアクト関係を含め、学校側より高い評価と信頼をされ、このポストを依頼されたのだと改めて感じたと同時に、責任の重さが大きくのしかかって来たのも事実であります。幸い、中学校の校長先生が、小学校時代一緒に遊んでもらった近所の1つ先輩で、40数年ぶりにお会いをし、一緒に会議に望めたのは思いがけないハプニングでありました。
学校評議員会は、年間、何回あるかというと
2回です。平成17年度の場合は、7月と3月。会議時間は、約2時間から2時間半。
休憩なしで行われます。その間、何度か意見を求められ、発言をする事になります。
今回、初めてこのポストを当クラブが依頼され、お受けし、会議に出席してみて分かった事ですが、当初、年間2回だけ会議に出席すれば良いと思っていた自分にとってそれだけでは意見が述べられない事に気がつきました。学校行事への全ての参加。
例えば、大運動会(9月)、文化祭(9月)、学校へ行こう週間(10月)、学校関係者による学校評価(11月)、体育コース実技発表会(12月)、外国語コース発表会(3月)、入学式(4月)、その他に福祉コンサートや福祉バザーの開催等々があります。
主に授業参観に出席をしたり、授業内容を真剣にききいったり、コーラス部の歌に感動したり、バザーの様子を見学したり等々、慌しさの中にも何処となく青春時代の面影を感じながら、高校生のすがすがしさに共感が持てたのはとても良かったと思います。
正直な所、全てには出れませんでしたが、内容を把握する為に出来る限りの努力だけは致しました。
今、弥栄東・西高校は、県立高校改革推進計画 後期実施計画の中に入っているそうで、新しいタイプの高校の拡大の中で、単位制による普通科高校の拡大と新たな専門高校・専門学科の設置が具体的に取り組まれているとの事です。
弥栄東・西高校においては、平成20年4月に統合し、4つの専門学科を持つ単位制の高校(集合型専門高校)になるそうです。
4つの学科とは、国際科、芸術科、スポーツ科、理数科であります。
これらに向って、平成18年度から移行期間と言う事で学校内は新校に関わる校内組織図を作成し、取組みを進めて行くとの事でありました。
当クラブが関連をしてくる事として、インターアクトクラブの件が新校との関わりの中で、今後どの様になって行くのか、学校関係者の考えをクラブとして確認する時期が来るのではないかと思います。以上が、学校評議員としての報告とさせて頂きます。
さて、標記の他の報告として、今年度、ロータリー財団補助金委員会に出させて頂き、感じたことですが、ロータリー財団に私どもは、年次寄附金として、1人180ドル納めているのはご存知の事と思います。
これがある条件を満たすとDDFと言って地区財団活動資金として返ってきます。このシステムは3年前から始まったとの事です。
簡単に申しますと
当地区では今年度、DDFの中から10,000ドルを予算化し、この資金を各クラブの優れた社会奉仕活動プロジェクトに1クラブ1,000ドルを支援。合計10クラブに支払われました。第5グループでは、相模原南RC,相模原北RCがこの対象となっております。
対象の条件として、3つございます。
○ 地域の支援を必要としている社会ニーズを的確に把握し、計画する事。
○ クラブ会員が皆で参加をし、汗を流して行なう事。
○ 活動を通して、地域に、人達へ何らかの形で効果を挙げる事。等です。
そして、申し込み締め切り期間が、9月30日と年度が始まってすぐですので、かなりの内容が計画段階で煮詰まっていないと難しい一面もございます。
ちなみに、先程述べました対象となった2RCは、継続事業であります。継続事業の場合は、単年度のみで翌年は、同一事業では受けられません。
このシステムは、次年度においても継続されるものと思いますので、今後、検討材料としてお伝え致しました。」
長時間にわたって、堅い話をお聞き頂き、有難うございました。 ちょうど時間も来たようですので、これをもちまして私の卓話を終わらせて頂きます。
ご清聴、有難うございました。