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相模原グリーンロータリークラブ 第570回例会週報 |
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569回 | 571回 | 2004-05週報目次 |
◆クラブファーラム 新世代奉仕 |
澁谷武男 ただ今より、新世代奉仕のフォーラムを始めたいと思います。今日は、宇宙少年団相模原分団の澤井分団長さん。インターアクトクラブ顧問の湊先生。元青少年交換学生の岡村孝子さんをお招きをし、色々な活動内容をお聞きしたいと思います。進行は、新世代奉仕委員長の谷田貝さん、お願いします。 新世代奉仕委員長 谷田貝勝次 本日は、宇宙少年団澤井分団長・インターアクトクラブ顧問湊先生・元青少年交換留学生岡村さんの三人をお招きして新世代奉仕のフォーラムを開きます。宇宙少年団・インターアクトクラブ共に活発に活動されています。本日のフォーラムを通じて、更にお互いの理解を深めたいと思います。また岡村さんには、ブラジルでの1年で感じた事をお話いただきたいと思います。 「宇宙少年団」 澤井政信 宇宙少年団(YOUNG ASTRONAUTS CLUB)は約20年前にアメリカでつくられたクラブで、宇宙に関心を持つ子供たちを育てることを目的としています。日本では筑波で万博が開かれたとき、それを記念してつくられました。団長は宇宙飛行士の毛利さん、理事長は松本零士さんです。 活動としては全国に140くらいの分団があり、約5,000人の団員が活動しています。全国的活動としてはスペースフレンズ、スペースキャンプなど。 相模原分団は3年前にロータリークラブの御支援で設立されました。現在、団員数、約43名で、約半数が実際に熱心に活動しています。分団の方針としては@宇宙の知識のみに偏ることなく、広く科学的技術全般の関心を育てる。Aあっと驚くような実験を見せて、理科への関心をもたせる。B手先を使って、ものを作らせる。 以上のような方針で、12名のリーダーと共に毎月1回の例会を行っています。 インターアクトについて 西高 湊 −インターアクトとは− @インターアクトは国際ロータリーの認証と支援を受けた地域への奉仕活動、各種交流活動を目的としたサークルです。高校生対象サークルです。 A弥栄西のインターアクトは国際ロータリー2780地区・相模原北ロータリーとグリーンロータリーの所属(ホストロータリー)となっています。 *神奈川のロータリーは2590地区(横浜・川崎)と2780地区(その他全ての地域)の2つ。 B近隣では麻溝台高、光明学園高、津久井高などにインターアクトがあり、それぞれに各地区のロータリーがついています。それぞれ、生徒会所属のサークルとなっており、複数の顧問の先生がついております。活動費もそれぞれロータリーより支出されており、ロータリーへ会計報告をしています。今年度は生徒の活動費でほとんどのお金が支出される予定です。外部へ出かけていって会合、ボランティア活動をする生徒にとっては交通費支出は大変助かると考えます。 C活動はロータリーの活動(国際ロータリーの各種大会、台湾インターアクトとの交流、台湾研修、年次大会、合宿等)と本校独自のボランティア活動等に参加します。 −弥栄のインターアクトの現状− 1)弥栄西高校のみでインターアクトを認証しています。 2)外部的には「県立弥栄東・西高校インターアクト」という名称を使用しています。 3)生徒の活動の交通費等をロータリーの活動資金から支出しています。外部へ出かけることが多く、補助金はほとんどが交通費、参加費です。 4)他校では生徒会などの組織に入っている場合もありますが、弥栄ではどの組織にも属していません。したがって、顧問をどのようにつけるかなどの問題があります。 5)現在、生徒会等には属していないため顧問は西高1名が実質ボランティアとして行っています。生徒引率等では公務出張とさせていただいています。 −これからについて− 生徒会に所属していない、東高では認められていないため、生徒活動に支障が出ています。合同の部活動説明会に参加出来ない。広報活動ができないなどです。今年は部員数も多く、活動が活発でしたので生徒の不満も高くなっています。西高校ではロータリーの関わりも深く、インターアクトをやめる事もにわかには無理だと判断し、以下の提案を考えています。 1)東西高校正式に認められた同好会「ボランティアサークル」として生徒会組織に入れていただく。東西の顧問がついて運営する。ロータリーの補助金については生徒会へも会計報告する。 2)現状では東高校に顧問をお願いできない状況なので、今年度は東高校の顧問の欄を空欄にして、来年度以降ついていただくことを希望しています。 新世代奉仕フォ−ラム −青少年交換プログラム− 1.私のブラジル生活 2001−2002年にかけて相模原グリ−ンロ−タリ−さんにスポンサ−クラブになっていただき2780地区から4430地区のブラジル・サンパウロ州サンパウロ市に一年間交換留学生として派遣していただいていました。サンパウロ市は人種の坩堝であり日系の方も多く、日本という国には馴染みがある所だったと思います。 ホストクラブになっていただいたのはサンパウロ・タトゥアペロ−タリ−クラブさんというクラブで、青少年交換プログラムに関わりだしてからまだ日が浅いせいか受け入れ体制は整っていませんでしたが、例会に顔を出せばいつも笑顔で迎えて下さいました。 ブラジルの制度では、自分の息子・娘をこのプログラムを利用して留学させたら、その送り出している間、留学生をホストファミリ−として受け入れなければ行けません。私を受け入れて下さったファミリ−も娘さんをアメリカに留学させている間、私をホストしてくださっていました。私がその家族を大好きだったため、また先ほども書いたように、ホストクラブの受け入れ体制が整ってなかったために家族があらかじめ用意されていなかったのもあり一年間ずっとひとつの家庭にお世話になりました。着いた当初は学校も用意されておらず、ホストマザ−が歩きまわってやっと探してくれました。せっかくホストマザ−が見つけてくれたのですが、学校の生徒と私の折りが合わず、友達の紹介で3ヶ月で他の学校に移らしてもらいました。つまり、私は留学中二校の学校にお世話になりました。 二校目の学校は一校目と違い留学生を受け入れるのに慣れていたためとても楽しく通えました。私のブラジルでの一年間の大枠は、このように周囲に支えられてできました。 2.私の一年間の目標 大枠を周りの方のサポ−トで築けても、中身を詰めるのは自分次第です。私がこの一年間で一番目指していたのは「現地の高校生になりきること」です。もともとブラジル派遣に希望を出した理由は、ポルトガル語習得も理由のひとつではあったけれど、好奇心からというのが一番の理由でした。今行かなかったらもう行かないかもしれない、そんな思いで希望を出しました。なので、ブラジルでこれを習得してきたいという具体的な目標はなくこのような漠然とした目標をいつしか掲げるようになりました。 といってもこの目標達成はそんなに簡単なことではありません。現地の高校生になるためには、言葉の壁ももちろんのこと身振りそぶり、文化の壁も越えなくてはなりません。日頃から彼らがやっていることはなんでも真似をするよう努力はしていましたが、その過程でとまどったことや辛い思いをしたこともあります。 まず真の友達作りに苦労しました。留学生であるからみんな興味はしめしてくれるのですが、言葉ができないためか現地の学生のように対等に扱ってもらえません。英語や日本語を話すための練習台としか扱ってもらえなかったり、何もわからない赤ちゃんのように接されたりされました。そのため普段友達同士でする会話もろくにできず、ストレスがたまりました。相手としては気を使ってくれているのだと思うのですが、私は例え言葉が足らなくても一人の同年代の人として対等に扱ってほしいと強く思っていたのを覚えています。 一校目の学校では特にこれが顕著であまり好きにはなれませんでした。また、同年代の人と遊び方や盛り上がり方が日本と違うので最初は何が楽しいのか、どうしてそうするのか理解できなくてとまどいを感じました。 少し話しがずれますが、同年代の人に限らず最初は言葉の壁がものすごくぶあつく感じました。一対一で話をしているときはまだ相手も理解をしてくれようと努力をしてくれるので良いのですが、大人数の輪にいる時、その場にいるはずなのに話しの輪に全く入れず一言もしゃべらずにただそこにいるだけ、というのはただでさえ母国を離れて孤独を感じているのにそれを助長させるかたちになりとても辛かったです。 そこで前向きにいければ良いのですが、だんだん気持ちがひねくれてきて、少しひがみっぽくなっていました。一緒にいる人たちが何を言っているのか解らないがゆえに、相手に自分の悪口を言われているのではないかと疑ってみたりとどんどん度坪にはまっていってしまいます。このような時に、周囲の人にただ会話をしてもらうだけですごく救われた気持ちになりました。 言葉の壁を完全に壊すことはできませんでしたが、だんだんと薄くすることができるにつれて話にもついていけるようになり、また並行して現地の人のテンションや遊び方にもついていけるようになり、またそれを楽しいとまで感じられるようになりました。 3.私の一年間の支え 先ほど申したことを含めて他にもブラジル留学の一年間、日本ではしない辛い思いをすることもありました。帰国して2年がたつ今でも、たまに「ブラジルどうだった?」と聞かれることがあります。そんな時、「おもしろかったよ!」と今真っ先にこたえられるのは、一年間お世話になったホストファミリ−のおかげです。彼らは本当の意味で私によくしてくれました。 最初はなかなかよそよそしさが抜けない私に根気強く話しかけてくれ、ポルトガル語上達にも快く手を貸してくれました。私が一番嬉しかったことは私の事を信じて私の意志を尊重してくれていたことです。また、彼らはこの一年が私にとって特別であることをよく理解してくれていたため、体験できることはなんでもさせてくれようとしました。例えそれが危険なことがおこりうるかもしれないものであっても、その可能性のために私を縛るのではなく、その危険なことが起こらないように彼らも協力してくれました。よっぽどの時は、私にきちんと説明してくれ納得がいくまで話し合いました。彼らのサポ−トは留学生にとって最高なものだと私は今でも思っています。 私に最高のサポ−トをしてくれた彼らだからこそ、私も思っている事や感じていること、悩み事をすべて彼らに話していました。そしてその時もいつも真剣に聞いていくれました。この彼らのサポ−トがあり、そして私たちの間に信頼関係があったからこそ、私は楽しい生活を送ることができました。 4.私の今 今まで抽象論ぽいものばかり話してしまいましたが、今実際に青少年交換プログラムのOG・OB活動のロ−テックスという団体で派遣生・来日生のサポ−トに少しですが携わらせてもらっています。彼らも私と同じように一年間思いっきり楽しみたいと思っています。その楽しみ方は、その学生それぞれ違うとおもいます。しかし、その学生とコミュニケ−ションを交わしていくことでそれはみえてくるとおもいます。 宇宙少年団・高橋氏 本年度の当委員会の活動方針は上期1回・下期2回はRC会員の皆様がYACの例会に参加していただき、次の支援を考えていきたいと思っておりますので会員の皆様のご協力をお願いいたします。 職業奉仕委員会 宇宙少年団活動に立ち上り時から係ってきましたが、心づよい点は、ロータリー会員の活動への理解のために見学に来てもらえたことでしょうか。団としても活動が充実してきましたし、大きな行事も出来る様になりました。澤井分団長の力も大きいですが、これからもGRCの力が必要と思います。 インターアクト委員会 本年度はインターアクト委員会として活動は実質1年目ということで、お互いに刺激を受けながら活動を進めて行きたいと考えております。又可能な限り情報を共有して、それぞれの活動に理解を得たいと思っていますので宜しくお願い致します。 国際奉仕委員会 インターアクトの予定に幼稚園実習がありますので、希望があればいつでも受入れてまいりたいと思っています。 青少年交換委員会 本年度は受け入れ予定がありませんでしたが、他クラブで支援している学生さんを機会があれば例会にきて頂き、協力していけたらと考えています。又、岡村さんに折がありましたら例会に参加してもらい、経験談をおうかがいしたいと思います。 県立弥栄東高等学校教諭 山田浩二 “ワインの夕べ”と言いますか、ロータリーの例会に参加させていただき、ありがとうございました。私の経験にない世界に足を踏みいれた感があり、感激しました。皆様方のお力添えを頂きながら、若い力を育成していくために、少しでも力になれればと思います。今後も、ご協力をお願い致します。 本日は例会へお招きありがとうございました。また、皆様より本校文化祭で販売予定のバザー物品のご提供をいただき、眞にありがとうございます。生徒も品物の多さに驚き、ますますやる気を高めております。 文化祭のお知らせをいたします。どうぞご来校ください。 公開時間は9月18日シ12:00〜15:00、19日カ10:00〜15:00となっております。本校アクトでは西校社会科教室にてバザーを開催し、売上はユニセフに寄付いたします。活動の紹介もいたしますので、どうぞご来校ください。 澁谷武男 大変貴重なお話、有難うございました。先般、宇宙少年団の例会に出させて頂き、とても関心を致しました。水ロケットの製作を親子で一生懸命取り組まれている姿は、真剣そのものでした。自分で作った水ロケットが大空を舞う喜び、感動、子ども達の心に響くものが沢山あった様に思われます。 先程来より、弥栄西・東高校の生徒さんがとても挨拶が元気であるとのお話がありました。生徒指導が行き届いているのだと思います。ボランティア活動をされている生徒さんの自然の姿を見に例会参加をして見ませんか。皆で行きましょう。 ブラジル・サンパウロに行かれた岡村さん、受け入れロータリークラブの件、受け入れ学校の件、色々詳しくお話を頂き有難うございました。問題は色々あるのかも知れませんが、クラブで受け入れた場合は、良く理解しあいながら、不便をかけない様、配慮して行きたいと思います。 又、クラブとして支援できる部分は皆で力を合わせて行きたいと思います。お忙しい所、貴重なお話、有難うございました。 |