相模原グリーンロータリークラブ
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相模原グリーンロータリークラブ
第529回例会週報

528回 | 530回 | 2003-04週報目次
◆クラブフォーラム 職業奉仕

小橋職業奉仕委員長
まず2780地区で作成中の職業別名簿の件ですが、手続き要覧を読むと、
●公式名簿を使ってはならない。(手続要覧2001 P9)
●同僚ロータリアンに便宜ないし特典を求めず与 うることなかれ。(手続要覧 2001 P74)
●同僚ロータリアンに通常より多くの利便を期待 してはならないし、通常より多くの特典を与えて はならない。(手続要覧2001 P75)
とロータリアン同士の仕事に関して細かい規約が規定されていて、これは遵守しなければいけない。ただ仕事のやり取りをしてはいけない、ということは書いていない。ただし便宜や特典を与えても求めてもいけない。
 さて職業奉仕とは? このつかみづらい職業奉仕について「何なのよそれは、」と聞かれてすらすらと言える方はいるでしょうか?今日は皆さんの職業奉仕観を聞かせてください。また名簿に関してご意見があったらお願いします。
 例えば手続要覧を見ると問題があるし厳格に管理するものではないか、それを他人に見せたりしてはいけないし、規約との整合性はどうか。というご意見もあるかと思います。中西ガバナーの意見は、退会の一番の原因は、経済的な不況であり、確かに奉仕も大事だが仕事はベースとしてあり、それをやりとりして乗り切ろうというお考えです。

原会員

 職業紹介については慎重な取り組みを望みます。
手続要覧の如くロータリアン同志という事のみでの相互補助の強要はあり得ないからです。長年のふれあいの中での自然発生的な仕事のやり取りが基本です。まずはロータリー風土(組織風土)の改善が急務であると信じます。
 名簿に関してですが、希望者だけだからことさらに重要なことではなく問題はないと思います。ただ親睦を前提にしている団体だから、そこでもし裏切ることがあったらいやな思いをするでしょう。友愛の精神が裏切られたらダメージが大きい。ロータリーに入って日々精進を重ねていけば自然と商売にもつながるわけです。ロータリアンだからこうしろ、というのが危険です。

小橋委員長
 基本的には原さんの仰る通りだと思います。ロータリーアン同志の奉仕、信頼性を高めあった上で自然と発生するものが仕事のやり取りかな、と思います。

<職業奉仕>
遠藤会員
 職業奉仕委員長を昨年度一年間させていただきました。「むずかしいことではない。」と誰かが以前おっしゃっていた通り、日々、ロータリー精神に基づいて、自らの職業を通して社会のために努力することでないかと思います。

石井会員
 職業奉仕という字を見ると、職業は利益を追求するものと、奉仕は社会に貢献するものと、互いに相容れないものでいつも考えさせられます。何か呼び方を変えた方がいいのではないかと思うことがあります。会員の皆様はどう思っているでしょうか。

小橋委員長
 職業は営利追求で、奉仕は無償で行うものですから、確かに合体しているのでわかりずらい。世の中でためにならない、職業は無いと言え、二人以上に役に立てば良いのではないか。会社をでかくして顧客へのサービスが増やせる、つまり大きな規模にすれば、余裕がでるから職業奉仕という形で還元できるという方もいらっしゃいます。

浮田会員
 私は看護士の養成をしています。平常無意識によい看護士を養成すべく教育に励んでいます。結果は国家試験の成績に現れてきますので、努力を惜しむことができません。以上無意識のうちに職業奉仕をしているのではないでしょうか。

小川会員
 職業奉仕は職業を通じて社会に貢献するということで、極めて学識的なことであろうと思います。職業が反社会的なものでない限り、それに一生懸命従事することが結果的に世のためになるということですから、我々は自信を持って仕事に精進したら
良いのではないでしょうか。

小橋委員長
 名簿作りもありましたので、皆さんの忌憚のない意見を聞きたかった。ご協力ありがとうございました。

◆ミニ卓話「ロータリー活動と仕事」
長谷川 正夫 会員

 何の為に仕事をするのかとふと思う時があります。(お金を稼ぐ?という意味で)
 家族の為、従業員の為にと思いながら、仕事に追い回されている日々です。昨今の経済情勢の中では、特にそうです。お金が全てとは決して思いませんが、立ち止まる事はなかなかできません。私自身、金銭的及び精神的な余裕があった時に少しでもいいから、世の中の為にそれを活用したいなと思っていました。それが、ロータリーに入った動機の一つでもあります。
 ロータリー綱領の第3に「ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に『奉仕の理想』を適用すること」とあります。
 私も、原点に戻ってロータリー活動に貢献できればと思います。

◆ミニ卓話「スズメの話」
霧生 房夫 会員

 人と身近に生活してきたこの小鳥は美しい姿でもなくきれいな鳴き声でもなく、農家にとっては米や麦の穂を食べてしまうこまりもので、畑にかかしを立てたりドカンと空砲で脅したり、それに比べてツバメはその姿がすらりとして虫を食べてくれるというので、営巣のために軒下に棚を作ってやったりして、その家の竿でついてツバメの子を取ったりもしないし、焼き鳥にして食べたということも聞いたことがない。
 この状況はかなり昔からの様で、人を恐れることがないツバメに対してスズメは人を恐れていて、非常に警戒心が強い。このようなことはお隣の中国で同じであったらしく、自分が中学生の頃でしょうか、主席にあった毛沢東が経済の革新の中心に農業をおき大躍進政策を行ったが、それはスズメを取って米・麦の増産を計ることからやったわけですが、人海戦術で大量のスズメを取った結果は大増産どころか、害虫の大発生がおこり二百とか三百万人という餓死者を出すということになってしまいました。
当の毛沢東は自らの失脚を恐れ文化大革命を起こしたと言われていますが、結果が重大であるように、スズメの働きもたいへん大きかったということになります。
 考えるにスズメが人の近くに生活するようになったのは、稲作により虫の生態系のバランスが少し崩れ、虫が発生しやすくなったところに、スズメが人の生活圏に入ってきたのではないだろうが、エサがあるところに寄ってきたというわけで、稲作の始まった頃から、人の近くで生活するようになったのではないだろうか。二千数百年の間、人はスズメにたいへん恩恵を受けてきたと思われます。決してスズメを焼き鳥にして食べてもいじめてもいけません、と思うのですが。