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<青少年交換学生制度運用の改善点>

―RI2780地区第5分区において―
  1. 分区内を3エリアと捉える。南部・中央・津久井・城山の3エリアである。 受け入れは原則として3エリアで順繰りに担当する。南部、中央の受け 入れ高校は外国語コースをもつ「弥栄西高校」が中心となろう。しかし数年 おきにその他高校も検討する。具体的には県立麻溝高校、同上溝高校、 同大野高校等か? これはエリア全般にホームステイファミリーを確保 するためである。津久井・城山エリアは県立津久井、同城山高校か?

  2. 3エリアでは、その都度、スポンサークラブとサポートクラブを決め、 受け入れ体制を整える。スポンサークラブは目安として順番にて担当する。 しかし努力は求めるが、各クラブの実情を尊重して、強制はしない。 その際はエリア内での話し合いでスポンサークラブの変更を行う。

  3. スポンサークラブの役割は受け入れ責任主体であり、入国時、入学時の 各手続き、保証人の設定、通年の交換事業の評価、帰国時の手配等を担当 する。それゆえ最初と最後のホームステイは同クラブ会員宅とする。
    またカウンセラーも同クラブ会員から任命する。カウンセラーはこの制度 の要であり、制度本来の目的をふまえ、日本社会・文化の実相をいかに 伝達、理解せしめるか、新世代間のさらなる交流に腐心するものとする。 ただ日本語が上手くなるだけで目的は達成できない。この点について分区内 各RCの担当委員長から意見を求めても良い。

  4. サポートクラブは第2、第3番目のホームステイを自クラブ会員から選出 する。同期間のサポートをホームステイファミリーとともに担当する。 もちろんその期間に、クラブを挙げて、交換学生との積極的な交流を図る こととする。負担の分散と共にこれがサポートクラブ体制の大きな狙いである。

  5. 交換学生受け入れ費用は、「ホームステイファミリー支援金」を分区内 にて統一する。それ以外(制服代、修学旅行代、保険等)は原則実費に て処理する。総額の目安を立て、分区内全ロータリアンで均等割りして はどうか? これにより少数会員クラブでも担当可能となろう。全ロータ リアンで支えるわけで、交換学生が、分区内全RCを訪問することを義務 付ける。また分区内ロータリアン家庭で、希望すればホームビジット(ホーム パーティ等の気軽な交流)実施の手配をする。

  6. 英語圏と非英語圏の学生では、高校での「受け入れの難しさ」がかなり 違う。充分に準備してから非英語圏の学生を受け入れる必要がある。特に、 連年の非英語圏の学生受け入れは避けたい。非英語圏の学生については当該語 の県立高校を優先することとし、地区全体で受け入れを検討する必要があろう。

  7. 受け入れ高校は青少年国際交流事業のパートナーである。日常的に意見 交換をして、その目的の再確認をする必要がある。場合によっては国際奉仕& 新世代奉仕分野での援助対象とすることも考えられる。例えば国際交流、異文化 交流、異文化社会関連図書の贈呈等が考えられる。

  8. 最後に交換学生制度運用における、分区での調整作業は新設の「ガバナー 補佐」が担当することとなろう。分区内RCの横断的担当委員長会議も必要 と考える。みんなで支え、味わえる交換学生制度を目指したい。

(2002/2/3 文責 SGRC 原 幹郎)