- 分区内を3エリアと捉える。南部・中央・津久井・城山の3エリアである。
受け入れは原則として3エリアで順繰りに担当する。南部、中央の受け
入れ高校は外国語コースをもつ「弥栄西高校」が中心となろう。しかし数年
おきにその他高校も検討する。具体的には県立麻溝高校、同上溝高校、
同大野高校等か? これはエリア全般にホームステイファミリーを確保
するためである。津久井・城山エリアは県立津久井、同城山高校か?
- 3エリアでは、その都度、スポンサークラブとサポートクラブを決め、
受け入れ体制を整える。スポンサークラブは目安として順番にて担当する。
しかし努力は求めるが、各クラブの実情を尊重して、強制はしない。
その際はエリア内での話し合いでスポンサークラブの変更を行う。
- スポンサークラブの役割は受け入れ責任主体であり、入国時、入学時の
各手続き、保証人の設定、通年の交換事業の評価、帰国時の手配等を担当
する。それゆえ最初と最後のホームステイは同クラブ会員宅とする。
またカウンセラーも同クラブ会員から任命する。カウンセラーはこの制度
の要であり、制度本来の目的をふまえ、日本社会・文化の実相をいかに
伝達、理解せしめるか、新世代間のさらなる交流に腐心するものとする。
ただ日本語が上手くなるだけで目的は達成できない。この点について分区内
各RCの担当委員長から意見を求めても良い。
- サポートクラブは第2、第3番目のホームステイを自クラブ会員から選出
する。同期間のサポートをホームステイファミリーとともに担当する。
もちろんその期間に、クラブを挙げて、交換学生との積極的な交流を図る
こととする。負担の分散と共にこれがサポートクラブ体制の大きな狙いである。
-
交換学生受け入れ費用は、「ホームステイファミリー支援金」を分区内
にて統一する。それ以外(制服代、修学旅行代、保険等)は原則実費に
て処理する。総額の目安を立て、分区内全ロータリアンで均等割りして
はどうか? これにより少数会員クラブでも担当可能となろう。全ロータ
リアンで支えるわけで、交換学生が、分区内全RCを訪問することを義務
付ける。また分区内ロータリアン家庭で、希望すればホームビジット(ホーム
パーティ等の気軽な交流)実施の手配をする。
- 英語圏と非英語圏の学生では、高校での「受け入れの難しさ」がかなり
違う。充分に準備してから非英語圏の学生を受け入れる必要がある。特に、
連年の非英語圏の学生受け入れは避けたい。非英語圏の学生については当該語
の県立高校を優先することとし、地区全体で受け入れを検討する必要があろう。
- 受け入れ高校は青少年国際交流事業のパートナーである。日常的に意見
交換をして、その目的の再確認をする必要がある。場合によっては国際奉仕&
新世代奉仕分野での援助対象とすることも考えられる。例えば国際交流、異文化
交流、異文化社会関連図書の贈呈等が考えられる。
- 最後に交換学生制度運用における、分区での調整作業は新設の「ガバナー
補佐」が担当することとなろう。分区内RCの横断的担当委員長会議も必要
と考える。みんなで支え、味わえる交換学生制度を目指したい。
(2002/2/3 文責 SGRC 原 幹郎)
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