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<人口問題と環境問題> |
地球が誕生して46億年、人類が地球上に出現してから300万年と言われています。 上のグラフはこの2000年間の人口増加を示しています。1800年の頃から急激に増加しております。この時期は産業革命の時期と一致します。すなわち文明の発達による、食料生産、工業生産の飛躍的増加とともに人口も爆発的に増えております。 この200年そこそこの間に人間の生活は急速に変化したわけですが、この時間というものは先程の地球の歴史に比較するべくもなく、人類の歴史300万年と比較しても一瞬の間のことです。 問題はこの一瞬の間に人類は地球に壊滅的なダメージを与えたということです。 すでに人類の生産活動、消費活動は地球の再生能力の限界を上回りつつあるということです。 その結果としてあらゆる種類の公害の発生という形として現れています。しかもそれは先進国という一部の国によるものです。発展途上国の人たちが先進国の人たちと同じレベルの生活をするだけのキャパシティーはもはや地球には残っておりません。 私自身、製造業を営んでいて景気が良くなることを常に望んでいながら、景気が良くなることイコール消費の拡大という今の経済構造には疑問を感じております。 今後の産業は地球資源を浪費しないのはもちろん、文字どおり産み育てる方向へと向かっていかねばなりません。 人々の価値観が今までの利便性の追求、物、お金から別の「本当の幸せとは」を考えていかねばならない時期にきているのではないでしょうか。 ロータリーの活動も今後、これらの問題にたいしての教育、啓蒙、実践活動が重点的になされていかなければならないと思っております。
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