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<職業奉仕の再確認>

原 幹郎

 今年度の竹内ガバナーは折にふれて、「職業奉仕こそがロータリー哲学の基軸である」といわれます。当然のことであります。つきつめれば、より良き「人間らしさ」を追求するロータリー運動!平生の心がけを強調しているのです。
 「ロータリアンとして、素直にそして真摯にロータリーを考えれば、当然、職業=奉仕というシェルドンの考え方に行きつくはずであり、そこに間然とするところは一切ない」(神崎PG談)という訳です。
 しかし巷には不祥事は尽きません!特に政・官・会がその主役を演ずる事件が多発して、おさまる気配もありません。
 日本では戦後の経済復興、高度成長に踊った1960〜70年代と長く「経済優先主義、会社第一主義、企業重視主義」が続きました。その中で深刻化した公害問題に対する反省から、70年代には「企業の社会的責任」が問われることとなります。変化の兆しでありました。その後のバブルに浮かれる混乱の時期を経て、今や企業の社会的存在主義(「社会との共生」、「企業の社会的適応」を図る=効率性、競争性のみでは通用しない!)は21世紀の基調となりつつあります。
 思うに前世紀の初頭、ビッグビジネスの横暴、「金ぴかの時代」と称される拝金主義、暴力に荒れるシカゴの状況も、今に重なるものがあります。そこに生まれた「職業奉仕」というロータリーの原点!今はそれを確認する良い時期なのでしょう。新しい時代性を帯びているとも言えます!
 ところで「職業奉仕」のベースにある「職業倫理」とは?
 そもそも哲学が「何が真理か?」を追求するのに対し、雑哲としての倫理は「何が正しいか?」を追求します。それゆえ、その背景として、その時々の社会状況を確認、分析することとなります。「社会の変化」は「倫理の変化」を求めます。生きた行動基準としてとらえることが肝要です。
 昨年7月におきた東京の某RCでの不祥事を思えば、われわれロータリアンの倫理が大きな問題を抱えているのは否定できない事実であります。
 新たな時代認識が欠かせません。
 その上で再度、シェルドンの言う「 He profits most who serves best 」を噛みしめ直そうではありませんか?