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<三宅島避難民に対する支援活動>

 そもそも三宅島避難民の方々に対し、SGRC(グリーンロータリー)会長と して「何かお役に立てることはないか?」と思ったのは平成12年の秋のこと でした。昭和15年、37年、58年の噴火に続き、平成12年6月26日以降活 発化した雄山は7月14日に最初の山頂噴火、その後もたびたび噴火をくり返 し、8月18日の大噴火ではその噴煙は1万4000メートルに達しました。殺傷 力のある噴石の降下、更なる8月29日の大噴火!とうとう9月4日に全島避 難に追い込まれた三宅島の方々。その中に同島・坪田在住の加藤会員の義理の お父様がおられることを知った時からです。
 それ以前、阪神淡路大震災のときに寄付金のみで「汗をかく支援」ができず、 隔靴掻痒たる思いを抱いたことも伏線にありました。
 特に東京都県境、隣町とも言える「八王子市南大沢地区」に多くの避難民の 方々がおられることは、我々SGRCの出番もあるのではないかと考えた次第で す。
 加藤さんを通じて紹介された三宅村の佐久間村会議員との卓話&ヒアリング の結果、2000/2001年度では職業奉仕委員会の担当にて「高齢者中心の"職 業斡旋"」に的を絞ることといたしました。
 幸いにして、成田元会員の御協力を得て就職説明会(2001/4/10―上柚木 団地集会室にて、参加者約30名)を開催することができました。その結果、(株) 日機グループ・清掃事業への4名の就職という成果を得ることができました。
 引き続いての、2001/2002年度では佐藤寅蔵・現会長が、「三宅島支援委員 会」という新組織を設定し、更なる取り組みを模索しているわけです。
 2001/2002年度においても三宅島支援委員会の加藤委員長は、佐久間村会 議員とのヒアリングを重ねています。
 昨年のテーマである"職業斡旋事業"は現在「三宅八王子の会」がフォロー されているようです。
 当クラブとしては年度当初「保育所支援」等の検討を行いました。(大妻女 子大ボランティアグループ「ドルフィン」取り組みのフォロー等→当座は様子 見!)
 そして2002年2月の直近の打ち合わせで、やっと新しいアイディアが生ま れました。それは「癒し型支援」から「帰島後夢づくり支援」(復興支援)へ の切り換えであります。
 まだまだ帰島の目処がついていないとはいえ、火山性ガスは前年比三分の一 まで減ってきています。2002年6月答申予定にて「三宅村基本計画」(観光立 島?)も検討され始めています。  このような動きから、「新しい三宅を支える子供達」も、そろそろ前向きな 夢を育むべき時期がきているのではないでしょうか?確かに大噴火のたびに島 内人口は減ってきています。今回も島を捨てることを考えている方(含む―子 供!)は少なくないようです。しかし、であるからこそ、島のこれからに賭け る人たちの意気込みに声援を送りたいと思います。
 噴火前の島のガイドブックを見ても、「サタドー岬」、「三七山」、「赤場暁(あ かばっきょう)」、「ひょうたん山」等の噴火の爪痕の転じた観光資源は豊かで す。更に今回の噴火により「雄山」は世界最大級の陥没火口を有する活火山と して多くの観光客を集める可能性があります。ジャック・モイヤー氏が紹介し 世界的に知られたアカコッカ等の「野鳥の宝庫」!その復活も夢ではないでし ょう。その他、黒い砂浜、イルカ・ウォツチング、ダイビングスポット、旬で 新鮮な魚介類等々!夢づくりの素材には事欠きません!
 しかし再出発、再チャレンジには相応の準備が必要でしょう。多くの支援も 欠かせません。
 その中で、我々としては「子供達への夢づくり支援」に的を絞りたいと思い ます。
 【例えば(1)三宅島の子供達(主に中・高生―現中学生70名強、現高校 生約25名)対象に「復興夢プラン」を募集する。(※腕利きの漁師、ダイビン グ・インストラクター、火山ガイド、ヘリコプターパイロット等、また雲仙等 の類似被災地・復興状況視察も良い)(2)優秀案選定後に、一件につき10〜20 万円の夢づくり準備金を支給する。】  今後、三宅島支援委員会を中心に社会奉仕委員会、新世代奉仕委員会、理事 会等で具体策を煮詰めたいと思います。

(2002/2/22 文責 SGRC 原 幹郎)